横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -90ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

香りのガイドブック「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)より、

菊花(きっか・菊の香りの薫物)です

 

ご訪問ありがとうございます
平安朝香道 朝倉涼香です

 

早いもので、今日から9月ですね。

まだまだ暑い日が続くようです。

 

夏のお花も元気にしているのはサルスべり(百日紅)ぐらいです。

 

 

庭は草が生い茂っていて涼しくならないと草取りもする気になれません。

早く涼しくなってほしいものです。

 

今まで「薫集類抄」から

月ごとに課題の薫物でお稽古をすすめてまいりました。

 

今月はもう秋の薫物で

 

「菊花」です。

 

「薫集類抄」は平安時代も後期からその後

 宮廷人にはなくてはならない薫物の指南書。

 

唐から伝わった外国の美容情報も各種書かれていて

大変参考になったことでしょう。

 

今でしたら、男女で共有して読める永久保存版美容情報誌

です。

何しろ

 飲んで香る音譜

 お風呂に入っていい香りが~音譜

 彼や夫にお手紙書いて素敵な香りも届ける 音譜

 

何といっても一人で楽しむルームフレグランスドキドキ

何といっても自分でウットリできる異空間ラブラブ

 

このような情報がレシピ付なら大切に永久保存ですね

 

春の薫物

末摘花(年3回の「源氏合わせ」)

夏の薫物(2回)

そして今月は

秋の薫物で「菊花」です

 

季節ごとに楽しむ薫物は平安時代から続いております。

香を合わせながら無心になる時間

香りを聞きながら心が豊かになり明日も元気に過ごせます

 

平安の薫物を聞香なさりたい方は

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

ダウン

お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

ダウン

平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

 

 

日本へ香をもたらした鑑真和上と唐招提寺。

そして蓮のお線香

 

ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です

 

7月、8月の課題の香は、夏の薫物の「荷葉」(蓮の香りを模した香) でした。

2回も「荷葉」が続いてしまいましたが・・・

 

 

以前奈良の唐招提寺へ行った折、

3種類のお線香を求めました。

そのことを思い出したのです。

 

 

「唐招提寺のお線香、確か蓮だったわ」

 

 

蓮の香りを写したお線香だったことを思い出し

折角蓮の香りの薫物をお稽古に使っているのですから

と急遽思い立ったのです。

 

蓮のお線香のお話をする前に

唐招提寺と言ったら~

 

鑑真

ですよね

 

鑑真和上は、唐から日本に初めて正式に仏教の戒律を伝え

唐招提寺を開山しました。

 

鑑真は688年唐の時代に揚州江陽県に

生まれました。

 

14歳で揚州大雲寺へ出家し

21歳の時、長安実際寺で具足戒を受け

正式な僧侶となりました。

 

742年揚州大明寺で遣唐使として訪れていた

興福寺の僧の栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)と会い

聖武天皇の招請を受けました。

 

743年第1次、第2次と渡航に失敗

744年第3次、第4次も失敗しました。

748年第5次渡航も振州(海南島)に漂着し、北へ進む途中

失明することとなりました。

(東征伝)

 

743年から日本への渡航を試みましたが

5度の挫折。

(井上靖「天平の甍」でその難行辛苦がわかります)

視力を失いながらも

753年6度目に密かに遣唐使船に乗り薩摩の坊津に着いたのです。

 

754年には東大寺で聖武上皇・考謙天皇・光明皇太后らに戒を授けました。

759年唐招提寺を開山、

今では律宗の総本山となっています。

 

鑑真和上が日本にもたらしたものは、

仏教に関する仏論や仏画、仏像の他、

医薬や香の調合方など多岐に渡っています。

 

蓮の花まで携えていらしたとは・・・

 

香を聞いたり創作する者にはとても重要な方なのです。

医薬=香

もしも鑑真和上が渡来していなければ香を合わせる薫物は

ずっと後のことになったでしょう。

 

そこで

 

8月のお稽古の後で生徒さんに「唐招提寺青蓮」のお線香を聞いていただきました。

 

 

ブルーグリーンのパッケージの「唐招提寺青蓮」と

ローズピンクのパッケージの「唐招提寺蓮」

 

どちらもお線香には、蓮の種子を練り込んでいるとのことです。

唐招提寺青蓮も唐招提寺蓮も唐招提寺の開祖である鑑真が自ら携えて来た蓮なのです。

 

2千年前の古代蓮も驚くべきことですが、

天平時代から唐招提寺で開花していた蓮音譜

今でも咲き続けているのです。

 

唐招提寺蓮は八重咲きの紅蓮

唐招提寺青蓮は一重咲きの青蓮(青みがかった白)

 

この二つの蓮の香りを模したお線香です。

今回は唐招提寺青蓮を聞いてみました。

 

清々しくほのかに甘い香り

白蓮を表現するような透明感と清々しさ

天平の甍のそびえる唐招提寺にふさわしい蓮の香りでした。

 

このような香りが作れたらいいな~

 

人間の英知と化学の力が融合して出来ているものでしょうから

敵うはずはありませんね。

 

でも香を合わせて出来る薫物は、香の種類や微妙な香の量で違ってきます。

私もがんばらなくちゃメラメラ

 

出来れば来年は奈良に行って唐招提寺の蓮の花を観て、その香りも確かめたいものです。

和の香り(夏の薫物の「荷葉」)のお稽古におまけが付きました

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

8月のお稽古は、7月に引き続き

夏の薫物の「荷葉」でした。

「また今月も荷葉なさるのですか?」

 

このような声が聞こえてきそうでしたが

女性の薫物と男性の薫物でどのような違いが出るのか

とても興味深いと思いましたので2回続けて「荷葉」

となりました。

 

季節が夏であることと、間を空けてしまうと

前回聞いた「荷葉」もすっかり忘れてしまうのでは

このような思いで2回続けることといたしました。

 

前月の「山田尼の荷葉」と今月の「源公忠の荷葉」

生徒さんの感じ方もそれぞれ違っておりました。

 

香りを言葉に著し、理解して頂くことは難しいことです。

でも、薫物が焚かれた空間には澄んだ青空を背景に、

花開いた蓮がず~~と遠くまで風に揺れる風景が

見えていたのでは?

