横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -91ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●今月の香。8月も蓮の香り「荷葉」の薫物(たきもの)です

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

8月は和風月名で葉月(葉が落ちる月)、そして明日はもう立秋です。

旧暦ですから1、2カ月季節感がずれているとはいえ、この暑さではとてもとても明日が立秋とは思えませんね。

生徒さんには、海や山でこの酷暑を避けて頂きたいところところなのですが

今月も六種の薫物の一つで夏の薫物の「荷葉」を聞くお稽古がございます。

「荷葉」とは、蓮の香りになぞらえた香りです。

7月の 山田尼の薫物とどのように違っているのか?

同じ薫物を比べるのもとてもおもしろいことです。

蓮の香りを聞いて少しは涼しくなっていただかないと!

 

8月のお稽古予定

21日(水) 午後3時30分~4時45分

23日(金) 午後5時~6時15分

どちらかご都合の良い日をお選び下さい。

 

※なお、お問い合わせがありましたらこちらからどうぞ。

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●独特な香りも良い香り?清少納言

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

うだるような暑さが続いています。

秋に備えて体調を崩さないようにしなければと思います。

皆様もお身体ご自愛下さいますように!

 

有史以来、最も気温が高かったのは、西暦1000年(800~1300年)頃。

平安時代から鎌倉時代だそうです。
木の年輪の幅や、氷床に含まれる大気の組成などから推定された気温からそのように推定できるのだとか。

でも今年が一番暑いのでは?

 

 

清少納言の「枕草子」の「いみじう暑きころ」の段には

 

ものすごく暑い夏の夕方のことが書かれています。

跳んでも意訳をしてみますと

 

とっても暑いころ、夕涼みの時間に薄暗くなって来て

そこにいるのは誰?

と問いかけたくなるころのことよ

高貴な方が先払いして車を走らせるのは言うまでもないこと

普通人が車の後ろのスダレ(簾)を上げて走ってるのって涼しそうよね~

車から琵琶掻き鳴らしたり、笛の音が聞こえてくるのって素敵音譜

行かないで~

って感じ

その車が通り過ぎる時に牛の尾から鞍にかける皮紐の香りがして

変な嗅いだことのない香りなの

だけどその香りなんだかいいのよね~

私ってどうかしてる?おかしい?

 

とこのように綴っているのです。

 

通り過ぎる牛車の香りは、

蒸れた革靴みたいな香り!(本当はもっとすごい表現)

その香りが言いたくないけど心ひかれる香りだったと言うことですから

私っておかしいのかしら?どうかしてる!

となるのです。

 

やはり香りは、例え万人がいやな香りだと思っていても、人によっては芳香、とまではいかなくても快い香りと感じることがあるのですね。

 

猫も靴の匂いや靴下の匂いが好きなようです。

決して嫌がってはいません。

フレーメン現象と言われる笑ったような顔をします。

清少納言も猫的な臭覚の持ち主だったのでしょうか?

 

薫物として合香する前の香には、良い香りとは言いにくい香りもあります。

それがブレンドされると芳香に変わるのですから不思議ですね。

 

 

●朝顔は毎日咲いていますが・・・

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

毎日ぐったりする暑さが続いています。

少しは涼しくしようと夕方には草木にお水をあげています

六月に芽を出した朝顔は、ぐんぐん伸びて毎日花を咲かせています。

壁面いっぱいに咲いている朝顔が目に浮かびますが、

我が家の朝顔の花はたくさん咲いてくれません。

朝顔って朝と夕方必ずお水をやらないといけないのですよね。

ずいぶんと時が経過して、小学校の夏休みに育てた朝顔の育て方などすっかり忘れています。

 

昼間の猛暑で、時間が経たないうちにお花も葉っぱもぐったりしています。

しかもよく分からないカメムシに似たような虫がいっぱい!

それで朝顔の花がたくさん咲かないのかしら?

