横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -92ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

● この香り何日目の香り?

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

はっきりしないお天気が続いています。

雨に咲くハスの花が続いてしまいましたが、陽の光を浴びて輝く蓮の花も観たくなります。

残念ですが、梅雨が明けるまでは仕方ありませんね。

今日も雨の日の花蓮と蓮の花の香り、そして展望台からの眺めにおつき合いください。

 

時間が経って、花弁を閉じた花が多くなっているように思いました。

 

 

背景に見える展望台に登ります

 

見えたのは

蓮園

令和

世界最大としてギネス世界記録に認定されている行田市の田んぼアート、今年は ラグビー日本代表応援田んぼアートでした。

ニュースで観ていた田んぼアートはここだったのです。

こんなに大きいとは!

 

思わぬアートを観賞して 展望台を後にしました。

 

広大な蓮園と、広大な田んぼアート

すっかり喉も渇き、おなかもすいてしまいました。

ここで蓮の香りそのものを味わってきました。

 

 

淡いピンク色した蓮サイダーです。

園内のボランティアガイドの方に香りを訪ねた際に教えていただきました。

 

喉を潤すのに調度良い刺激と

爽やかな甘さ

刺激というよりも爽快感

ウン?

少し薬っぽい

 

ハスの香り!  蓮の香り!

 まさに蓮の香りなんです   

 

古代蓮の里のお土産にはベストではないでしょうか?

差し上げた方に蓮の映像をお見せしながら蓮サイダーを味わって頂くと、ハス園にいるような気分になるのでは・・・

お釈迦様になったような

 

友人と私は

「いいわよね~。おいしい!」

でしたが、家族には刺激が強かったようです。

 

蓮サイダーは蓮の花の香りがしました。

お土産にもって帰りましたよ。

この香り、実は○○なんです。

 

香りを言葉で伝えることは本当に難しいことです。

 

持って帰ったサイダーのビンは空になりましたが、

今でもふたを開けると

ず~~と遠くまで続く古代蓮が風に揺れる風景が見えるのです。

 

「古代蓮の里」行田を訪れて、できる限り花に近づいて

世界の蓮と古代の蓮の香りを比べてみました。

その結果、香りはどれもほとんど変わりませんでしたが、

花の開花具合によって少しずつ違っていました。

 

つぼみが花心が見えるくらいに開きかけている物は、

フワッ~と優しい甘さと刺激のある清涼感があります。

少し青臭く感じました。

最も芳香を放っている蓮の花は、

やはり最大に開花している蓮の花でした。

4日目と思われる蓮の花は、芳香も弱くなっています。

 

もっと微妙な香りを聞き分けられる方は、

一つ一つ香りの個性を区別できるかもしれませんが・・・

蓮サイダーは蓮の香りを

「あっ」

と驚くくらいに表現したものでした。

●蓮の香りを確かめに、行田「古代蓮の里」に行きました

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

行田市は今日も雨模様でしょうか?

古代蓮の花が雨に打たれ、花や葉が一斉に風に揺れる様子は、

極楽の景色?

なのでしょうね。

心なしか淡い芳香が漂っているように感じましたが、私の気のせいかしら?

 

蓮池の入口付近には多くの世界のハスが植えられていました。

 

心洗われるような白さ!

アメリカ白蓮です。(撮り忘れて写真なし)

 

花弁もしっかりとしています。

少し開きかけています。

「写真は後にしましょ」

そっと蓮の花に顔を近づけ香りを確かめてみました。

 

「何かしら、?この香り!」

 

ほのかな甘さ
優しい甘さ
キリッとした清々しさ
 
「あれあれ、あれでしょ!」
「そうそう、あれね」
「塗る薬」
「軟膏」
友人とこのような会話をしました。
結局答えは出たのですが、正解とまでは・・・。
 
香りに気をとられ写真に撮ることを忘れてしまいました。
枯れているものもありましたが、撮った何枚かをご紹介します。

 

真如蓮(しんにょれん)

 

白万万(はくまんまん)

 

誠蓮(まことばす)

 

天井蓮(てんじょうれん)

 

酔妃蓮(すいひれん)

 

 

大賀蓮(おおがはす)

 

明光蓮(めいこうれん)

 

 

韓国景福宮蓮(かんこくけいふくきゅうれん)

 

大賀蓮(おおがはす・古代蓮)

 

大賀蓮

まだまだ多くの蓮がありました。

ちょっと休憩!

