●香りの効用は枕草子より「心ときめきするもの」
ご訪問ありがとうございます。
平安朝香道の朝倉涼香です
朝晩少しずつ秋の足音が近づいているような・・・
でも日中はまだ夏ですね。
サーフボードを抱えて少し肩を落としたサーファー
日頃元気一杯のサーファーにも疲れと陽の陰りで
秋の気配がしています。
私には「心ときめきするもの」に思えます。
跳んでも意訳で、今日は
清少納言の「心ときめきするもの」
突然飛び込んできた幼い雀
怪我してるのかしら?
迷子になったのかしら?
なんだか弱ってるみたい。
飛べるようになるまで面倒見て上げましょう!
私で大丈夫かしら?大丈夫よね!
不安と期待が入り交じって
なんだかドキドキしちゃうわ。
乳飲み子が遊んでる前を通るとき
あっちこっちハイハイして回って危ないッ
たらないの。
踏んでしまいそう。どうしましょ!
ハラハラ、ドキドキ
あぶない危ない
中宮様から教わった秘密の薫物
そっと焚いて一人寝
優雅よ~
明日はなんだかいいことありそう
中略
久しぶりにシャンプーしたの
1カ月ぶりかしら?
さっぱりしてお化粧もしたわ~
お気に入りの香を焚き染めた衣に着替えて
なんていい気分なの
だ~ぁれも見てる人なんていないんだけど
とぉ~ってもステキな気分
私だけのしあわせ~~
後略
などと清少納言は綴っています。
2箇所で香りの効用を「心ときめきするもの」
と幸せいっぱいなドキドキ感と充実感で
あふれる思いを表現をしているのです。
香や薫物の香りって改めて凄いと思います。
女性が、このように一人でときめく時間
平安時代も現代も変わることはないようです。