横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -93ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●「荷葉」の香は懐かしい香り

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

 

7月のお稽古には

暑い中お越し頂きまして

ありがとうございました。

 

行田での蓮の様子をお話ししながら

お稽古いたしました。

 

 

 

蓮の花の香りをご存じな方と

ご存じでない方がいらっしゃいました。

 

山田尼の「荷葉」を聞香なさって

どなたも素晴らしい気色

(平安朝香道では、その香を聞いた時

 どのように感じ思ったか。

 思い描いた情景や想いを気色と申します)

を述べられました。

 

蓮の香りを知ってしまえば

当たり前の香りになってしまいますが

知らないうちは脳がフル回転して

様々な想像が出来上がり、

過去の記憶も蘇らせてくれるのです。

 

 

 

 

一時中国で過ごされた生徒さん は、蓮の香りをご存じありません。

山田尼の「荷葉」の香りをお稽古で聞香され

「懐かしい香り」

とおっしゃいました。

 

蓮池の周囲を散策した時

どこからともなく漂っていた

あの甘い香りが

この「荷葉」の香りだそうです。

 

この方はもう蓮の花の香りを

既に言い当てていらっしゃるのです。

 

答えを知ってしまうと

「な~んだ、そうだったのね」

なのですが・・・

 

私はそのことが

とても大切なことだと思うのです。

薫物に合わせてある

一つ一つの香を分析できるのも

素晴らしい能力です。

 

香水の名調香師でも

和の合香家の名香司でも

どんな香りで構成されているのか

正確に言い当てられる

天才的才能をお持ちの方がいらっしゃいます。

創作なさる方には大変重要な要素です。

 

でも大切なことは

香りを聞いた方がどのような情景を想像し

どのような思いを持たれるか。

 

その方の心や身体にプラスになるのか?

それがとても重要なことなのではないかと

思っております。

 

 

丁度霧雨が降っていたかしら?

彼と相合い傘で蓮池に近づくと

ファ~~と甘い香りがして

池の周囲を散策している間

ず~とほのかに香っていた。

あの時の香りラブラブ

 

と彼女が思ったかは定かではありませんが

お稽古にいらした生徒さんは

 

中国で蓮池に近づいた時

香っていた香りであり

中国でよく香っていた香り

だとおっしゃっていました。

「荷葉」を聞いてその頃を思い出されたのです。

 

香りって思い出にも繋がりますよね。

悪しき香りもまた同じことが言えると思いますが、

どうせなら芳香を思い出にしたいものです。

 

「荷葉」が思い出を引き出させて

私もとても嬉しくなりました音譜

●今月の香。課題の薫物は、「荷葉」です

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

雨が上がってとても蒸し暑くなっています。

 

今月の平安朝香道の課題は、「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)より「山田尼」(やまだのあま)の香です。  

 

「薫集類抄」は平安時代末期に勅命によって、歌人で歌学者の藤原範兼が編纂を命じられた日本最古の薫物(たきもの)の指南書です。

 

「六種の薫物」(むくさのたきもの)の一つの「荷葉」はこの「薫集類抄」に著されています。

「荷葉」は「六種の薫物」の夏の薫物です。

 

荷葉は、蓮の香りを表現した香なのですが、山田尼はどのように蓮の香りを創作しているのでしょう?

 

平安時代の香りが蘇るわけですから、薫香と共にその時代へタイムスリップ!

考えてみると、とっても不思議!

古の人々に習って、蓮の香りを新しく創作するのも楽しいことです。

「どの香を使おうかしら」

「これとこれと・・・」

色々な情景や想いを香を合わせることで作り上げ、心の栄養となっていただければ嬉しく思います。

 

古代蓮の香りを存分に味わってきた私は、香道をお教えするだけでなく、また新たな薫物を作ることも楽しいことなのです。

香りの難しいところは言葉や画像では相手に伝えることが出来ないことです。

その香りに出会った時に

「あっ!この香りね!」とか

「今まで出会ったことのない香り!」とか

その方によって感想も様々となります。

 

荷葉の薫物をお聞きになりたい方は、是非足をお運びください。

まだブログが整っておりませんので、しばらくの間ご用の方はコメントからご連絡くださいますようにお願いいたします。

 

● この香り何日目の香り?

