横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -77ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

6月のお稽古は「源氏合わせ」で「葵」です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

3カ月ぶりにお稽古が始まります。

 

 

 

緊急事態を脱したとはいえ

 

ウイルスが消え去ったわけではありません

 

どこかに私たちを待ち構え

はびこることを生きがいに生存しているのですから

私たちもより一層慎重に過ごさなければ

と思っております。

 

アルコールを用意し

換気に注意して

お稽古を行います。

 

今月はお稽古にいらっしゃる皆様が

とても楽しみにしておられる

「源氏合わせ」です。

 

年に3回「源氏物語」の1巻より順に

皆様独自の香を創作して頂いております。

 

これまでのお稽古の

小さな集大成と言えるでしょう。

 

縛られることなく

思い思いの薫物が作れるのですから

これほど嬉しいことは・・・

(でも一定の法則はございます)

 

「源氏合わせ」は

頭と心の運動とも言えるのではないでしょうか。

皆様、創意工夫なさって創作され

薫物をご持参くださいます。

 

6月は「葵」です。

 

源氏の正妻葵の上の懐妊

恋人の六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の嫉妬

葵の上の死

紫の上との新枕(にいまくら)

 

切り取る場面は数多く

難しくも楽しめる帖です。

 

どうかお楽しみに

 

 

 

6月24日(水)午後3時30分より

6月26日(金)午後5時より

6月27日(土)午後1時30分より

お稽古を行います

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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気分は清少納言

 心にくきものは 「枕草子」より「薫物の香り」

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

今日の横浜は雨降りで

少し肌寒い日となりました。

 

 

前回は

 

香日和(こうびより) 梅雨に香るおくゆかしい香り

 

 

のタイトルで温度が高く湿気の多い日は

香がとても良く香る

 

と言うお話でした。

そのことについて

 

「枕草子」の中で

「薫物の香いと心にくし」

と清少納言がしたためています。

 

古語の「心にくい」とは

心ひかれる

上品だ

奥ゆかしい

などの意味があります。

 

「枕草子」より「心にくきもの」

気分は清少納言で

跳んでる意訳をしてみましょう。

 

決して正解の意訳

とお思いにならないでください。

アレンジにあふれておりますので

あしからず。

 

気分は清少納言で参ります音譜

 

 

 

「心にくきもの」

 

何かを隔てて聞こえる音なの

 

ご主人とは思えない

人を呼ぶ手の音が

パンパンッって聞こえるの

その音

せかすようでもなく

すご~く優しく品があって

 

それに答える侍女も「ハ~~イ」って

若々しい声で答えて

 

息もピッタリなの

いいわよね~

 

その上

サラサラッかしら?

キュルッキュルっかしら?

衣擦れの音がして

女主人の元へ急ぐ様子ね。

 

呼ばれたのがとっても

 

うれし~~ラブラブ

 

って言う気持ちが伝わってくるの

 

ものを隔てて聞こえる音なのに

何だか二人の奥ゆかしい良い関係まで

目に見えるようで

 

いいわよね~

もっと聞いていたい

って思うのよ~

 

中略

 

物を隔てて聞こえる宮中の様子や

垣間見た夜の情景や話し声

几帳(きちょう)に掛けてある

蔵人(くろうど)の衣装のことなど

目前で見聞きしているような錯覚を

起こさせます。

 

清少納言のちょっとイジワルな面も

垣間見えますが・・・

 

「心にくきもの」

の後半では過去の回想として

衣に薫き染めた薫物について

したためてあるのです。

 

「薫物の香 いと心にくし」

 

5月の長雨のころのことだったわ

(旧暦なので今頃の梅雨の時期です)

 

弘徽殿(こきでん)の中宮のお部屋の

妻戸の簾に藤原斉信(ただのぶ)中将が

寄り掛かっていらした時の香りったら

 

なんて素敵な香りだったでしょうドキドキ

お顔なんてどうでもいいの

何?何?何の香?

どんな香を合わせて作られたのかしら?

