香りの効用は枕草子より「心ときめきするもの」 | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●香りの効用は枕草子より「心ときめきするもの」

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

朝晩少しずつ秋の足音が近づいているような・・・

でも日中はまだ夏ですね。

 

サーフボードを抱えて少し肩を落としたサーファー

日頃元気一杯のサーファーにも疲れと陽の陰りで

秋の気配がしています。

私には「心ときめきするもの」に思えます。

 

跳んでも意訳で、今日は

清少納言の「心ときめきするもの」

 

突然飛び込んできた幼い雀

怪我してるのかしら?

迷子になったのかしら?

なんだか弱ってるみたい。

 

飛べるようになるまで面倒見て上げましょう!

私で大丈夫かしら?大丈夫よね!

不安と期待が入り交じって

なんだかドキドキしちゃうわ。

 

乳飲み子が遊んでる前を通るとき

あっちこっちハイハイして回って危ないッドンッ

たらないの。

踏んでしまいそう。どうしましょ!

ハラハラ、ドキドキ

あぶない危ない

 

中宮様から教わった秘密の薫物

そっと焚いて一人寝

優雅よ~ドキドキ

明日はなんだかいいことありそう音譜

中略

 

久しぶりにシャンプーしたの

1カ月ぶりかしら?

さっぱりしてお化粧もしたわ~

 

お気に入りの香を焚き染めた衣に着替えて

なんていい気分なのドキドキ

 

だ~ぁれも見てる人なんていないんだけど

とぉ~ってもステキな気分

私だけのしあわせ~~音譜

後略

 

などと清少納言は綴っています。

2箇所で香りの効用を「心ときめきするもの」

と幸せいっぱいなドキドキ感と充実感で

あふれる思いを表現をしているのです。

 

香や薫物の香りって改めて凄いと思います。

女性が、このように一人でときめく時間

平安時代も現代も変わることはないようです。