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

はっきりしないお天気が続いています。

雨に咲くハスの花が続いてしまいましたが、陽の光を浴びて輝く蓮の花も観たくなります。

残念ですが、梅雨が明けるまでは仕方ありませんね。

今日も雨の日の花蓮と蓮の花の香り、そして展望台からの眺めにおつき合いください。

 

時間が経って、花弁を閉じた花が多くなっているように思いました。

 

 

背景に見える展望台に登ります

 

見えたのは

蓮園と

令和と

世界最大としてギネス世界記録に認定されている行田市の田んぼアート、今年は ラグビー日本代表応援田んぼアートでした。

ニュースで観ていた田んぼアートはここだったのです。

こんなに大きいとは!

 

思わぬアートを観賞して 展望台を後にしました。

 

広大な蓮園と、広大な田んぼアート

すっかり喉も渇き、おなかもすいてしまいました。

ここで蓮の香りそのものを味わってきました。

 

 

淡いピンク色した蓮サイダーです。

園内のボランティアガイドの方に香りを訪ねた際に教えていただきました。

 

喉を潤すのに調度良い刺激と

爽やかな甘さ

刺激というよりも爽快感

ウン?

少し薬っぽい

 

ハスの香り!  蓮の香り!

 まさに蓮の香りなんです   

 

古代蓮の里のお土産にはベストではないでしょうか?

差し上げた方に蓮の映像をお見せしながら蓮サイダーを味わって頂くと、ハス園にいるような気分になるのでは・・・

お釈迦様になったような

 

友人と私は

「いいわよね~。おいしい!」

でしたが、家族には刺激が強かったようです。

 

蓮サイダーは蓮の花の香りがしました。

お土産にもって帰りましたよ。

この香り、実は○○なんです。

 

香りを言葉で伝えることは本当に難しいことです。

 

持って帰ったサイダーのビンは空になりましたが、

今でもふたを開けると

ず~~と遠くまで続く古代蓮が風に揺れる風景が見えるのです。

 

「古代蓮の里」行田を訪れて、できる限り花に近づいて

世界の蓮と古代の蓮の香りを比べてみました。

その結果、香りはどれもほとんど変わりませんでしたが、

花の開花具合によって少しずつ違っていました。

 

つぼみが花心が見えるくらいに開きかけている物は、

フワッ~と優しい甘さと刺激のある清涼感があります。

少し青臭く感じました。

最も芳香を放っている蓮の花は、

やはり最大に開花している蓮の花でした。

4日目と思われる蓮の花は、芳香も弱くなっています。

 

もっと微妙な香りを聞き分けられる方は、

一つ一つ香りの個性を区別できるかもしれませんが・・・

蓮サイダーは蓮の香りを

「あっ」

と驚くくらいに表現したものでした。

●蓮の香りを確かめに、行田「古代蓮の里」に行きました

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

行田市は今日も雨模様でしょうか?

古代蓮の花が雨に打たれ、花や葉が一斉に風に揺れる様子は、

極楽の景色?

なのでしょうね。

心なしか淡い芳香が漂っているように感じましたが、私の気のせいかしら?

 

蓮池の入口付近には多くの世界のハスが植えられていました。

 

心洗われるような白さ!

アメリカ白蓮です。(撮り忘れて写真なし)

 

花弁もしっかりとしています。

少し開きかけています。

「写真は後にしましょ」

そっと蓮の花に顔を近づけ香りを確かめてみました。

 

「何かしら、?この香り!」

 

ほのかな甘さ
優しい甘さ
キリッとした清々しさ
 
「あれあれ、あれでしょ!」
「そうそう、あれね」
「塗る薬」
「軟膏」
友人とこのような会話をしました。
結局答えは出たのですが、正解とまでは・・・。
 
香りに気をとられ写真に撮ることを忘れてしまいました。
枯れているものもありましたが、撮った何枚かをご紹介します。

 

真如蓮(しんにょれん)

 

白万万(はくまんまん)

 

誠蓮(まことばす)

 

天井蓮(てんじょうれん)

 

酔妃蓮(すいひれん)

 

 

大賀蓮(おおがはす)

 

明光蓮(めいこうれん)

 

 

韓国景福宮蓮(かんこくけいふくきゅうれん)

 

大賀蓮(おおがはす・古代蓮)

 

大賀蓮

まだまだ多くの蓮がありました。

ちょっと休憩!

 

いよいよ古代蓮の行田蓮を巡ります。

 

古代蓮としてよく知られているハスは、千葉県検見川の落合遺跡から昭和26年発掘されたハスの実から発芽し花開いた大賀蓮です。

二千年以上前の古代ハスとして有名です。

行田の蓮は、昭和46年古代蓮の里にほど近い場所で公共施設建設工事の際に出土した種が自然に発芽し、花開いているのを発見されたのです。

こちらも1400年から3000年前の蓮と言われています。

 

ハス池には、傘の列が遥か彼方まで続いていました。

 

頑張って早起きして来たつもりでしたが、初日の蓮の花は閉じ始めていたのかもしれません。

ハスの花が初めて花開くのは、午前6時で3、4センチ開いた後8時頃には蕾の状態に戻るそうです。

少し遅かったでしょうか?