ウ~~ン ステキ~音譜

 

宮中ブランドの薫物

ってわけでもないし・・・

 

今日の雨の潤いが

薫物を際立たせてるってことはわかってるのよ。

 

でもこの衣に焚き染めた香り

何度でも

  ステキ~ラブラブ

って言いたくなるの。

ステキ、ステキキラキラ

 

御簾に香りが移ってるみたいなの

次の日までもよ。

 

な~んとも言えない

抱きしめたくなるような心地よい香りが残ってるの

それを若い女房たちが

 

「わ~あステキな香り音譜

 

「今度は私の番よ」

 

「私にも~」

 

なんて言い合いながら

嗅ぎっこしてるんですもの

 

わかる、わかる

当然よね~

私だってそう思うのですもの~

 

 

 

 

 

というわけなのです。

毎日雨が降り続く梅雨には

高温と多湿で

薫物の香りが際立って

その芳香が寄り掛かっていた御簾にまで移り

次の日までも香りがしていた。

 

 

なんと素晴らしい!

薫衣香(くのえこう・衣類に薫き染める香)です。

 

どんな香だったのでしょうか?

いろいろ想像を巡らしてしまいます。

 

平安時代も女性は

いいえ。

かえって男性の方が

香りにこだわっていたのです。

 

ひょっとしたらこの感覚は

現代よりも進んでいたかもしれませんね。

香日和(こうびより)

 梅雨に香るおくゆかしい香り

 

 

              北鎌倉 名月院 2012年

              今年はまだ咲いているでしょうか?

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

関東も梅雨入りして

鬱陶しい日が多くなっています。

 

本格的な梅雨はこれからなのですが

 

雨が降れば

「晴れないかしら」

と思い

 

夏日になると

「雨でも降らないかしら」

 

と勝手なことを考えます。

 

ムシムシ、ジメジメ

心晴れない日が続いて

憂鬱ですね。

 

 

でもこんな日は香りを聞くには絶好の日

香日和(こうびより)などと名付けたくなります。

 

 

              北鎌倉 名月院 2012年

 

雨の日の湿気の多い日は

空気中に水蒸気が多いので

匂い分子は留まりやすくなります。

 

また匂い分子は揮発性を持っているので

温度が高くなると揮発性が高くなり

夏はより匂いを感じ易くなるのです。

 

反対に
湿度が低く乾燥している冬は

空気中に匂い分子が少なく

匂いの感じ方が低くなるのです。

 

このようなわけで

今の梅雨時期は

匂いを強く感じることとなります。
 

 

 

 

最高に湿度の高くなる雨上がりに

草木やお花の香りを
強く感じたことはありませんか?

 

 

               西洋梅花空木(ベルエトワール)

 

薫物を聞くには最良の季節

どのような香を焚きましょうか?

   

       薫物(たきもの)とは?

    様々な香材を粉にし、蜂蜜・炭の粉・甘葛(あまづら)などで

    練り合わせ丸薬状に固めた物。

    練香と同じ。

 

薫物の香りが

とてもよく部屋空間に漂うわけですから

あまりにも甘く

まとわりつくような

濃厚な香は

相応しいとは思えません。

 

もちろんそれぞれに好みも違い

 

「暑い日には

   暑いものを食するのが

一番の暑気払い」

このようにも申しますので

 

湿気の多い日には

「濃厚な薫物を焚くことが

一番の除湿方」

 

それもあっておかしくはありません。

 

でも私はやはり

 

  甘過ぎず

 

    辛過ぎず

 

       苦過ぎず

 

 塩辛過ぎず

 

      少し酸味があって

 

涼し~~い香りが

 

身も心も

     シャキッ

整えてくれるように思います

 

このような日には

どのような薫物を燻らせましょう音譜

 

「薫集類抄」に著わされた六種の薫物は

非の打ち所がないものですが

     

   平安朝香道では

     「黒方」  儀式や行事の薫物・冬の薫物

     「梅花」  春の薫物

     「荷葉」  夏の薫物

     「侍従」  儀式や行事の薫物・秋の薫物

     「菊花」  秋の薫物

     「落葉」  晩秋の薫物または冬 

      この6種類の薫香を

     「六種の薫物(むくさのたきもの)」と呼びます。

     (室町時代に始まった香道では、異なった季節分けです)

 

 

自分で創作した薫物は

どれも思いを込めて創作したもの

どの薫物を焚きましょう?

 

このように心惑う日も楽しいものですキラキラ

 

6月のお稽古は「源氏合わせ」を行います

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

2カ月ぶりのお稽古が始まります。

 

6月は平安朝香道で年に3回行われる

「源氏合わせ」の月です。

 

 

 

それでは

「源氏合わせ」っていったい

どのようなことでしょう?

