横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -89ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

和の香料とハーブ&スパイス

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

前回は、和の香料を合わせて作る薫物

(様々な香料を練り合わせて丸薬状にしたもの)

とカレー粉作りがよく似ていると言うお話でした。

 

                               スパイス各種

手作りカレー粉を作ろうと買っておいた

「朝岡スパイス」の香辛料です。

 

ブレンドするスパイス(ハーブも含みます)の量で

香りも味も違ってくるそうです。

 

当然と言えば当然のことなのですが、

とてもおもしろいですね。

 

それは平安朝香道でも同じです。

香の種類と量で薫物の香りが違ってくるのです。

 

カレー粉のスパイスやハーブ(スパイス・ハーブ)

呼び方が違っているだけで

和の香りと共通する香料が数多くあるのです。

 

カレーの黄色を出す

 

           ターメリックは鬱金(うこん)

 

芳香のスパイス

 

           シナモンは桂皮(けいひ)

 

           ナツメグは肉荳蔲(にくずく)

 

           フェンネルは茴香(ういきょう) 

 

           クローブは丁子(ちょうじ)

 

           リコリスは甘草(かんぞう)

            

           タイムは立麝香草(たちじゃこうそう)

 

           ジャバニーズジンジャーは山椒(さんしょ)

 

などなど

お料理でお馴染みのスパイスたちですが

世界には、調味料かつ薬用として使われているスパイスは

千種類を超えるそうです。

 

漢方薬としてお馴染みの香辛料もありますよね。

 

平安朝香道で使う香も漢方で使う薬剤も西洋のハーブも

シルクロードを通ってやってきたのですから

呼び方は違っても同じものなのです。

 

源は同じで出来上がったものは大いに異なる

使う香料と量で全く違うものが出来上がるのですから

不思議!

 

カレー粉作りを観ていて

「薫物作りと同じ」と思った理由を改めて納得。

 

大きな違いは、

薫物香道は、沈香を使用する量が多いことです。

 

ターメリックやクミン、もっと各種の香をブレンドしたら

薫物もカレーになるのでしょうか?

 

そんなことはないですよね。

 

 

今日はお稽古の日です。

 

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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香りのする夕顔はもう咲かないとあきらめていましたが・・・

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

今日は「カレー粉を作る香料と和の香料の呼び方」

のはずでしたが

 

なんと昨日、夕顔の花の大きな蕾を見つけ

喜んでいたら

 

なんと夕方には

大きな真っ白な花が開いていたのですビックリマーク

 

 

今年はもう夕顔の花は咲かない

と諦めていたので

嬉しくて、嬉しくて

 

「源氏物語」の「夕顔」に登場する夕顔の花

ではありませんが、

 

「白花夕顔」の種として販売されていて

夕顔だとばかり思っていましたが

調べてみると、夕顔ではなく 「白花夕顔」と言う

ヒルガオ科の夜顔なのだそうです。

 

通称「夕顔」

 

ウ~~ン  紛らわしい

 

「源氏物語」に登場する夕顔の花は

ウリ科の一年草で若い果肉を

ひも状に細く切り乾燥させて

干瓢(かんぴょう)となります。

 

夕顔の花には香りがないそうです。

 

私が育ててみた白花夕顔、通称夕顔には

香りがありました。

この時を待っていたのです。

 

夜になると真っ白な花は暗闇の中で

今までよりもいっそう大きく

ほの白く光っているように思えました。

 

鼻を近づけるとほのかに香りが・・・

優しく静かに肌にしっとりとまとわりつくような

ベビーパウダーでしょうか?

たった一つしか咲いていないので

辺りに漂う香りではありませんが

まるで「源氏物語」に登場する夕顔の姫君のように

控えめながら内に情熱を秘めている香り

 

暗闇で白く光り、香りを放っているなんて

なんと妖艶な 

そして朝にはしぼんでしまう

なんと怪しげ

朝起きるとやはりしぼんでいました。

 

 

香りを持っていることからすると

本来の「夕顔」よりこちらのヨルガオ科の「夕顔」が

「源氏物語」の「夕顔」にふさわしいのでは

などと思います。

 

とってもややこしい!

 

ヨルガオ科の夕顔は明治の始めに渡来したので

平安時代には存在していないのです。

因みに朝顔もヒルガオ科です。

 

今月のお稽古は

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

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香を合わせて薫物(たきもの)を作る

ってカレー粉作りに似ています

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

一昨日の暑さはどうしたことか

朝晩は過ごしやすくなりました。

 

                               フジバカマ

 

台風の被害にあわれ

未だに日常に戻れない方々に

心よりお見舞い申し上げます。

 

我が家も年数を経た家ですので、台風が来ると

一抹の不安を感じます。

 

心にも雨が降り続いているようで気が晴れません。

 

そのような時には

時間をかける作業をするのがよさそうです。

日頃できない趣味の手仕事や

コトコト煮るお料理もいいですね。

カレーやシチュー、ジャム作りなどです。

 

私は薫物(様々な香を練り合わせて丸薬状にしたもの)

を作ります。

 

 

 

薫物を聞くことだけでなく

心晴々したい時は

香料を一つ一つ時間をかけて練っています。

練っている間は日常色々と思い悩むことを忘れ、

無心に作業をしています。

 