6時頃訪れれば、花開く1日目の蓮の花がたくさん観られたことと思います。

初めて花開く蓮の花の満開は、午前6時から8時、早起きが勝負とのことです。

2日目は午前7時から9時の間に満開になり、また蕾の状態に戻るそうです。

 

3日目は2日目と同じように花開き、お昼頃には閉じ始め、閉じかけたまま朝を迎えます。

4日目は7時頃には、完全に花開き8時頃から散り始めお昼には全ての花弁が散ってしまうそうです。

 

蓮の花の命は4日。

たったの4日!

 

4日が短いと感じるので、蓮の花が清らかで美しく荘厳さが増すのかもしれません。

 

 

古代蓮は大きく、圧倒的に美しく清らかで花の風情が極楽浄土を思わせるのでしょう。

 

ずっと眺めていると違う世界にいるように思えてきます。

何度も何度も蓮の香りを確かめてみました。

柔らかで優しい甘さに刺激的な異国の香りも混じり、ちょっと複雑な香りがします。

ミツバチも花の香りに誘われて、花粉の衣を厚くまとっていました。

重くて飛べないのかもしれませんね。

 

香りの表現はとても難しく言葉ではなかなか伝えることが出来ません。

 

何人かの蓮園の方に蓮の香りについて伺ってみましたが、答えは

「良い香り」でした。

 

最後に出会った物が、蓮の香りそのままでしたのでまたご紹介いたします。

 

長いこと蓮巡りにおつきあい頂きましてありがとうございます。

今日の最後の

   花ひとひら

次回は蓮の花の香りとそっくりな物発見です。

そして展望タワーよりお送りいたします。

お楽しみに!

 

 

 ●古代蓮の香りはどのような香り?

  さきたま古墳群  

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

昨日と一昨日、埼玉県行田市にある

古代蓮の里と

埼玉古墳群(サキタマ古墳群)に行ってきました。

 

目的は古代蓮の香りを確かめることと、

国宝に指定されている刀剣や勾玉が出土した

さきたま古墳群へ行くことでした。

 

「蓮の香りってどこの国でも同じなのかしら?」

 

「インドやベトナムでお馴染みのハスの香りとの違いってあるのかしら?」

 

いつも疑問に思っていた蓮の香りを確かめること

これが何よりも大切な目的なのです。

 

横浜は、今日のお天気は曇り空で少し蒸し暑くなりました。

昨日と一昨日の行田市は、傘が必要でしたが、

梅雨を象徴するようなしっとりとした雨が降りかかり

行動するにはとても心落ち着くお天気でした。

 

 

さきたま古墳群は、5世紀後半から7世紀初めごろまでに造られた古墳だそうです。

水田の拡がる平地の中に九基の古墳が二千年以上前から存在しているのです。

 

古墳てミステリアスでとても興味深い場所です。

単なる古代の墓地と言ってしまえば何のことはないのですが・・・

この下には私たちの遥か遠い祖先の謎が埋もれていると思うと

何か心踊る気持ちです。

どのような人々が、どのようなことをして何を食して生きてきたのか?

 

 

古墳を訪れる人はまばらで、聞こえるのは虫の声と鳥の鳴き声、

山野草の繁る小道を子供のころの夏休みを思い出しながら歩きました。

まだ草いきれというほどムッとしていませんが、雨に濡れた草の香りが清々しく、九基の古墳巡りも苦にはなりませんでした。

登って来た道を振り返ります。

 

登り難い階段が続いています。

 

ノカンゾウでしょうか

 

葦の繁る場所が多くみられるので、稲を育てるのに適した

水量の豊富な土地なのでしょう。

向こうに見えるのは、前方後円墳の円墳部分です。

ここが稲城山古墳

ここから国宝に指定されている宝物が発掘されたのです。

ここから発掘された金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)に刻まれた

115文字は日本の古代国家の成立を読み解く貴重な手がかりとなりました。

 

発掘された鉄剣や勾玉は、さきたま史跡の博物館に展示されています。

 

長くなってしまい、蓮の香りまで今日は行き着きませんでしたが、

次回はたくさんのハスをお楽しみ下さいますように!