横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -76ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

疑問に思うこと

 芥子(けし)と罌粟(けし)①

 

 

訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

新型コロナウイルスに翻弄され

例年にない大雨が各地を襲っています。

また想定外の災害が起こっています。

 

災害に遭われた方々に

心よりお見舞い申し上げます。

 

梅雨が明けるまで

まだまだ油断は出来ません。

これ以上被害が多くならないことを

祈るばかりです。

 

 

祈ると言えば

古より人智の及ばないことには

祈るしか方法がなかったのでしょう。

 

 

 

 

先月の「源氏物語」「葵」の巻では

光源氏の正妻の葵上が

もののけに何度も苦しめられ

最後は生霊(いきりょう)に

苦しめられます。

 

もののけや生霊を追い払うために

焚かれた物は芥子(けし)でした。

 

その芥子の香りが

六条御息所の衣に付いて

いくら消そうとしても

その香りは決して

消すことができなかったのです。

 

そのことで、彼女は自分自身が

生霊となっていることに気付きます。

 

そこで使われた芥子(ケシ)

 

現在では一般的に芥子はケシと読み

ポピーのこととなっています。

 

オリエンタルポピー(オニゲシ)や

アイスランドポピー

そしてシャーレーポピー(ヒナゲシ)が

園芸種としてお馴染みですね。

 

雛罌栗(ヒナゲシ)がイメージとして

ピンと来るのではないでょうか?

 

 

     丘の上 ヒナゲシの 花で~

 

      占うの あの人の心~~

 

アグネスチャンの歌にあるヒナゲシです。

 

お花のことは話が長くなりますが

 

雛罌栗(ヒナゲシ)は

英語で   ポピー ( poppy)

中国語で  虞美人草(ぐびじんそう)

フランス語で  コクリコ(coquelicot)

スペイン語で アマポーラ(amapola)

 

どの語も

一度は耳にしたことがありますよね。

 

どんどん横へそれそうなので

軌道修正あせる

 

薄い紙のような

儚げな花びらを持った

芥子ですが

阿片やモルヒネとなる

危険な種類もあるのです。

 

危険なケシは

日本では戦後、栽培が禁止され

違反した場合は罰せられます。

 

園芸種は問題なしですから

ご心配には及びません。

 

危険な芥子・罌粟(ケシ・オウゾク)は

薬用植物園で見ることができます。

 

 

そこで

「源氏物語」「葵」に登場した

芥子の香りとは

どのような香りなのでしょう?

 

その香りでもののけや生霊を

追い払うことができるのでしょうか?

 

いくつかの関連書には

ケシ(ポピー)の種子を

焚いたように書かれています。

 

辞書でさえ芥子はケシ科

として解釈していたりします。

 

ケシの種子って

あんパンやお菓子に使ってある

あのケシ粒のことです。

 

あんパンにまぶしてあるケシ粒って

香りがするでしょうか?

 

家にあるお料理用のケシ粒は

ほんの少しの芳香はしますが

特別な良い香りも

悪い香りもしませんが・・・

 

噛むと木の実のような風味がします。

 

芥子の種を焚くと

驚くほど嫌な香りがするのでしょうか?

 

そこでちょっと実験

 

 

 

ポピーシード(ケシの種)を

フライパンで焙ったり

直接火に落したりしてみましたが

 

少し香ばしく

やはりアーモンドやクルミなどの

木の実を感じさせる香りです。

 

決して嫌な香りはなく

その場から退散したくなるほどの

強烈な香りでは全くありません。

 

なぜかおかしい!

 

そこで今度は

粉末にすることにしました。

 

 

 

この時点で刺激的な香りがして良いはずですが

 

今度は香炉で炙ってみましたが

 

やはり特徴的な香りはしないのです。

 

ケシの種子とは違うのでは?

 

一番の問題点は

 

罌粟(ケシ・ポピー)と呼ばれる植物が

渡来したのは

室町時代になってからのことなのです。

 

つづく

7月6日のNHK「朝イチ」

 おでかけLIVEは行田のハスでした

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

今朝ご覧になられたでしょうか?

 

今朝の「朝イチ」お出かけLIVEは

 

癒しの花!

10万株の古代ハス

のタイトルで埼玉県にある行田の
古代蓮の里から
藤原薫さんがレポートなさっていました。
 
今日は生憎雨でした。
 
残念ながら雨ショボーン
ではなく
雨の日は蓮観賞に最高なのです。
 
 
                     去年の行田の古代蓮
 
雨降りの日に
傘を差して
ゆっくり時間をかけて
ハスの花を
見て歩くと
 
 
 
時々雨が止んで
しばらく歩くと
また傘を差して歩く。
 
空模様を気にしながら
歩くのですが
 
蓮は
人よりも背が高いのも多く
その頂上に大きな花を
掲げています。
 
とても気品のある貴婦人の風情です。
美人というよりは
麗人の表現が適当かもしれません。
 
 
 
清々しい甘さと
キリッとした異国の香りが
辺りに漂って
梅雨の鬱陶しさを
一時忘れさせてくれたことを
思い出しました。
 
番組では古代蓮の美しさだけでなく
お土産の数々も紹介されていました。
 
番組でも紹介されていましたが
 
私の一押しは
 
 
 
蓮の実と一緒に炊いたおこわです。
 
これはおにぎりになっていますが
割ると中には
 
 
蓮の実が入っていて
とっても
美味し~い
蓮の実はホクホクしていて
栗ほどは甘みがありませんが
まるで栗のようでした。
 
 
 
 
その他にも買って帰りました。
 
今年は遠くへは行けませんが
「あさイチ」を観て
また行田に行った気になりました。
 
また行きたいな~
 

蓮池を巡ってみましょう

 7月のお稽古は「荷葉」です

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

とうとう7月に入ってしまいました。

例年でしたら

 

梅雨が明けたらどこに行こうかしら

 

と計画を練っているところですが・・・

今年はどうなることでしょう?