 

いよいよ古代蓮の行田蓮を巡ります。

 

古代蓮としてよく知られているハスは、千葉県検見川の落合遺跡から昭和26年発掘されたハスの実から発芽し花開いた大賀蓮です。

二千年以上前の古代ハスとして有名です。

行田の蓮は、昭和46年古代蓮の里にほど近い場所で公共施設建設工事の際に出土した種が自然に発芽し、花開いているのを発見されたのです。

こちらも1400年から3000年前の蓮と言われています。

 

ハス池には、傘の列が遥か彼方まで続いていました。

 

頑張って早起きして来たつもりでしたが、初日の蓮の花は閉じ始めていたのかもしれません。

ハスの花が初めて花開くのは、午前6時で3、4センチ開いた後8時頃には蕾の状態に戻るそうです。

少し遅かったでしょうか?

6時頃訪れれば、花開く1日目の蓮の花がたくさん観られたことと思います。

初めて花開く蓮の花の満開は、午前6時から8時、早起きが勝負とのことです。

2日目は午前7時から9時の間に満開になり、また蕾の状態に戻るそうです。

 

3日目は2日目と同じように花開き、お昼頃には閉じ始め、閉じかけたまま朝を迎えます。

4日目は7時頃には、完全に花開き8時頃から散り始めお昼には全ての花弁が散ってしまうそうです。

 

蓮の花の命は4日。

たったの4日!

 

4日が短いと感じるので、蓮の花が清らかで美しく荘厳さが増すのかもしれません。

 

 

古代蓮は大きく、圧倒的に美しく清らかで花の風情が極楽浄土を思わせるのでしょう。

 

ずっと眺めていると違う世界にいるように思えてきます。

何度も何度も蓮の香りを確かめてみました。

柔らかで優しい甘さに刺激的な異国の香りも混じり、ちょっと複雑な香りがします。

ミツバチも花の香りに誘われて、花粉の衣を厚くまとっていました。

重くて飛べないのかもしれませんね。

 

香りの表現はとても難しく言葉ではなかなか伝えることが出来ません。

 

何人かの蓮園の方に蓮の香りについて伺ってみましたが、答えは

「良い香り」でした。

 

最後に出会った物が、蓮の香りそのままでしたのでまたご紹介いたします。

 

長いこと蓮巡りにおつきあい頂きましてありがとうございます。

今日の最後の

   花ひとひら

次回は蓮の花の香りとそっくりな物発見です。

そして展望タワーよりお送りいたします。

お楽しみに!

 

 

 ●古代蓮の香りはどのような香り?

  さきたま古墳群  

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

昨日と一昨日、埼玉県行田市にある

古代蓮の里と

埼玉古墳群(サキタマ古墳群)に行ってきました。

 

目的は古代蓮の香りを確かめることと、

国宝に指定されている刀剣や勾玉が出土した

さきたま古墳群へ行くことでした。

 

「蓮の香りってどこの国でも同じなのかしら?」

 

「インドやベトナムでお馴染みのハスの香りとの違いってあるのかしら?」

 

いつも疑問に思っていた蓮の香りを確かめること

これが何よりも大切な目的なのです。

 

横浜は、今日のお天気は曇り空で少し蒸し暑くなりました。

昨日と一昨日の行田市は、傘が必要でしたが、

梅雨を象徴するようなしっとりとした雨が降りかかり

行動するにはとても心落ち着くお天気でした。

 

 

さきたま古墳群は、5世紀後半から7世紀初めごろまでに造られた古墳だそうです。

水田の拡がる平地の中に九基の古墳が二千年以上前から存在しているのです。

 

古墳てミステリアスでとても興味深い場所です。

単なる古代の墓地と言ってしまえば何のことはないのですが・・・

この下には私たちの遥か遠い祖先の謎が埋もれていると思うと

何か心踊る気持ちです。

どのような人々が、どのようなことをして何を食して生きてきたのか?

