横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -78ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●ジェラシーはやっかいなものです 

 「源氏物語」より「葵(あふひ・あおい)」

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

6月のお稽古は土曜日に

終了いたしました。

 

 

                    双葉葵

 

「源氏物語」より第九帖「葵」が

「源氏合わせ」の課題でした。

 

「葵」を読んで頂いて、その中から

ご自身が薫物にしたいと思う場面を

香で表現して頂きます。

 

 

葵の上は光源氏の正妻で4才年上です。

左大臣家の一人娘で

教養もあり気位の高い女性なのです。

 

そのような葵の上は光源氏にとって

少々煙たい存在。

 

年を経てやっと葵の上は懐妊しますが

光源氏の恋人六条御息所に

日頃から嫉妬されています。

 

葵祭の前に行われる御禊(みそぎ・ごけい)

での葵の上と六条御息所との

車争い(場所取りですね)で

車を壊され後方に追いやられしまった

六条御息所は

その後葵の上を激しく嫉妬し恨みます。

 

葵の上は度々物の怪に悩まされながら

無事出産を迎えますが

その時の生霊(いきりょう)によりこの世を去ります。

この正体は六条御息所なのです。

 

最後は源氏の愛に包まれて逝くのですが

女性としては口惜しい限り。

 

もう少し大切になされば良かったのに~ショボーン

 

まだまだ物語は続きますが

 

六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の

ジェラシーや

その後源氏と枕をともにする

紫の上の心境なども興味深いと思いました。

 

「葵の上」を薫物にした方が

多くいらっしゃいました。

 

 

「葵」を読まれて

お一人お一人とらえ方が違い

興味深いものでした。

それぞれ香りも全く異なるものでした。

 

   薫物っておもしろし

 

ですね音譜

●モテ男の妻の運命は?

 久しぶりの香道のお稽古でした

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 


梅雨の時期はお天気のことが

毎日気になりますね。

 

一昨日は雨時々くもりになりました。

昨日は雨。

 

今日はくもりで時々晴れ

蒸し暑い日となりました。

 

一昨日は、今年になって2度目の

「薫物合わせ」でした。

 

「薫物合わせ」は原則として土曜日ですが

ご都合の悪い方が水曜日にお見えになりました。

 

 

それでは

「薫物合わせ」・ 「源氏合わせ」っていったい

どのようなことでしょう?

 

「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で

「物合わせ」の一つです。

日本で、また世界でも平安朝香道だけで

行われている香道の遊びなのです。

 

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

「絵合わせ」「歌合わせ」「物語合わせ」

「前栽合わせ」「貝合わせ」「薫物合わせ」

などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

 

「源氏合わせ」も平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競います。

 

 

「源氏物語」より第九帖「葵」が

6月の課題となっております。

 

 

皆様の源氏の君への評判は

やはりよろしくありません。

 

紫式部は後世の評価など

気にしているはずはありませんが

 

主人公の光源氏は

モテ男ですから

 

現代の週刊誌が目の色替えて追い回す

そのようなスキャンダルの多いこと!

 

光源氏のような男性には

どなたも手厳しいに違いありません。

 

正妻がいるにも関わらず

気に入った女性がいると

手に入れずにはいられない恋の矢

 

臣下に下ったとはいえ

桐壺帝のお子ですから

地位と財力が強力な武器。

 

源氏の君を知らない者はなく

女性は、一目見ることで満足なのです。

 

その源氏が見た目だけでなく

身につけた最上級の教養で

女性に迫ります。

 

源氏の君の良いところ?

なのでしょうけれど

夢中になった時は相手の女性を

一途に愛するのです。

 

誰だって嫉妬するのは当たり前です。

モテモテの男性も悩みはつきません。

 

気の多い夫を持った年上妻

葵の上はどんな運命をたどったのでしょう?

