横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -94ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●香りは扇でそよぎよせます。

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

平安朝香道では、薫物(各種の香を蜂蜜で練り合わせたもの)

の香りを聞く時、扇を使います。

扇も蝙蝠(かわほり) と呼ばれる五本骨の扇です。

 

 

平安中期に使われた紙を張った五本骨の扇です。

 

蝙蝠(こうもり)が羽を広げた形に似ているので、とか

紙を貼った扇なので読み方からそう名付けられたとか。

はっきりした語源はわかっておりません。

 

かわほりは

 

使いにくそうですが、少し大きめでとても使いやすいのです。

暑い時には、お教室でパタパタとあおぎたくなります。

 

平安朝香道での使い方は、

 

このかわほりで

薫物の香りをそよぎ(戦)ぎ寄せて聞くのです。

「源氏物語」には、かわほりが登場しています。

 

姫君は顔を隠したり

白い扇に短歌をしたためて送ったり、送られたり、

物を載せて相手に渡したり

主に夏の扇として使われています。

 

いろいろな使い方をしているのです。

なんとも優雅ですね~

 

白扇にご自分でお好きな絵や言葉を描くのも楽しいかも

きっと個性が出ること間違いなし!

 

平安朝香道では主に、薫香を聞くことに使っております。

 

●どんな香り?

香りを聞いて覚える(香の聞き覚え)

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

前回のお話は、バラの香りを6月の「香の聞き覚え」としたことでした。

                           ロイヤル・ジュビリー   

「香の聞き覚えとは」どのようなことでしょうか?

 

「香の聞き覚え」とは、薫香(いくつかの香を練り合わせ

丸薬のように丸くしたもの)を作るためには、

何種類かの香を練り合わせ調合しなければなりません。

そのためには、香の一つ一つの特徴を覚え

平安朝香道のある一定の定義にならい、合わせていきます。

古来よりある沈香や丁子、甲香などの香りを聞き、

覚えていきます。

 

 

初めは

「何これ?さっぱりわからないわ」

かもしれません。

でも、女性にとってはとてもわかり易いことなのです。

それぞれの香は、お料理に使ったり、フレグランスに使うものだとか

意外と身近に存在しているものなのです。

例えば、クローブやシナモン、ナツメグなど。

お料理をなさる方なら女性だけでなく

男性もよくご存じだと思います。

 

このように一つ一つの香を聞き、その特徴を覚えていくことが

「香の聞き覚え」です。

「こんな香り」と言葉で表現することです。

 

「香道の香」と改まって表すと、重く堅苦しく思いがちですが、

実際はとても身近なものです。

 

作法と同時に「香の聞き覚え」も格式張らず、リラックスして古の平安時代の遊びにならってお稽古いたしております。

●バラの香りも和の香料に

 

ご訪問ありがとうございます。

朝倉涼香です

 

この所お天気がぐずつき、心も晴れませんね。

バラは雨に濡れて、元気に二番花を咲かせています。

 

 

                            ロイヤル・ジュビリー

近くに寄ると芳しい香りがするのですが・・・

少し肌寒く、私自身も鼻がぐずつき模様

 

 

日本では、バラは好きな花の第2位だそうです。

1位は桜

桜は、別れと出会いの象徴で、いつまでも思い出として

心に残る花。

 

 

薔薇は、香りが芳しく、美しい色をしています。

特に女性は、バラの好きな方が多いですよね。

アレルギーでない限り、薔薇の香りが嫌いな方は

少ないのではないでしょうか?

 

 

現代は品種改良が行われ、色も香りも多くなり、

たくさんのバラが栽培されています。

 

この薔薇の芳香を使って、和の香り作りに出来ないかしらと

いつも考えていました。

 

 

そこで5月に咲いたロイヤル・ジュビリーを乾燥して保存しておきました。

5年前にもポプリを作るのに保存しておいたバラがあったのですが

香りが少し薄く感じられたので今年の薔薇を使ってみることにしました。

 

 

そして今月の「香の聞き覚え」といたしました。

(「香の聞き覚え」は次回お話しいたします)

● 「源氏物語」の光源氏って許せない!

「源氏合わせ」第六帖「末摘花」を行いました。

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

昨日は断続的な雨降りでしたが

 

「源氏合わせ」を行いました。

 

                                   藍姫

香りってカラッと晴れた日よりも

 

湿気のある日の方が

 

よく香るとお思いになりませんか?

 

どうしてでしょうか?

 

 

空気中に水蒸気が多いと、匂いは分子なので

水蒸気に付いて留まりやすくなります。

冬は、湿度が低いので匂いを感じにくく

梅雨の時期には空気中の匂いの分子が多いので

香りを強く感じるわけなのです。

 


そのようなことで、昨日はとてもはっきりと

各々の薫物が香っていました。

 

一人一人、「末摘花」を読んで

思ったことや考えたこと、感じたことが

違っていますので切り取る場面も違ってきます。

 

 

末摘花の姫君自身のイメージを香に仕立てたり

末摘花の衣装から香る薫りを薫物にしたり

 

 

作り手のイメージで薫物も驚くほど違ってきます。

 

興味深く、とても楽しい時間でした。

 

 

「末摘花」は

「源氏物語」の中で源氏の君が

最もひどい評価をした女性なのではないでしょうか。

 

紫式部も心得たもの

 

読者に末摘花の姫君を哀れと感じさせながら

源氏の君を全くの最低な人物として描いてはいません。

 

その後、源氏の館に真っ先に住まわせ

一生面倒をみる筋書きとなっています。

 

その部分でとても話が盛り上がりました。

 

全員一致で

 

光源氏はとても許せない男性!

 

いくらイケメンでお金持ちでも絶対に付き合いたくない!

 

紫式部が聞いていたなら

きっとほくそ笑えんでいたことと思います。

 

 

それにしても皆様とても素敵な薫物を作られました。

面白く楽しい時を過ごせたのでした。

 

●今週は「源氏合わせ」「末摘花」です

 

ご訪問ありがとうございます

朝倉涼香です

 

                       紅花(足成さんよりお借りしました)

今月のお稽古は「源氏合わせ」を行います

19日(水)と22日(土)です

 

「源氏物語」 第六帖 「末摘花」です

 

平安朝香道では、毎年季節ごとに「源氏合わせ」

 

と呼ばれる「香合わせ」を行っております。

 

「香合わせ」とは

 

平安時代に貴族の間で日常的に行われた遊びです。

 

出席者が予め創作しておいた香を持ち寄って

 

判者(判定者)がその香の優劣を決めるもの。

 

その「香合わせ」になぞらえて

 

「源氏物語」の一帖から五十四帖の帖ごとに

 

各人が創作した香を披露し、お互いに聞き比べる

 

遊びです。

 

優劣を判定することよりも

 

その香に、各々の個性が表現され

 

古語で表されるまさに 「面白し」遊びなのです

 

香を聞いて心が晴々したわ!

 

香を聞いて目の前が明るく開けてきたみたい!

 

心踊る感じね!

 

決して現在使われている滑稽の意味の

 

面白いではないのです。

 

前回は第五帖の「若紫」でしたので

 

今回は

 

「末摘花」です

 

「末摘花」って?

 
「末摘花」とは紅花の別の名称です。
 
「源氏物語」第六帖に登場する姫君のお名前でもあります。
 
「末摘花」は
 
高貴な出のお姫様ですが・・・
 
果して「源氏物語」ではどのように描かれているのでしょうか?