 

朝顔の花を見るとどうしても「源氏物語」の朝顔の姫君を思い出してしまいます

「朝顔」の「源氏合わせ」はまだまだずっと先のことなのですが・・・

 

暑さはこれから本格的になるのに

早く涼しくならないかな~

 

8月のお稽古予定

21日(水) 午後3時30分~4時45分

23日(金) 午後5時~6時15分

どちらかご都合の良い日をお選び下さい。

 

※なお、お問い合わせがありましたらこちらからどうぞ。

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「荷葉」の香は懐かしい香り

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

 

7月のお稽古には

暑い中お越し頂きまして

ありがとうございました。

 

行田での蓮の様子をお話ししながら

お稽古いたしました。

 

 

 

蓮の花の香りをご存じな方と

ご存じでない方がいらっしゃいました。

 

山田尼の「荷葉」を聞香なさって

どなたも素晴らしい気色

(平安朝香道では、その香を聞いた時

 どのように感じ思ったか。

 思い描いた情景や想いを気色と申します)

を述べられました。

 

蓮の香りを知ってしまえば

当たり前の香りになってしまいますが

知らないうちは脳がフル回転して

様々な想像が出来上がり、

過去の記憶も蘇らせてくれるのです。

 

 

 

 

一時中国で過ごされた生徒さん は、蓮の香りをご存じありません。

山田尼の「荷葉」の香りをお稽古で聞香され

「懐かしい香り」

とおっしゃいました。

 

蓮池の周囲を散策した時

どこからともなく漂っていた

あの甘い香りが

この「荷葉」の香りだそうです。

 

この方はもう蓮の花の香りを

既に言い当てていらっしゃるのです。

 

答えを知ってしまうと

「な~んだ、そうだったのね」

なのですが・・・

 

私はそのことが

とても大切なことだと思うのです。

薫物に合わせてある

一つ一つの香を分析できるのも

素晴らしい能力です。

 

香水の名調香師でも

和の合香家の名香司でも

どんな香りで構成されているのか

正確に言い当てられる

天才的才能をお持ちの方がいらっしゃいます。

創作なさる方には大変重要な要素です。

 

でも大切なことは

香りを聞いた方がどのような情景を想像し

どのような思いを持たれるか。

 

その方の心や身体にプラスになるのか?

それがとても重要なことなのではないかと

思っております。

 

 

丁度霧雨が降っていたかしら?

彼と相合い傘で蓮池に近づくと

ファ~~と甘い香りがして

池の周囲を散策している間

ず~とほのかに香っていた。

あの時の香りラブラブ

 

と彼女が思ったかは定かではありませんが

お稽古にいらした生徒さんは

 

中国で蓮池に近づいた時

香っていた香りであり

中国でよく香っていた香り

だとおっしゃっていました。

「荷葉」を聞いてその頃を思い出されたのです。

 

香りって思い出にも繋がりますよね。

悪しき香りもまた同じことが言えると思いますが、

どうせなら芳香を思い出にしたいものです。

 

「荷葉」が思い出を引き出させて

私もとても嬉しくなりました音譜

●今月の香。課題の薫物は、「荷葉」です

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

雨が上がってとても蒸し暑くなっています。

 

今月の平安朝香道の課題は、「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)より「山田尼」(やまだのあま)の香です。  

 

「薫集類抄」は平安時代末期に勅命によって、歌人で歌学者の藤原範兼が編纂を命じられた日本最古の薫物(たきもの)の指南書です。

 

「六種の薫物」(むくさのたきもの)の一つの「荷葉」はこの「薫集類抄」に著されています。

「荷葉」は「六種の薫物」の夏の薫物です。

 

荷葉は、蓮の香りを表現した香なのですが、山田尼はどのように蓮の香りを創作しているのでしょう?

 

平安時代の香りが蘇るわけですから、薫香と共にその時代へタイムスリップ!

考えてみると、とっても不思議!

古の人々に習って、蓮の香りを新しく創作するのも楽しいことです。

「どの香を使おうかしら」

「これとこれと・・・」

色々な情景や想いを香を合わせることで作り上げ、心の栄養となっていただければ嬉しく思います。

 

古代蓮の香りを存分に味わってきた私は、香道をお教えするだけでなく、また新たな薫物を作ることも楽しいことなのです。

香りの難しいところは言葉や画像では相手に伝えることが出来ないことです。

その香りに出会った時に

「あっ!この香りね!」とか

「今まで出会ったことのない香り!」とか

その方によって感想も様々となります。

 

荷葉の薫物をお聞きになりたい方は、是非足をお運びください。

まだブログが整っておりませんので、しばらくの間ご用の方はコメントからご連絡くださいますようにお願いいたします。