 

 

「葵」は葵の上だけでなく

数人の女性が登場します。

 

「葵」の読後から

それぞれの場面をイメージして

薫物にして頂いたお稽古でした。

 

久しぶりのお稽古で

快く香る薫香を楽しませて頂きました。

 

お教室に残る空薫物の香りを

閉じ込めておきたいと思いましたが

しっかりと換気をしてお教室を後にしました。

 

●6月のお稽古は「源氏合わせ」で「葵」です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

3カ月ぶりにお稽古が始まります。

 

 

 

緊急事態を脱したとはいえ

 

ウイルスが消え去ったわけではありません

 

どこかに私たちを待ち構え

はびこることを生きがいに生存しているのですから

私たちもより一層慎重に過ごさなければ

と思っております。

 

アルコールを用意し

換気に注意して

お稽古を行います。

 

今月はお稽古にいらっしゃる皆様が

とても楽しみにしておられる

「源氏合わせ」です。

 

年に3回「源氏物語」の1巻より順に

皆様独自の香を創作して頂いております。

 

これまでのお稽古の

小さな集大成と言えるでしょう。

 

縛られることなく

思い思いの薫物が作れるのですから

これほど嬉しいことは・・・

(でも一定の法則はございます)

 

「源氏合わせ」は

頭と心の運動とも言えるのではないでしょうか。

皆様、創意工夫なさって創作され

薫物をご持参くださいます。

 

6月は「葵」です。

 

源氏の正妻葵の上の懐妊

恋人の六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の嫉妬

葵の上の死

紫の上との新枕(にいまくら)

 

切り取る場面は数多く

難しくも楽しめる帖です。

 

どうかお楽しみに

 

 

 

6月24日(水)午後3時30分より

6月26日(金)午後5時より

6月27日(土)午後1時30分より

お稽古を行います

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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●気分は清少納言

 心にくきものは 「枕草子」より「薫物の香り」

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

今日の横浜は雨降りで

少し肌寒い日となりました。

 

 

前回は

 

香日和(こうびより) 梅雨に香るおくゆかしい香り

 

 

のタイトルで温度が高く湿気の多い日は

香がとても良く香る

 

と言うお話でした。

そのことについて

 

「枕草子」の中で

「薫物の香いと心にくし」

と清少納言がしたためています。

 

古語の「心にくい」とは

心ひかれる

上品だ

奥ゆかしい

などの意味があります。

 

「枕草子」より「心にくきもの」

気分は清少納言で

跳んでる意訳をしてみましょう。

 

決して正解の意訳

とお思いにならないでください。

アレンジにあふれておりますので

あしからず。

 

気分は清少納言で参ります音譜

 

 

 

「心にくきもの」

 

何かを隔てて聞こえる音なの

 

ご主人とは思えない

人を呼ぶ手の音が

パンパンッって聞こえるの

その音

せかすようでもなく

すご~く優しく品があって

 

それに答える侍女も「ハ~~イ」って

若々しい声で答えて

 

息もピッタリなの

いいわよね~

 

その上

サラサラッかしら?

キュルッキュルっかしら?

衣擦れの音がして

女主人の元へ急ぐ様子ね。

 

呼ばれたのがとっても

 

うれし~~ラブラブ

 

って言う気持ちが伝わってくるの

 

ものを隔てて聞こえる音なのに

何だか二人の奥ゆかしい良い関係まで

目に見えるようで

 

いいわよね~

もっと聞いていたい

って思うのよ~

 

中略

 

物を隔てて聞こえる宮中の様子や

垣間見た夜の情景や話し声

几帳(きちょう)に掛けてある

蔵人(くろうど)の衣装のことなど

目前で見聞きしているような錯覚を

起こさせます。

 

清少納言のちょっとイジワルな面も

垣間見えますが・・・

 

「心にくきもの」

の後半では過去の回想として

衣に薫き染めた薫物について

したためてあるのです。

 

「薫物の香 いと心にくし」

 

5月の長雨のころのことだったわ

(旧暦なので今頃の梅雨の時期です)

 

弘徽殿(こきでん)の中宮のお部屋の

妻戸の簾に藤原斉信(ただのぶ)中将が

寄り掛かっていらした時の香りったら

 

なんて素敵な香りだったでしょうドキドキ

お顔なんてどうでもいいの

何?何?何の香?

どんな香を合わせて作られたのかしら?

