横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -4ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハート枯れてもにほふ藤袴 紫式部は知っていた

 

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

寒くなりました。

 

北では雪の情報が聞かれ

横浜でも暖房なしでは過ごせません

 

 

我が家の庭では

思い出したように

バラが咲いています。

 

 

 

バラはブルームーン

 

紫を帯びた淡いピンクで

「青いバラ」として作られたバラです。

良い香り~

 

 

枯れ庭で元気に咲いているのは

 

石蕗(つわぶき)に野菊

そしてバラなのです。

 

どれも香りがありますが

ツワブキは芳香とは言えません。

 

ツワブキもキク科なのです

 

10月の終わりから

菊たちが咲き始めました

 

 

 

 

黄菊が咲いて

 

 

 

 

リュウノウギクが咲き

 

 

 

 

野紺菊

これは伊藤佐千夫の

「野菊の墓」の菊では?

と言われていますが

我が家のは園芸種ですので・・・

 

きっともっと素朴な野菊だったと

思うのです。

 

このノコンギクは香りを感じません。

 

 

 

嵯峨菊

 

すうっと真っすぐ

立ち上がるのですが

倒れて

優雅ではなくなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

最後に足摺野路菊と

薩摩野菊が咲きました。

 

 

どの野菊も菊の

苦くて爽やかな香り。

 

ほぼ1か月かけて

次第に色を変え

最後は茶色く染まり

枯れ菊となるのです。

 

枯れても枯れても

菊は永遠

人は菊に絶えることのない

命を見出しているのです。

 

炭になっては香りも消えますが。

 

 

10月半ば藤袴が咲き始めました。

 

 

 

 

蕾でも

ほのかに香りを放ち始めます

 

朝、雨戸を開けると

微かな芳香がしているので

咲き始めに気付くのです。

 

 

 

 

 

10月半ば

フジバカマとシュウメイギクと

仲良く咲いていました

 

 

 

 

今年の猛暑で弱々しい成長で

葉の色の変化もはやかったようです。

 

 

 

 

 

 

 

とうとうこのように・・・

 

それでも芳香に変わりはありません

 

 

手で触ると

カラカラッと音を立てて

崩れていきます。

 

 

「源氏物語」の中で

源氏の君の孫の匂宮(匂兵部卿)は

薫(源氏の子。実は源氏の正妻の

女三宮と柏木との不義の子)

が生まれつき持つ芳香に負けまいと

薫物創りや芳香植物に異常なほど

熱中していきます。

 

枯れた菊や枯れた藤袴を

大切にしているのです。

 

 

茶色に色を変えた藤袴

触るとカラカラッと音を立てて

崩れてゆく

 

フジバカマが

風に揺れ、生き生きと薫る

フジバカマの盛りの

その香りではなく

 

 

枯れた藤袴に触れると

手には、崩れて消えゆく

麗しい香りが残るのです。

 

その香りを感じ

指先に祈りを込めて

崩していった。

 

匂宮がそうだったのでは

枯れたフジバカマを崩しながら

思うのです。

 

藤袴に触れた手には

いつまでもその優しい香りが

残っていました。

 

 

 

 

紫式部も自ら枯れた藤袴を手に取り

枯れてもなお芳香を放つ

そのことを

紫式部は知っていた。

 

 

生まれながらに芳香を持つ薫

芳香を創ろうと努力する匂宮

どちらが幸せだったのでしょうか?

 

 

イチョウ晩秋の匂いがしています

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

昨日はまさに

朔風払葉(さくふうはをはらう)

 

北風が木の葉を吹き飛ばす

 

そのような日でした。

 

 

 

 

 

 

訳もなく物悲しく

心の中を北風が何度も

吹き抜けていくような・・・

 

 

昼間の日射しは

晩秋とは思えない温かさ

 

ですが

 

陽が陰ったり

西の空に紅差すころ

晩秋を実感するこの頃なのです。

 

 


 

 

慶應大学日吉キャンパスの

銀杏並木もすっかり黄色に色づいて

葉も散っていました。

 

これから強風の予報ですので

かなり散ってしまうかも。

 

 

 

 

 

 

一昨日は

小雨に濡れた

落ち葉の吹き溜まりから

冬の匂いがするような

そのような日でした。

 

 

 

「薫物」の中で

晩秋の香りは

その名の通り

「落葉・らくよう」なのです。

 

発案者は何をイメージして

「落葉」を調合したのでしょう?

 

 

千二百年ほど前

人は何を感じ、何を思い

「落葉」をどの様に表現したかったのか?

