●今月の香。課題の薫物は、「荷葉」です
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朝倉涼香です
雨が上がってとても蒸し暑くなっています。
今月の平安朝香道の課題は、「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)より「山田尼」(やまだのあま)の香です。
「薫集類抄」は平安時代末期に勅命によって、歌人で歌学者の藤原範兼が編纂を命じられた日本最古の薫物(たきもの)の指南書です。
「六種の薫物」(むくさのたきもの)の一つの「荷葉」はこの「薫集類抄」に著されています。
「荷葉」は「六種の薫物」の夏の薫物です。
荷葉は、蓮の香りを表現した香なのですが、山田尼はどのように蓮の香りを創作しているのでしょう?
平安時代の香りが蘇るわけですから、薫香と共にその時代へタイムスリップ!
考えてみると、とっても不思議!
古の人々に習って、蓮の香りを新しく創作するのも楽しいことです。
「どの香を使おうかしら」
「これとこれと・・・」
色々な情景や想いを香を合わせることで作り上げ、心の栄養となっていただければ嬉しく思います。
古代蓮の香りを存分に味わってきた私は、香道をお教えするだけでなく、また新たな薫物を作ることも楽しいことなのです。
香りの難しいところは言葉や画像では相手に伝えることが出来ないことです。
その香りに出会った時に
「あっ!この香りね!」とか
「今まで出会ったことのない香り!」とか
その方によって感想も様々となります。
荷葉の薫物をお聞きになりたい方は、是非足をお運びください。
まだブログが整っておりませんので、しばらくの間ご用の方はコメントからご連絡くださいますようにお願いいたします。