横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -91ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●和の香りを聞いて心穏やかになりましょう

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

真夏のような暑さはもうたくさんですね。

秋はまだでしょうか?

暑さ寒さに強いはずのススキも、

猛烈な暑さで葉が所々枯れたようになっています。

穂もまだ見えません。

 

心が沈んでしまいがちですが

初代宗師(家元)にご指導頂いた折に創作した薫物(色々な香を練り合わせて作ったもの)を取り出して

久しぶりに自作の香を焚いてみました。

 

 

何年も冷暗所に保存していたものです。

その時の御題は

色かはる 秋の菊をばひととせに 
  ふたたびにほふ 花とこそ見れ
          よみ人しらず『古今和歌集』


この和歌から感じた思いや情景などを想像し、
薫物を創作するのです。
菊の花そのものの香りでもかまいません。


作った薫物をしばらく寝かせ熟成を待ちます。
後日、生徒全員が自作の薫物を持参し、
一人一人の薫物を聞いて判者(判定者)となり
自分の好みの薫物を選びます。
最後に宗師も判者となります。
表向きは優劣を競うことになりますが、
判定者の好みで大きく違ってきます。


通常の「薫物合わせ」では判者が一人で判定を行っていますが、平安朝香道ではそれぞれが判定者です。
「薫物合わせ」は平安時代に宮廷で行われた遊びでした。
その遊びに習って行っております。


私は何年か前に、この平安朝香道の「薫物合わせ」に向けて
何日も試行錯誤して作ったのですが
その日は出席できず皆様の薫物を聞くことが出来ませんでした。
自作の薫物も披露できず、残念な思いをいたしました。
今回焚いた薫物は、その時の薫物です。


短歌の解釈とは違いますが、
変化する菊の花色と、移り気な男性の心を掛けて
秋の物悲しさと、澄みわたる秋の空を思わせる
切なく、澄んだ香りを表現しました。 


一人静かに聞く薫物は、
心を落ち着かせとても穏やかになります。


平安時代の宮廷でもこのように独自の香りを作り、
一人心落ち着かせ、一日を穏やかに過ごそうとしていたのではないでしょうか。
早く涼しくなると良いですね。


今月のお稽古は

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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●香りの効用は枕草子より「心ときめきするもの」

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

朝晩少しずつ秋の足音が近づいているような・・・

でも日中はまだ夏ですね。

 

サーフボードを抱えて少し肩を落としたサーファー

日頃元気一杯のサーファーにも疲れと陽の陰りで

秋の気配がしています。

私には「心ときめきするもの」に思えます。

 

跳んでも意訳で、今日は

清少納言の「心ときめきするもの」

 

突然飛び込んできた幼い雀

怪我してるのかしら?

迷子になったのかしら?

なんだか弱ってるみたい。

 

飛べるようになるまで面倒見て上げましょう!

私で大丈夫かしら?大丈夫よね!

不安と期待が入り交じって

なんだかドキドキしちゃうわ。

 

乳飲み子が遊んでる前を通るとき

あっちこっちハイハイして回って危ないッドンッ

たらないの。

踏んでしまいそう。どうしましょ!

ハラハラ、ドキドキ

あぶない危ない

 

中宮様から教わった秘密の薫物

そっと焚いて一人寝

優雅よ~ドキドキ

明日はなんだかいいことありそう音譜

中略

 

久しぶりにシャンプーしたの

1カ月ぶりかしら?

さっぱりしてお化粧もしたわ~

 

お気に入りの香を焚き染めた衣に着替えて

なんていい気分なのドキドキ

 

だ~ぁれも見てる人なんていないんだけど

とぉ~ってもステキな気分

私だけのしあわせ~~音譜

後略

 

などと清少納言は綴っています。

2箇所で香りの効用を「心ときめきするもの」

と幸せいっぱいなドキドキ感と充実感で

あふれる思いを表現をしているのです。

 

香や薫物の香りって改めて凄いと思います。

女性が、このように一人でときめく時間

平安時代も現代も変わることはないようです。

●香りのガイドブック「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)より、

菊花(きっか・菊の香りの薫物)です

 

ご訪問ありがとうございます
平安朝香道 朝倉涼香です

 

早いもので、今日から9月ですね。

まだまだ暑い日が続くようです。

 

夏のお花も元気にしているのはサルスべり(百日紅)ぐらいです。

 

 

庭は草が生い茂っていて涼しくならないと草取りもする気になれません。

早く涼しくなってほしいものです。

 

今まで「薫集類抄」から

月ごとに課題の薫物でお稽古をすすめてまいりました。

 

今月はもう秋の薫物で

 

「菊花」です。

 

「薫集類抄」は平安時代も後期からその後

 宮廷人にはなくてはならない薫物の指南書。

 

唐から伝わった外国の美容情報も各種書かれていて

大変参考になったことでしょう。

 

今でしたら、男女で共有して読める永久保存版美容情報誌

です。

何しろ

 飲んで香る音譜

 お風呂に入っていい香りが~音譜

 彼や夫にお手紙書いて素敵な香りも届ける 音譜

 

何といっても一人で楽しむルームフレグランスドキドキ

何といっても自分でウットリできる異空間ラブラブ

 

