横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -31ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ピンクハート読書の秋、食欲の秋

  そして香りを聞く秋

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

風は冷たいのですが

太陽が顔を見せると

ホッとします。

 

冬のような陽気となりました。

 

 

金木犀のお花もすっかり散って

一足飛びに落葉の季節?

と思うほど冷え込んできました。

 

 

 

 

 

 

 

龍脳菊(リュウノウギク)が一輪咲いて

秋も深まって来たような・・・

 

でも

まだ10月なのですよ。

本格的な秋はこれからニコニコ

 

 

 

 

 

 

このような日には

暖かなお部屋で

大好きな薫物を薫くと

心が解きほぐされ

柔らかなお布団に包み込まれるような

心やすらかでゆったりとした

気持ちになれるのです。

 

 

心配事や悩みも

芳しい香りで包み込み

水が流れて行くように

絶え間なく遠くへ遠くへと

運んでくれます。

 

 

 

 

 

 

 

平安時代には

火取(ひとり)と呼ばれた

香炉

 

炭を熾さずに手早く
薫物を聞きたい時には

電気香炉や電子香炉がとても重宝

 

 

火屋(ほや)と呼ばれる編み目の蓋

平安時代には火取籠(ひとりご)

と呼ばれていた蓋をかぶせ

スイッチ on

 

 

 

 

 

 

先日のお稽古の

「澪標」(みおつくし)のために創った

薫物(練香)を薫いて

ゆったりとした穏やかな気持ちで

1日の終わりを

締めくくりたいと思います。

 

 

薫物を何度も聞いて

熱で薫物がほぐれてしまいました。

 

 

 

 

 

 

インセンス(線香)

のお好きな方は

インセンスで

 

アロマがお好きな方は

アロマで

 

ハーブがお好きな方は

ハーブで

 

薫物(練香)がお好きな方は

薫物で

 

 

元を辿れば

全て植物や鉱物など

同じ物が原料なのです。

 

手段は違っていても

香りを味わう

香りを聞く

その行為は同じです。

 

香りの力によって

自分自身や周囲の方を

幸せに導かなければ

植物たちも身を粉にして

燃え尽きることが

無意味となります。

 

 

古には

神や仏に献じていた香を

時を経て

平安時代には

人を癒したり

愉しませる香りとなりました。

 

飛鳥時代には

仏教伝来で

仏に供える香があったと思われ

奈良時代には

鑑真によって丸薬や薫物がもたらされ

平安時代には

自らを癒し

様々な意味を持つ香りとして

無くてはならないものに

なっていったのです。

 

 

香りの力で

心身の疲れを癒し

明日への力を補います。

 

お風呂に入って

芳香浴とは申しますが

薫物の薫かれた中で過ごす時間は

 

香浴

 

と名付けて良いのでは?

 

良い香りに包まれて

それでは皆様良い夢を・・・

 

ラブラブ秋には人を恋うる歌

  何と情熱的な!

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

秋晴れが続くようになり

昨日も気持ちの良い空の下

金木犀がウットリさせる香りを

漂わせていました。

 

 

 

 

 

 

銀木犀もよくよく見ると

目を凝らさないとわかりませんが

咲いています。

 

日中はポカポカなのですが

日が暮れ始めるころには

秋風が身に沁みます。

 

温もりが恋しい季節月見

 

 

もうお稽古は、今日ですね。

「源氏合わせ」で

「澪標」(みおつくし)です。

 

 

澪標(みおつくし)とは舟が

浅瀬に乗り上げないように

水中に立てた杭のことですが

「身を尽くす」に通じるので

和歌などで掛詞として使われています。

 

「澪標」は古来より

難波の澪標がよく知られています。

大阪市の市章がこの澪標です

 

 

大阪市のホームページより

市章の画像

水路標識「みおつくし」の写真

みおつくし(澪標)というのは、古歌にもよまれているように、昔、 難波江の浅瀬に立てられていた水路の標識です。 摂津名所図会にはクイの上部に板をX型に打ちつけたものだけが見られますが、 天保年間の絵図には今の市章と同じ形をしたものが描かれています。 大阪の繁栄は昔から水運と出船入船に負うところが多く、人々に親しまれ、 港にもゆかりの深いみおつくしが、明治27年4月、大阪市の市章となりました。

 

 

この澪標が身を尽くすに通じるので

いくつかの古歌に掛詞として

歌われたのです。

 

 

 

明石から都に戻った源氏は

いつものように

気の多い行動を・・・

 

 

明石の君と住吉詣で

すれ違った源氏は

明石の君が住吉詣に

来ていたことを知ると

早速歌を送るのです。

 

直ぐにでも逢いたい

身を尽くして恋する歌を。

 

 

「澪標」中の出来事は様々ですが

皆様どの場面を

どのように感じ

薫物に表現なさったでしょうか?

愉しみにしております。

では後ほど

 

イエローハート今年も金木犀が

   2度目の開花です

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

秋晴れのなんと少ないこと

毎年、秋の長雨は

どの位続いたかしら?