 

 

古墳を訪れる人はまばらで、聞こえるのは虫の声と鳥の鳴き声、

山野草の繁る小道を子供のころの夏休みを思い出しながら歩きました。

まだ草いきれというほどムッとしていませんが、雨に濡れた草の香りが清々しく、九基の古墳巡りも苦にはなりませんでした。

登って来た道を振り返ります。

 

登り難い階段が続いています。

 

ノカンゾウでしょうか

 

葦の繁る場所が多くみられるので、稲を育てるのに適した

水量の豊富な土地なのでしょう。

向こうに見えるのは、前方後円墳の円墳部分です。

ここが稲城山古墳

ここから国宝に指定されている宝物が発掘されたのです。

ここから発掘された金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)に刻まれた

115文字は日本の古代国家の成立を読み解く貴重な手がかりとなりました。

 

発掘された鉄剣や勾玉は、さきたま史跡の博物館に展示されています。

 

長くなってしまい、蓮の香りまで今日は行き着きませんでしたが、

次回はたくさんのハスをお楽しみ下さいますように!

 

 

●香りは扇でそよぎよせます。

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

平安朝香道では、薫物(各種の香を蜂蜜で練り合わせたもの)

の香りを聞く時、扇を使います。

扇も蝙蝠(かわほり) と呼ばれる五本骨の扇です。

 

 

平安中期に使われた紙を張った五本骨の扇です。

 

蝙蝠(こうもり)が羽を広げた形に似ているので、とか

紙を貼った扇なので読み方からそう名付けられたとか。

はっきりした語源はわかっておりません。

 

かわほり

 

使いにくそうですが、少し大きめでとても使いやすいのです。

暑い時には、お教室でパタパタとあおぎたくなります。

 

平安朝香道での使い方は、

 

このかわほり

薫物の香りをそよぎ(戦)ぎ寄せて聞くのです。

「源氏物語」には、かわほりが登場しています。

 

姫君は顔を隠したり

白い扇に短歌をしたためて送ったり、送られたり、

物を載せて相手に渡したり

主に夏の扇として使われています。

 

いろいろな使い方をしているのです。

なんとも優雅ですね~

 

白扇にご自分でお好きな絵や言葉を描くのも楽しいかも

きっと個性が出ること間違いなし!

 

平安朝香道では主に、薫香を聞くことに使っております。

 

●どんな香り?

香りを聞いて覚える(香の聞き覚え)

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

前回のお話は、バラの香りを6月の「香の聞き覚え」としたことでした。

                           ロイヤル・ジュビリー   

「香の聞き覚えとは」どのようなことでしょうか?

 

「香の聞き覚え」とは、薫香(いくつかの香を練り合わせ

丸薬のように丸くしたもの)を作るためには、

何種類かの香を練り合わせ調合しなければなりません。

そのためには、香の一つ一つの特徴を覚え

平安朝香道のある一定の定義にならい、合わせていきます。

古来よりある沈香や丁子、甲香などの香りを聞き、

覚えていきます。

 

 

初めは

「何これ?さっぱりわからないわ」

かもしれません。

でも、女性にとってはとてもわかり易いことなのです。

それぞれの香は、お料理に使ったり、フレグランスに使うものだとか

意外と身近に存在しているものなのです。

例えば、クローブやシナモン、ナツメグなど。

お料理をなさる方なら女性だけでなく

男性もよくご存じだと思います。

 

このように一つ一つの香を聞き、その特徴を覚えていくことが

「香の聞き覚え」です。

「こんな香り」と言葉で表現することです。

 

「香道の香」と改まって表すと、重く堅苦しく思いがちですが、

実際はとても身近なものです。

 

作法と同時に「香の聞き覚え」も格式張らず、リラックスして古の平安時代の遊びにならってお稽古いたしております。