このような情報がレシピ付なら大切に永久保存ですね

 

春の薫物

末摘花(年3回の「源氏合わせ」)

夏の薫物(2回)

そして今月は

秋の薫物で「菊花」です

 

季節ごとに楽しむ薫物は平安時代から続いております。

香を合わせながら無心になる時間

香りを聞きながら心が豊かになり明日も元気に過ごせます

 

平安の薫物を聞香なさりたい方は

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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●日本へ香をもたらした鑑真和上と唐招提寺。

そして蓮のお線香

 

ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です

 

7月、8月の課題の香は、夏の薫物の「荷葉」(蓮の香りを模した香) でした。

2回も「荷葉」が続いてしまいましたが・・・

 

 

以前奈良の唐招提寺へ行った折、

3種類のお線香を求めました。

そのことを思い出したのです。

 

 

「唐招提寺のお線香、確か蓮だったわ」

 

 

蓮の香りを写したお線香だったことを思い出し

折角蓮の香りの薫物をお稽古に使っているのですから

と急遽思い立ったのです。

 

蓮のお線香のお話をする前に

唐招提寺と言ったら~

 

鑑真

ですよね

 

鑑真和上は、唐から日本に初めて正式に仏教の戒律を伝え

唐招提寺を開山しました。

 

鑑真は688年唐の時代に揚州江陽県に

生まれました。

 

14歳で揚州大雲寺へ出家し

21歳の時、長安実際寺で具足戒を受け

正式な僧侶となりました。

 

742年揚州大明寺で遣唐使として訪れていた

興福寺の僧の栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)と会い

聖武天皇の招請を受けました。

 

743年第1次、第2次と渡航に失敗

744年第3次、第4次も失敗しました。

748年第5次渡航も振州(海南島)に漂着し、北へ進む途中

失明することとなりました。

(東征伝)

 

743年から日本への渡航を試みましたが

5度の挫折。

(井上靖「天平の甍」でその難行辛苦がわかります)

視力を失いながらも

753年6度目に密かに遣唐使船に乗り薩摩の坊津に着いたのです。

 

754年には東大寺で聖武上皇・考謙天皇・光明皇太后らに戒を授けました。

759年唐招提寺を開山、

今では律宗の総本山となっています。

 

鑑真和上が日本にもたらしたものは、

仏教に関する仏論や仏画、仏像の他、

医薬や香の調合方など多岐に渡っています。

 

蓮の花まで携えていらしたとは・・・

 

香を聞いたり創作する者にはとても重要な方なのです。

医薬=香

もしも鑑真和上が渡来していなければ香を合わせる薫物は

ずっと後のことになったでしょう。

 

そこで

 

8月のお稽古の後で生徒さんに「唐招提寺青蓮」のお線香を聞いていただきました。

 

 

ブルーグリーンのパッケージの「唐招提寺青蓮」と

ローズピンクのパッケージの「唐招提寺蓮」

 

どちらもお線香には、蓮の種子を練り込んでいるとのことです。

唐招提寺青蓮も唐招提寺蓮も唐招提寺の開祖である鑑真が自ら携えて来た蓮なのです。

 

2千年前の古代蓮も驚くべきことですが、

天平時代から唐招提寺で開花していた蓮音譜

今でも咲き続けているのです。

 

唐招提寺蓮は八重咲きの紅蓮

唐招提寺青蓮は一重咲きの青蓮(青みがかった白)

 

この二つの蓮の香りを模したお線香です。

今回は唐招提寺青蓮を聞いてみました。

 

清々しくほのかに甘い香り

白蓮を表現するような透明感と清々しさ

天平の甍のそびえる唐招提寺にふさわしい蓮の香りでした。

 

このような香りが作れたらいいな~

 

人間の英知と化学の力が融合して出来ているものでしょうから

敵うはずはありませんね。

 

でも香を合わせて出来る薫物は、香の種類や微妙な香の量で違ってきます。

私もがんばらなくちゃメラメラ

 

出来れば来年は奈良に行って唐招提寺の蓮の花を観て、その香りも確かめたいものです。

●和の香り(夏の薫物の「荷葉」)のお稽古におまけが付きました

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

8月のお稽古は、7月に引き続き

夏の薫物の「荷葉」でした。

「また今月も荷葉なさるのですか?」

 

このような声が聞こえてきそうでしたが

女性の薫物と男性の薫物でどのような違いが出るのか

とても興味深いと思いましたので2回続けて「荷葉」

となりました。

 

季節が夏であることと、間を空けてしまうと

前回聞いた「荷葉」もすっかり忘れてしまうのでは

このような思いで2回続けることといたしました。

 

前月の「山田尼の荷葉」と今月の「源公忠の荷葉」

生徒さんの感じ方もそれぞれ違っておりました。

 

香りを言葉に著し、理解して頂くことは難しいことです。

でも、薫物が焚かれた空間には澄んだ青空を背景に、

花開いた蓮がず~~と遠くまで風に揺れる風景が

見えていたのでは?

と思っております。

 

 

「荷葉」を聞いた後、

今月は特別に以前私が奈良の唐招提寺で求めた

蓮の香りのお線香を聞いて頂きました。