 

過ぎ去ったことは忘れるものです。

 

でも忘れたくても忘れないのは

匂いや香り

嗅覚は否応なしに過去の出来事を

想いださせてくれるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

金木犀の今年の開花は

1度目の蕾を見つけたのが

9月29日

開花は10月1日~3日

ドライフラワーになっていたり

散った花を見つけたのが

10月5日

 

4、5日の命だったのですね。

 

 

 

 

 

 

 

それから2週間近く経ち

再び蕾を見つけ

香りを感じたのが

10月14日でした。

 

同じ命なら

明日、明後日には

散ってしまうのだと・・・

 

今年もまた2度目の開花となりました。

1度目より数が多いように思います。

3度目はあるのでしょうか?

 

 

胸に沁む  あの日の想いひたひたと

キンモクセイの  切なき香り  

 

 

 

秋の長雨で湿っぽくなりそうですから

湿度を下げましょう

 

 

手を伸ばし  太陽の色閉じ込めて

明日への光  皆に放たん

ピンクハート紫式部なら

  どの香を使うのでしょう?

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

久しぶりに

お天気になりそうです

 

 

 

来週は「源氏合わせ」です。

お稽古が迫ってきております。

 

このところずっと考えること

 

 

紫式部なら今の時期

どのような香料を使うのかしら?

 

 

 

 

 

銀木犀は中国

金木犀は江戸時代に渡来

キンモクセイは平安の時代には

香っていないショボーン

 

 

この時期

秋の七草で香るのは?

 

クズにナデシコ

オミナエシに

フジバカマ

 

最も強く香りを感じるのが

葛の花ですが・・・

 

オミナエシは少々躊躇いたします

ナデシコは仄かな優しい香り

 

やはり

「源氏物語」に何度か登場する

ラブラブフジバカマ

 

 

香料を前に悩んでいると

 

やって来ました

 

 

 

 

 

クンクン

 クンクン

 

 

 

 

スリスリ

 スリスリ

 

 

 

 

 

実に良い香りブルーハートラブラブ

 

 

 

 

 

 

どうぞ

  どうぞ

今日はまだ思案中ですから

 

 

 

 

 

 

雨上がりに

藤袴全草から

芳香が漂って来ます。

 

 

香りの教科書は

たぶん口伝え

むしろ各家のレシピは

秘密だったのでは?

 

才のある紫式部は内緒で

自らまとう薫物を創った

かもしれません

 

紫式部の「薫物書」

現存していたら

さぞかし愉しいことでしょう

 

 

少しでも紫式部に近づきたい

そう思うこの頃なのです。

 

 

 

 

お稽古は

10月22日(土)午後1時30分より

10月23(日) 午後1時30分より

 

見学の方は来月から土曜日にお受けいたします。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

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神社いざ鎌倉 ではなく

   北鎌倉へ

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

スポーツの日に

北鎌倉にお墓参りに行って参りました。

お彼岸もとっくに過ぎておりましたので

墓所には一人だけ。

 

 

円覚寺の境内は

多くの方が訪れていて

少し安心いたしました。

 

まだ外国の方は

見かけませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総門には

「瑞鹿山」(ずいろくさん)の扁額

 

 

 

 

 

三門(山門)の屋根

なぜかいつもこの角度から撮り

屋根だけになるのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎌倉幕府8代執権の北條時宗公

時宗の子で9代執権貞時公

孫の鎌倉幕府14代執権高時公の

廟所のある仏日庵へ

 

 

仏日庵は円覚寺の塔頭の一つです

 

 

 

 

 

御廟の前の大きな香炉には

たくさんのお線香が供えられ

もうもうと煙が上がっておりました。

 

 

お抹茶を頂戴いたしました

ご馳走様でございました。

 

 

 

 

 

蓮は終わり

 

 

 

 

 

秋名菊が咲いて

やはり秋ですね~イエローハーツ

 

 

 

 

 

 

 

 

以前とは違って現在進行中の

NHKドラマ「鎌倉殿の13人」の

関連看板が、あちらこちらで目に入りました。

 

 

観光をしてくれば良いのですが.

お腹がすいて

まずはお腹を満たさなければ。

 

 

 

 

 

 

総門の下には

横須賀線の踏み切りが見えます

 

 

 

 

 

目の前を電車が

 

 

 

 

 

 

 

北鎌倉駅目の前の

お茶屋さんへ

 

 

 

 

 

窓からは電車が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お腹を満たして大満足

 

鎌倉まで足を延ばしたかったのですが

帰りの混雑を考えると

早々と引き上げた方が良いのです。

 

コロナ禍で長いこと

来るのを躊躇していたので

お墓参りを済ませて

ホッとできました。

 

駆け足になってしまいましたので

今年中にもう一度

今度はゆっくりと来なければ

と思います。

 

 

これで薫物作りに専念できそうです。