 

一昨日10月17日テレビ東京で午後10時より放送された

「ガイアの夜明け 華麗なるカレー戦争」で観たカレー作りは

香を合わせる作業と同じでした。

香料をブレンドする作業は手早くでしたが

使っている香辛料も同じ香料がたくさん映っていました。

 

 

カレーで使用する香は刺激の多い香ですが

平安朝香道で使用する香料も数多く見られたのです。

 

薫物を作るときに様々な香を混ぜ合わせることを

合香と呼びます。

カレー粉作りを観ていて、まるで合香をしているよう

 

と思ったのです。

 

 

カレー粉作りで使用する香料の呼び方は横文字でオシャレキラキラ

平安朝香道の和の香りの香料も和名というだけで

全く同じ香料を使っているのです。

 

香料には、漢方で薬剤として使われているものもあるので、

医食同源また医香同源でもあるのです。

 

カレーが健康に良い

 

はこのような理由があります。

 

ストックしてあるカレーの香料を

  ちょっと拝借

時々ですが。

このようなことも出来るのです。

 

次回はカレー粉を作る香料と和の香料の呼び方を載せますね。

 

 

 

和の香りを聞いて心穏やかになりましょう

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

真夏のような暑さはもうたくさんですね。

秋はまだでしょうか?

暑さ寒さに強いはずのススキも、

猛烈な暑さで葉が所々枯れたようになっています。

穂もまだ見えません。

 

心が沈んでしまいがちですが

初代宗師(家元)にご指導頂いた折に創作した薫物(色々な香を練り合わせて作ったもの)を取り出して

久しぶりに自作の香を焚いてみました。

 

 

何年も冷暗所に保存していたものです。

その時の御題は

色かはる 秋の菊をばひととせに 
  ふたたびにほふ 花とこそ見れ
          よみ人しらず『古今和歌集』


この和歌から感じた思いや情景などを想像し、
薫物を創作するのです。
菊の花そのものの香りでもかまいません。


作った薫物をしばらく寝かせ熟成を待ちます。
後日、生徒全員が自作の薫物を持参し、
一人一人の薫物を聞いて判者(判定者)となり
自分の好みの薫物を選びます。
最後に宗師も判者となります。
表向きは優劣を競うことになりますが、
判定者の好みで大きく違ってきます。


通常の「薫物合わせ」では判者が一人で判定を行っていますが、平安朝香道ではそれぞれが判定者です。
「薫物合わせ」は平安時代に宮廷で行われた遊びでした。
その遊びに習って行っております。


私は何年か前に、この平安朝香道の「薫物合わせ」に向けて
何日も試行錯誤して作ったのですが
その日は出席できず皆様の薫物を聞くことが出来ませんでした。
自作の薫物も披露できず、残念な思いをいたしました。
今回焚いた薫物は、その時の薫物です。


短歌の解釈とは違いますが、
変化する菊の花色と、移り気な男性の心を掛けて
秋の物悲しさと、澄みわたる秋の空を思わせる
切なく、澄んだ香りを表現しました。 


一人静かに聞く薫物は、
心を落ち着かせとても穏やかになります。


平安時代の宮廷でもこのように独自の香りを作り、
一人心落ち着かせ、一日を穏やかに過ごそうとしていたのではないでしょうか。
早く涼しくなると良いですね。


今月のお稽古は

9月25日午後3時30分より

もしくは

9月27日午後5時より

お稽古をいたします。

 

お稽古場

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●香りの効用は枕草子より「心ときめきするもの」

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

朝晩少しずつ秋の足音が近づいているような・・・

でも日中はまだ夏ですね。

 

サーフボードを抱えて少し肩を落としたサーファー

日頃元気一杯のサーファーにも疲れと陽の陰りで

秋の気配がしています。

私には「心ときめきするもの」に思えます。

 

跳んでも意訳で、今日は

清少納言の「心ときめきするもの」

 

突然飛び込んできた幼い雀

怪我してるのかしら?

迷子になったのかしら?

なんだか弱ってるみたい。

 

飛べるようになるまで面倒見て上げましょう!

私で大丈夫かしら?大丈夫よね!

不安と期待が入り交じって

なんだかドキドキしちゃうわ。

 

乳飲み子が遊んでる前を通るとき

あっちこっちハイハイして回って危ないッドンッ

たらないの。

踏んでしまいそう。どうしましょ!

ハラハラ、ドキドキ

あぶない危ない

 

中宮様から教わった秘密の薫物

そっと焚いて一人寝

優雅よ~ドキドキ

明日はなんだかいいことありそう音譜

中略

 

久しぶりにシャンプーしたの

1カ月ぶりかしら?

さっぱりしてお化粧もしたわ~

 

お気に入りの香を焚き染めた衣に着替えて

なんていい気分なのドキドキ

 

だ~ぁれも見てる人なんていないんだけど

とぉ~ってもステキな気分

私だけのしあわせ~~音譜

後略

 

などと清少納言は綴っています。

2箇所で香りの効用を「心ときめきするもの」

と幸せいっぱいなドキドキ感と充実感で

あふれる思いを表現をしているのです。

 

香や薫物の香りって改めて凄いと思います。

女性が、このように一人でときめく時間

平安時代も現代も変わることはないようです。