ウ~~ン ステキ~音譜

 

宮中ブランドの薫物

ってわけでもないし・・・

 

今日の雨の潤いが

薫物を際立たせてるってことはわかってるのよ。

 

でもこの衣に焚き染めた香り

何度でも

  ステキ~ラブラブ

って言いたくなるの。

ステキ、ステキキラキラ

 

御簾に香りが移ってるみたいなの

次の日までもよ。

 

な~んとも言えない

抱きしめたくなるような心地よい香りが残ってるの

それを若い女房たちが

 

「わ~あステキな香り音譜」

 

「今度は私の番よ」

 

「私にも~」

 

なんて言い合いながら

嗅ぎっこしてるんですもの

 

わかる、わかる

当然よね~

私だってそう思うのですもの~

 

 

 

 

 

というわけなのです。

毎日雨が降り続く梅雨には

高温と多湿で

薫物の香りが際立って

その芳香が寄り掛かっていた御簾にまで移り

次の日までも香りがしていた。

 

 

なんと素晴らしい!

薫衣香(くのえこう・衣類に薫き染める香)です。

 

どんな香だったのでしょうか?

いろいろ想像を巡らしてしまいます。

 

平安時代も女性は

いいえ。

かえって男性の方が

香りにこだわっていたのです。

 

ひょっとしたらこの感覚は

現代よりも進んでいたかもしれませんね。

●香日和(こうびより)

 梅雨に香るおくゆかしい香り

 

 

              北鎌倉 名月院 2012年

              今年はまだ咲いているでしょうか?

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

関東も梅雨入りして

鬱陶しい日が多くなっています。

 

本格的な梅雨はこれからなのですが

 

雨が降れば

「晴れないかしら」

と思い

 

夏日になると

「雨でも降らないかしら」

 

と勝手なことを考えます。

 

ムシムシ、ジメジメ

心晴れない日が続いて

憂鬱ですね。

 

 

でもこんな日は香りを聞くには絶好の日

香日和(こうびより)などと名付けたくなります。

 

 

              北鎌倉 名月院 2012年

 

雨の日の湿気の多い日は

空気中に水蒸気が多いので

匂い分子は留まりやすくなります。

 

また匂い分子は揮発性を持っているので

温度が高くなると揮発性が高くなり

夏はより匂いを感じ易くなるのです。

 

反対に
湿度が低く乾燥している冬は

空気中に匂い分子が少なく

匂いの感じ方が低くなるのです。

 

このようなわけで

今の梅雨時期は

匂いを強く感じることとなります。
 

 

 

 

最高に湿度の高くなる雨上がりに

草木やお花の香りを
強く感じたことはありませんか?

 

 

               西洋梅花空木(ベルエトワール)

 

薫物を聞くには最良の季節

どのような香を焚きましょうか?

   

       薫物(たきもの)とは?

    様々な香材を粉にし、蜂蜜・炭の粉・甘葛(あまづら)などで

    練り合わせ丸薬状に固めた物。

    練香と同じ。

 

薫物の香りが

とてもよく部屋空間に漂うわけですから

あまりにも甘く

まとわりつくような

濃厚な香は

相応しいとは思えません。

 

もちろんそれぞれに好みも違い

 

「暑い日には

   暑いものを食するのが

一番の暑気払い」

このようにも申しますので

 

湿気の多い日には

「濃厚な薫物を焚くことが

一番の除湿方」

 

それもあっておかしくはありません。

 

でも私はやはり

 

  甘過ぎず

 

    辛過ぎず

 

       苦過ぎず

 

 塩辛過ぎず

 

      少し酸味があって

 

涼し~~い香りが

 

身も心も

     シャキッと

整えてくれるように思います

 

このような日には

どのような薫物を燻らせましょう音譜

 

「薫集類抄」に著わされた六種の薫物は

非の打ち所がないものですが

     

   平安朝香道では

     「黒方」  儀式や行事の薫物・冬の薫物

     「梅花」  春の薫物

     「荷葉」  夏の薫物

     「侍従」  儀式や行事の薫物・秋の薫物

     「菊花」  秋の薫物

     「落葉」  晩秋の薫物または冬 

      この6種類の薫香を

     「六種の薫物(むくさのたきもの)」と呼びます。

     (室町時代に始まった香道では、異なった季節分けです)

 

 

自分で創作した薫物は

どれも思いを込めて創作したもの

どの薫物を焚きましょう?

 

このように心惑う日も楽しいものですキラキラ