と思っております。

 

 

「荷葉」を聞いた後、

今月は特別に以前私が奈良の唐招提寺で求めた

蓮の香りのお線香を聞いて頂きました。

 

 

● 古典の香りを学ぶには「源氏物語」、

  「源氏物語」は「あさきゆめみし」から

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

暑い暑いお休みいかがお過ごしでしたか?

今日はほんの少し暑さが和らいでいます。

涼しくなるのがとっても待ち遠しいですね。

 

 

暑い日のお風呂上がりのリラックスタイムには

エアコンの効いたお部屋で好きな香りを楽しみながら

古典に親しむのも優雅です。

 

 

世界最古の長編小説「源氏物語」などはいかがですか?

 

などと言うと叱られてしまいそうです。

 

でも古典でしょ?

古典は高校の時教科書で少しかじったくらいで。

日本語といっても、外国語みたいだし。

読んだことがないので大丈夫でしょうか?

 

平安朝香道へのお問い合わせで、多い質問なのです。

 

大丈夫、大丈夫

ご安心ください音譜

 

「源氏物語」初心者なら

 

 

お風呂上がりにも手軽に読めるのは

大和和紀さんの「あさきゆめみし」(講談社漫画文庫)です。

受験生の古典のバイブルとして多くの方に読まれたものです。

今でも変わらないのでは?

 

ストーリーを読み取ったり、登場人物を知るには

最適なのではないでしょうか。

今まで「源氏物語」に縁のなかった方は、

先ずここから読み始めるのが最良かもしれません。

受験用の対訳本も読み易いですね。(重要箇所の抜粋が多いのかもしれませんが)

 

次に各作家の思いや意向も盛り込まれた現代語の訳本。

お好きな作家の「源氏物語」を読まれるのが

より楽しいかもしれません。

 

古典は得意

現代語訳は一度読んでます

どうしても原文で味わいたい

とおっしゃる方は

原文と脚注や訳のある

日本古典文学全集(小学館・対訳あり)や

日本古典文学大系(岩波書店・対訳なし)

などからお選びになるとよろしいかと思います。

 

平安朝香道では「源氏合わせ」を行う折には

その巻の現代語訳(原文でも可)をお読みいただきます。

「源氏合わせ」をなさるまでは

「あさきゆめみし」で「源氏物語」の世界を楽しんで頂ければやり易いでしょう。

 

時間を忘れてしまいますので、身体を冷やさないよう要注意です。

リラックスするつもりが夢中になってリラックスでなくなってはいけませんので程々に!

 

「あさきゆめみし」には香りの表現があったかしら?

忘れておりますが・・・

現代語訳には香りが散りばめられています。

 

 

「源氏物語」には香りに関する表現が

あちらこちらに散りばめられている!

 

ときっと驚かれることでしょう。

 

古典の香りを知るためには「源氏物語」

世界最古の長編小説という評価だけでなく

平安時代の貴族にとってどのような香りが重要であるか

お解りいただけると思います。

 

その古典の香りを平安朝香道では

お稽古で奏香しております。

● 香りのある樹木は弥生時代にも

 

ご訪問ありがとうございます。

朝倉涼香です

 

平安朝香道では、様々な香を使用して薫香を作っております。

私たちが今使用している香はいつごろからあるのでしょうか?

 

日本にも弥生時代には、香りのある樹木が存在していました。
その最も古い文献は、三世紀に西晋の陳寿によって著された
「三国志」の中の「魏書東夷倭人条」(魏志倭人伝)です。
弥生時代の邪馬台国や卑弥呼について記されており、日本列島の地理や風俗などが詳しく著されています。

 

 

当時の日本人ががどのような生活をし、どのような存在だったのかが理解できる興味深い文献です
そこには、もともと日本に自生していた植物 が

数多く登場するのです。

 


                               クスノキ

 

今も日本の森や林を形成するよく知られた植物達です。
クス(楠)・シイ(椎)・クヌギ(櫟)・カシ(樫)・カエデ(楓)まだまだありますが私たちがよく知っている植物ばかりです。

先ずは食用や住居として使用されたとするのが自然ですが、

暖を取ったり、占いや祈りの際に焚きくべていたことも想像されます。
クスノキもカエデ(楠木は樟脳に、楓は楓香に)も焚かなくともよい香りですから、弥生人も香りのする樹木として活用したとしても不自然なことではありません。



植物も世代交代しながら生き長らえてきたのでしょうね。
何といっても樹木は長生きです。

何百年も、何千年もの間その場所に立ち続けているものもあるのですから。

魏志倭人伝に登場する樹木を長い年月に渡って、食料や木材として使用し、一世紀半後仏教伝来(538年)に伴い一部の人々は、新たに日本に渡来した様々な香を手にすることとなるのです。

 

今では、手に入らなくなった香や解明されていない香もございます。

そのようなお話も交えながらお稽古を進めて参ります。

 

8月のお稽古予定

21日(水) 午後3時30分~4時45分

23日(金) 午後5時~6時15分

どちらかご都合の良い日をお選び下さい。

 

※なお、お問い合わせがありましたらこちらからどうぞ。

ダウン

お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

ダウン

平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する