 

 

今年は奈良のロータスロードに咲く

蓮の花を巡る計画でしたが

次の機会にすることにいたしました。

 

 

 

 

 

昨年は行田の稲荷山古墳と古代蓮

 

 

 

を見に行きました。

 

 

友人と巡った古墳群と

数々の蓮の花。

 

 

 

目を閉じると

小雨に煙る古墳の一つ一つが

遠くに見えてきます。

そして

鮮やかなフューシャピンクの大きな蓮の花と

蓮の台(うてな)から転がり落ちる玉の滴

何よりも蓮の花の香りが

私の周囲を駆け巡リます。

 

 

 

                行田蓮(古代蓮)

 

 

東京、横浜はまた感染者が増えていますが

そのうちきっと遠出できる日が来ることを信じて・・・

 

 

 

今月のお稽古は

薫物で「荷葉」です。

 

昨年の課題の「荷葉」

とは異なっております。

 

蓮の香りの薫物を聞いて

皆様で蓮池を巡ってみましょうね。

 

 

今月のお稽古

 

7月22日(水)午後3時30分より

  24日(金)午後5時より

  25日(土)午後1時30分より

 

お稽古場

 

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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ジェラシーはやっかいなものです 

 「源氏物語」より「葵(あふひ・あおい)」

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

6月のお稽古は土曜日に

終了いたしました。

 

 

                    双葉葵

 

「源氏物語」より第九帖「葵」が

「源氏合わせ」の課題でした。

 

「葵」を読んで頂いて、その中から

ご自身が薫物にしたいと思う場面を

香で表現して頂きます。

 

 

葵の上は光源氏の正妻で4才年上です。

左大臣家の一人娘で

教養もあり気位の高い女性なのです。

 

そのような葵の上は光源氏にとって

少々煙たい存在。

 

年を経てやっと葵の上は懐妊しますが

光源氏の恋人六条御息所に

日頃から嫉妬されています。

 

葵祭の前に行われる御禊(みそぎ・ごけい)

での葵の上と六条御息所との

車争い(場所取りですね)で

車を壊され後方に追いやられしまった

六条御息所は

その後葵の上を激しく嫉妬し恨みます。

 

葵の上は度々物の怪に悩まされながら

無事出産を迎えますが

その時の生霊(いきりょう)によりこの世を去ります。

この正体は六条御息所なのです。

 

最後は源氏の愛に包まれて逝くのですが

女性としては口惜しい限り。

 

もう少し大切になされば良かったのに~ショボーン

 

まだまだ物語は続きますが

 

六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の

ジェラシーや

その後源氏と枕をともにする

紫の上の心境なども興味深いと思いました。

 

「葵の上」を薫物にした方が

多くいらっしゃいました。

 

 

「葵」を読まれて

お一人お一人とらえ方が違い

興味深いものでした。

それぞれ香りも全く異なるものでした。

 

   薫物っておもしろし

 

ですね音譜

モテ男の妻の運命は?

 久しぶりの香道のお稽古でした

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 


梅雨の時期はお天気のことが

毎日気になりますね。

 

一昨日は雨時々くもりになりました。

昨日は雨。

 

今日はくもりで時々晴れ

蒸し暑い日となりました。

 

一昨日は、今年になって2度目の

「薫物合わせ」でした。

 

「薫物合わせ」は原則として土曜日ですが

ご都合の悪い方が水曜日にお見えになりました。

 

 

それでは

「薫物合わせ」・ 「源氏合わせ」っていったい

どのようなことでしょう?

 

「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で

「物合わせ」の一つです。

日本で、また世界でも平安朝香道だけで

行われている香道の遊びなのです。

 

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

「絵合わせ」「歌合わせ」「物語合わせ」

「前栽合わせ」「貝合わせ」「薫物合わせ」

などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

 

「源氏合わせ」も平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競います。

 

 

「源氏物語」より第九帖「葵」が

6月の課題となっております。

 

 

皆様の源氏の君への評判は

やはりよろしくありません。

 

紫式部は後世の評価など

気にしているはずはありませんが

 

主人公の光源氏は

モテ男ですから

 

現代の週刊誌が目の色替えて追い回す

そのようなスキャンダルの多いこと!

 

光源氏のような男性には

どなたも手厳しいに違いありません。

 

正妻がいるにも関わらず

気に入った女性がいると

手に入れずにはいられない恋の矢

 

臣下に下ったとはいえ

桐壺帝のお子ですから

地位と財力が強力な武器。

 

源氏の君を知らない者はなく

女性は、一目見ることで満足なのです。

 

その源氏が見た目だけでなく

身につけた最上級の教養で

女性に迫ります。

 

源氏の君の良いところ?

なのでしょうけれど

夢中になった時は相手の女性を

一途に愛するのです。

 

誰だって嫉妬するのは当たり前です。

モテモテの男性も悩みはつきません。

 

気の多い夫を持った年上妻

葵の上はどんな運命をたどったのでしょう?

 

 

「葵」は葵の上だけでなく

数人の女性が登場します。

 

「葵」の読後から

それぞれの場面をイメージして

薫物にして頂いたお稽古でした。

 

久しぶりのお稽古で

快く香る薫香を楽しませて頂きました。

 

お教室に残る空薫物の香りを

閉じ込めておきたいと思いましたが

しっかりと換気をしてお教室を後にしました。