 

 

「源氏合わせ」「薫物合わせ」

「物合わせ」の一つです。

日本で、また世界でも平安朝香道だけで

行われている香道の遊びなのです。

 

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

「絵合わせ」「歌合わせ」「物語合わせ」

「前栽合わせ」「貝合わせ」「薫物合わせ」

などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

 

「源氏合わせ」も平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競います。

 

競うとなると緊張しそうですが

皆様リラックスして

お互いの薫物を聞き比べて

いらっしゃいます。

 

「源氏物語」より第九帖「葵」が

6月の課題となっております。

 

 

 

 

平安の薫物を聞香なさりたい方は

 

6月24日(水)午後3時30分より

6月26日(金)午後5時より

6月27日(土)午後1時30分より

お稽古をいたします。

 

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

 

ウツギの花の香りが

  雨に溶けていきました

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

一昨日は雷も鳴り

一時的に激しい雨が降りました。

 

晴れて一気に夏日かと思うと

今にも雨が降りそうな日が

続いています。

 

 

 

 

 

五月最後の日に降った雨の後

紫陽花もしばらくは

うなだれていました。

 

山紫陽花は小さなお花なので

しっかりと首を延ばして 頭を立てています。

 

 

 

 

 

ハニーサックルは

和名を突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)

吸葛(スイカズラ)

漢方では

金銀花(キンギンカ)とも呼ばれています。

 

 

 

雨に濡れてもいい香り~

 

 

クレマチスも雨に打たれて

 

 

 

 

ギボウシは

これからお花が咲きます

 

お花に香りのあるギボウシなんです

葉っぱの色がステキでしょ?

陽が照るともっと美しい色キラキラ

 

 

雨に打たれて植物達はまた元気を取り戻します。

 

 

最後に香りのお花

西洋梅花空木(バイカウツギ)

ベルエトワールです。

アジサイ科のウツギ属

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の中でひときわ白く光っているように見えました。

 

たくさんの湿気を帯びた外気と

バイカウツギの酸味を帯びた甘く涼しい香り

 

梅のお花に形状が似ているから

梅花・バイカと呼ばれるそうですが

梅の香りとは言えませんが

なるほど~

 

雨に溶け込んでウットリさせる香りを

漂わせていました。

 

このバイカウツギはアジサイ科ウツギ属です。

少々ウツギの説明です。

 

           ウツギ・卯の花   お借りしました

古来より空木の花は

卯の花として親しまれてきました。

 

日本に昔から自生するウツギの花には

残念ながら香りはないのだそうです。

 

香りがないといわれても

 

そうなのね~

 

です

 

空木と呼ばれるのは

材の芯が中空になっていることからの名称で

卯月(旧暦4月)に咲くから卯の花

 

万葉集より

卯の花の咲き散る岡ゆ霍公鳥(ほととぎす)

          鳴きてさ渡る、君は聞きつや 
 
                            作者不詳 
橘を詠んだ歌には
ホトトギスと一緒が多いですが
 
卯の花もホトトギスととっても仲良し
いつもペアを組んでます。
 
初夏の梅雨に入る前頃からしばらくは
この季節がお互いに活躍できる
最良の日々なのではないでしょうか。
 
 
「夏は来ぬ」
卯の花の匂う垣根に
時鳥(ほととぎ)早も来鳴きて~音譜
忍音(しのびね)も~らす
夏は来ぬ~音譜
 
それではこの歌はいったい?
 
香りのするウツギだったのか?
 

この作詞をされた佐々木信綱氏

歌人であり国文学者です。

ご自宅には2階建ての万葉集専門書庫があり

万葉研究の書籍を収蔵していたほどの

「万葉集」研究家でした。

 

卯の花の匂う垣根の「匂う」は

 

卯の花が白く光って照り輝くように美しい

 

そのような思いを込めて作詩なさったのでしょう。

 

万葉の時代と同じ意味で
「匂い」=「華やかな照り輝く美しさ」
 

 

卯の花(ウツギ)は

 

「匂いがしない」と

「匂いがする」

に分かれるようです。

 

我が家の西洋バイカウツギ(ベルエトワール)は

アジサイ科のウツギ属ですが

とても良い香りがします。

 

雷の閃光に一瞬照らされ白く光り

束の間薄暗くなった庭に輝いて見えたのです。

雨に濡れた美しさと共に

外気にその香りが溶け込んで

雷も忘れてウットリしてしまいました。

 

お花の中心に紅を差したような

アクセントもあり可愛らしいお花です。

 

日本に自生する空木に香りがないのは

残念なことですが

空木のお仲間を植えて

毎年その芳香を楽しみにしているのです。

 

 

今月のお稽古は「源氏合わせ」を行います。

皆様お楽しみに。