 

昭和、平成、令和

と生きて来た私たちと

想いはそれほど変わらないように

思うのです。

 

 

 

 

 

 

このような日には

暖かなお部屋で

「薫物」を聞くのが一番。

 

 

一日の疲れを

薫香が癒してくれます。

 

 

 

紅葉秋の佳き日

北鎌倉で薫香に包まれました

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

 

 

先週末に北鎌倉の円覚寺

佛日庵のお茶室で行った

「薫物合わせ」は

無事終了いたしました、

 

 


 

 

 

紅葉の真っ盛りではなく

全体の三分の一弱

色づいておりました。

 

見ごろは

来週末から12月の初旬なのでは?

 

寒くもなく暑くもなく

最良の香日和でした。

 

 

 

 

 

 

昨年の「紫式部集」より

冒頭の和歌を皆様で詠いました。

 

 

毎年詠うと

平安朝香道の

テーマ曲になりそうです。

(AIにお願いしたものです)

 

 

今年の課題は

古代史大好きな朝倉より

「万葉集」から

志貴皇子の一首を・・・

 

 

これもまたAIの作ですが

皆様と詠いました。

 

 

クラシックを学ばれた方には

不評ですが・・・

 

皆様に愉しんで頂ければ

私朝倉は満足でございます。

 

文明の最先端利器を使いまして

愉しもうと思っております。

 

いつかできれば

門下生の方の作曲で

行いたいものと思っております。

 

 

 

 

 

 

課題は

皆様、教科書で学ばれた

有名な和歌

 

 

岩ばしる 

 垂水の上の さわらびの

萌え出づる春に

   なりにけるかも 

  

         志貴皇子

 「万葉集」(巻八一四一八)

 

殆どの方が

同じ情景を思い描き

想いも似たようになるのでは

 

と考え課題といたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情景や思いは同じでも

創られた薫物は

それぞれ個性のある

異なった薫物となり

素晴らしいものでした。

 

個人個人で

お好みもごさいますが

いつもいつも

「薫物合わせ」には

学ぶべきところが多いのです。

 

 

 

 

 

帰宅して荷物を

解きますと

辺りには「薫物合わせ」の

僅かに冬を残した

芽吹きの香りが漂っておりました

 

本当でございますラブラブ

思わぬ香りに私もビックリ音符

 

秋の佳き一日を

心身共に開放なされたなら

とても嬉しいこと。

 

 

来年も行えるよう願っております

 

ピンクハート香比べの始まりは「源氏物語」

 

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

「薫物合わせ」の準備に追われ

すっかりご無沙汰してしまいました。

 

 

昨日は秋らし1日となりました

今日も紅葉日和紅葉

 

 

 

 

 

 

北鎌倉で催す「薫物合わせ」

「源氏物語」「梅枝」に描かれいるのが

原型となります。

 

 

「梅枝」では

明石の姫君の入内のため

光源氏が薫物比べを思い立ち、

六条院の御方々、朝顔の姫君、紫の上

そして光源氏自身も加わり

それぞが独自の香を創作しました。

 

 

後日源氏の異母弟の

蛍兵部卿宮が訪れた折

創作した薫物を取り寄せ

それを薫いて

判者(審判)が

判詞(判定のことば)を述べる

と言う「薫物合わせ」の原型を行ったのです。

 

 

平安時代には

「歌合わ「前栽合わせ」「貝合わせ」

人々が左右に分かれ、物を比べ合わせた

「物合わせ」が行われました。

 

平安時代に香を聞き比べ競ったのが

「薫物合わせ」です。

 

平安朝香道では

本日、鎌倉の円覚寺佛日庵で

行います。

 

皆様

行って参りま~す。

紅葉和の香り平安朝香道

  十一月のお稽古は

 北鎌倉で「薫物合わせ」です

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

すっかり冬ですね

 

 

 

 

 

我が家の木々の紅葉を

楽しみにしておりましたが

酷な陽射しを浴びた葉たちは

夏の間から散りはじめ

残ったのは変色したり

虫食いの多い葉たち

 

それでも懸命に色を変えて

紅葉や黄葉に変化。

 

 

今月のお稽古は11月15日

北鎌倉の円覚寺の塔頭「佛日庵」で

「薫物合わせ」を催します

 

 

紅葉の見ごろですと良いのに・・・

 

 

 

 

 

去年、一昨年と十一月半ばは

紅葉もわずかでした。

 

今年はどうでしょう?

 

昨年は紫式部の和歌でした。

 

NHKで「光る君へ」

が放送されておりました。

 

今年は時をさかのぼり

奈良時代の和歌となります。

 

あまりに技巧的でなく

素直で自然な描写は

私の好み。

 

薫物創り初心者には

とてもやり易いと考えました。

 

上級者には少々物足りない

かもしれませんが

たまにはよろしいのでは

と思っております。

 

皆様どのように

香りで表現なさるでしょうか?

とても楽しみにしております。

 

当日晴れると好いですねお願い