横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -4ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ブルーハート季節は移ろい

   蓮の香は心に留まる

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

八月も後わずか

暑さだけは今までになく

最高を記録する予報です。

 

 

暑い暑いとはいえ

昨晩は、耳を澄ますと

虫の音が聞こえて・・・

 

 

一薫きの

 心やすらふ空薫きに

胸の奥にぞ清き流るる

        涼香

 

 

八月のお稽古も

終了いたしましたが

蓮の花はまだどこかで

咲いているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

お稽古では

「荷葉」の薫き比べ

をいたしました。
 「荷葉」蓮の香りを模した香

 

 

甘さを強く感じるもの

涼やかに香るもの

少々苦く香るもの

 

などなど

 

皆様でおしゃべりしながら

一つ一つの薫物を味わいます。

 

「私の手の油が混じって苦いの?」

 

「そうかも!」

 

冗談交じりの本気で・・・

 

 

 

古の人々は

何とか蓮の香りに近づけようと

苦心したに違いありません。

 

 

蓮池から風に乗って漂う香り

 

蓮の花そのものの香り

 

蓮の葉に水をたたえた香り

 

 

香水と同じように

 

トップノート

ミドルノート

ラストノート

 

一つの薫物にも

香水と同じような

香りの変化があり

その変化に気づく方も

いらっしゃいます。

 

 

薫き始めは

どうと言うことのない香りが

炭が崩れていくにつれ

芳香に変化して

驚かれることも・・・

 

古に

香を考案なさり

香を合わせられた方も

意外なことと

驚かれるのでは?

 

 

薫き終わり

後に残る香りは

心の底に清きを呼び

心穏やかな時を

保てることでしょう。

 

これを

一番享受できるのは

誰?

 

 

お稽古場を後にする時

もったいないくらいの

無言の優しさが

漂っておりました。

 

 

ピンクハート和の香り平安朝香道 

  八月のお稽古

 

 

 

 

お盆だ、終戦記念日だと

慌ただしく過ごすうちに

すっかり忘れておりました。

 

 

八月のお稽古の告知です。

遅くなりすぎ!

 

明日がお稽古ですのに・・・

 

 

今月も飽きずに

「荷葉」となります

 

平安朝香道では

「荷葉』は夏の薫物

 

夏の間に存分に

聞いておきましょう。 

 

 

 

 

 

 

2023年の課題でしたので

門下生の方も

お作りにならずとも

その時の薫物で大丈夫。

 

少々変わった趣向で

当方が創って参りますので・・・

 

 

 

 

 

香料を取り出すと

邪魔が入ります。

 

眠い時間ともなると

あちらこちらにスリスリして

作業中の机の上で

気持ちよさそうにお昼寝なのです。

 

 

 

かまって~黒猫

 

なのかもしれませんねラブラブ

 

それとも

猫も薫物が好き

なのでしょうか?

ハートのバルーンお互いを

 思いやれる香りが

 できれば・・・

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

お盆休みも終わり

終戦記念日も過ぎました。

 

昨日、送り火を焚き

お盆休みも終わりました。

 

 

今年で終戦から八十年

終戦記念日も八十回目

となりました。

 

百年目を目差して

これからも

平和が続きますようにお願い

 

 

 

 

 

 

 

世界中がきな臭くなって

できれば

その匂いや煙は

吸いたくありませんが・・・

「戦争」

という刃を突き付けられた時

 

戦いますか?

 

このような選択を

迫られる日が来ないことを

願います。

 

 

 

 

 

 

お互いを思いやれる香り

があれば・・・

 

嗅いで欲しいのは

各国の首脳

そしていがみ合う国民には

殺傷する爆弾ではなく

思いやりの香りを搭載した

爆弾を落として欲しいものです。

 

 

「戦争をしてはいけない」

 

と常々教えられて来た

昭和生まれの

戦争を知らない世代

やがて

戦争のカケラも知らない世代

となった時

日本はどこへ向かうのか?

 

 

きな臭さの漂うこの頃は

余計な心配が

頭をもたげて来るのです。

 

 

星昨日はお盆の入り、

 迎え火を焚きました

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

立秋も過ぎましたが

皆様のお住いの地域で

秋の気配は?

 

 

雨が降り

少しは感じられるように

なりましたでしょうか?

 

 

 

 

 

前よりもムシムシして

過ごしにくく思えます。

 

 

 

 

 

 

昨日13日は

お盆の入り

我が家では毎年

ご先祖様をお迎えするため

迎え火を焚きます。

 

 

玄関先で、母がおがら(麻がら)に

火をつけると

家族全員が集まって来ます。

 

昔はその灯で盆提灯に火を

移していたそうです。

 

 

 

 

 

母のおがらを焚くその役目は

数年前から私の役目

となりました。

 

私が迎え火を焚き

父母やご先祖をお迎えする

立場になったのです。

 

これも順繰り

ですね。

 

 

仏前には唐招提寺の

青蓮のお線香を焚き

空薫物は「荷葉」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

「源氏物語」の「鈴虫」の帖が

想いおこされ

薫物が受継がれてきた歴史を

思うのでした。

 

 

 

 

 

独学の和歌や絵を嗜み

何よりも香りが大好きだった母は

喜んでくれるでしょうか?

 

生きていれば

私よりもっと力を入れて

平安朝香道を盛り立てよう

としたに違いない

そう思うお盆の入りなのでした。

 

 

 

皆様にも

彼岸へと旅立たれた

たくさんの方たちが

いらっしゃることと思います。

 

宗教は異なっても

このお休みに

自分が今

ここに存在する意味を考える

良い機会かもしれませんね。

 

 

付け足しではありませんが

愛犬、愛猫

可愛がっていた

全ての生き物たちが

お家に戻って来ているのでは?

 

 

お盆の4日間

お家の中が

とってもにぎやかに

なることでしょう。

 

キラキラ目にも見えず

 音にも聞こえず

心揺さぶるものとは?キラキラ

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

目にも見えず、音にも聞こえず
時に心に優しく語り掛け

時に鋭く刺さるもの。

 

己に語りかけ

心揺さぶるものは

千年以上を経て

なお色褪せない

薫物の香り。

 

 

 

 

 

 

現代では
日常的な香りには
あえて意識せず

通り過ぎてしまいます。

 

千年以上前の貴族社会では
香りが極めて身近な

生活の必需品だった時代がありました。

日本の長い歴史の中で

華やかな日本独自の文化が

花開いた平安時代です。







私ども平安朝香道は

そのような時代の香りを

現代に甦えらせ
一人でも多くの方に親しみ

楽しんでいただくために
和の香りの普及活動に携わっています。

 

 

 

 


 

春には梅の香りを愛で

夏には蓮の香りを愉しみ。

 

 

まるで目の前に

梅や蓮の花が花開く如く

香りを聞き

漂う香りに身をゆだねるのです。

 

 

作り手が異なれば

合わせた(ブレンド)香りも

異なります。

 

 

 

 

 

時空を超えて

平安時代へ・・・

平安を飛び越し

飛鳥時代ヘ翔びましょうか?

それとも室町?江戸?

 

当道では

主に平安時代の薫物を薫き

愉しみます。

 

平安好きの集う香道ではなく

平安時代の薫物を原点とし

願いや祈りを香に載せて発信する

自らも心から香に癒される

 

そのような香道なのです。

 

 

 

この暑さも薫物で癒しましょラブラブ