横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -30ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

イエローハーツ晩秋の菊は

  美しく衣替え

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

寒くなりましたね

外の景色は

すっかり晩秋から初冬へ

 

 

 

 

 

 

桜の葉もすっかり散って

 

 

 

 

 

我が家の菊の花は

 

 

 

 

 

お花の先端が

紅く染まって

黄色い衣装から

衣替えの途中です。

 

 

 

これはポットマムと呼ばれる

西洋菊です。

 

 

 

この1・2週間で

霜が降りるかもしれません。

霜枯れの美しい菊が

見られるようになるのでは?

 

 

歩いていると衣替え途中の

菊のお花に出会いました。

 

思わず

パチリ

 

 

 

 

白から赤紫へ

変身途中でしたキラキラ

 

紫に変身するには

まだ先のことでしょう。

 

 

霜が降りると

紫の衣をまとって

平安人が愛した

霜枯れの菊や移ろい菊と呼ばれた

美しい菊になるのだと

確信できました。

 

 

我が家の菊に比べると

とても立派OK

 

我が家も菊のお手入れを

しっかりしなくては

と思うのでした。

 

菊の花の香りも

葉の香りも

それぞれ違って

おもしろいものです。

 

もう今年も

師走になったのですね~

 

 

イチョウ今月のお稽古は「菊花」

   移ろいゆく菊を愛でながら

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

外は冷たい雨が降って

晩秋が身に沁みます

 

落ち葉の季節となりました

 

 

落ち葉の季節になると

心に描くのは

フランスの詩人ヴェルレーヌの

詩の情景です

 

 

「落葉」            

秋の日の ヰ゛オロンの
ためいきの ひたぶるに
身にしみて うら悲し。

鐘のおとに 胸ふたぎ
色かへて 涙ぐむ
過ぎし日の おもひでや。

げにわれは うらぶれて
ここかしこ さだめなく
とび散らふ 落葉かな。

ポール・ヴェルレーヌ

上田敏訳

 

 

 

落ち葉で敷きつめられ道

秋の風に物哀しく音を立てて

落ち葉が移動します。

 

もう鮮やかさを失いかけた落ち葉

身に沁みてうら悲しくなりませんか?

 

 

 

 

 

 

そしてもう一つ

 

金色の ちひさき鳥の かたちして

     いてふちるなり 夕日の岡に

          与謝野晶子

 

 

 

 

 

銀杏の

鮮やかな黄金色が

目に飛び込むようです。

 

毎年

落ち葉の季節になると

必ず思い浮かぶ

心揺さぶる素敵な詩たち

 

 

今年は一カ月遅れて

「菊花」がお稽古の課題です。

 

 

平安時代の薫物の書

「薫集類抄」(くんしゅうるいしょう)には

「菊花」と「落葉」

の二つの薫物が掲載されておりますが

「源氏物語」にはどちらもございません。

なぜでしょうか?

 

 

古書には解明すべき

数々の謎がございます。

この謎解きにはまると

一生かけても

説き明かされないことばかり

そこがまた

愉しくおもしろいことでもあるのです。

 

今月は「移ろう菊」を

考えながらのお稽古となります。

 

 

お稽古が迫って参りました

 

 

11月26日午後1時30分より

11月27日午後1時30分より

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ。

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 イエローハート移ろいゆく季節の中で

   菊の花の色は? 移ろふ菊

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

朝晩とても冷えて

冬の到来を思わせるこの頃です。

 

 

 

鶴見川

 

 

 

 

我が家の庭も

秋色から冬色へと変化

 

 

育てていらっしゃる方は

ご存じかと思います。

 

菊は咲き始めて

晩秋から冬の間に

色が変化していきます。

 

 

 

 

 

ノコンギクの色は薄紫から

濃い紫へと変化

 

 

 

ノコンギクははっきりとしませんが・・・

 

 

白菊は寒さがやってくるたびに

色を変え

不思議、不思議

まるで魔法をかけられたよう

 

 

 

 

真っ白なリュウノウギク

小さなお花です。

 

 

 

 

 

花弁の周辺から薄桃色に

よ~~く観察しないとわかりません 

 

 

 

 

 

お花全体が薄紫に

 

 

 

 

 

 

かなり紫が濃くなりました

そろそろお花の役目を終えそうですが・・・

まだまだ

霜が降りるまで待たなくてはキラキラ

 

 

黄色い菊も

紫色に変化すると言われます。

茶色に変化したものしか

見たことがありません。

 

 

 

 

我が家のキバナノジギクは

咲き始めは白菊と黄菊なのです。

こちらは観察を怠って

毎年どのような変化があったか?

 

菊は

霜に当たると色が変化する

と言われます。

 

平安の貴族はこの霜に当たった菊を

「霜がれた菊」とか「移菊」「うつろふ菊」と呼び

大変愛でました。

 

 

 

色変わる秋の菊をば一年(ひととせ)に

再びにほふ花とこそ見れ

平 貞文(古今和歌集)

(宇多法皇に献上する菊の花に添えた歌)

 

美しく色変わりする菊の花は

1年に2度咲く花

と讃えています。

 

 

秋をおきて時こそありけれ菊の花

移ろふからに色のまされば

紀 貫之(古今和歌集)

 

秋の花盛りはもちろん

再び花盛りがあるのです。

色が変わるに連れ

もっと美しくなるのです。

 

 

「源氏物語」の「紅葉賀」でも

光源氏が青海波を舞う一場面に

 

「菊の色々うつろいえならぬをかざして」

とあります。

 

色の変化した菊の花を

「何とも言えない美しい菊」

と表現しているのです。

 

源氏が紫に変化した菊を冠に差して

舞う姿に人々は

「この世の人とは思えない」

と感じ、涙まで流したのです。

 

源氏の流麗な姿だけでなく

移ろう菊もかなり

重要な役目を負ったと思われます。

 

 

上に記したことは

それぞれ

色の変化で尚一層

菊が美しいとしたもの

 

少し茶色に変化していることもあるでしょう

 

古の日本人の感性は

枯れゆくものなのですが

変化する色を美しいと捉えたのです。

紫が

高貴な色

とされることもあったとは思いますが・・・

枯れゆくものの

色の変化を美しいとする

その感性は

脈々と今に受け継がれているのでは?

 

黄菊の変化も見てみたいものです。

もみじ小さい秋見つけた

 小さな秋の香り「菊花」を愉しみましょもみじ

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

日ごとに秋らしくなって

感染者が増加傾向でなければ

あちらこちらと

お出かけしたいのですが・・・

 

 

11月のお稽古の週には

また感染者が急増しそうで

少し心配しております。

 

 

 

 

 

外出の途中で見つけた秋

小さな秋ですイチョウ

 

 

 

 

 

歩かなければ

気付くことのない景色や

思わぬことに出会うのです。

 

 

山茶花も咲いて

これからの季節

木枯らしが吹いても

辺りを明るくしてくれそうです。

 

 

 

 

 

近づくととても良い香りキラキラ

 

少し涼しく

優しい香り

 

花の形も、葉の形も

椿に似て

よ~く見ないと

山茶花と椿は見間違えそうです。

 

 

 

 

 

花びらが散っているので

これは山茶花

椿はお花ごと散ってしまいます。 

 

遠目にはなかなか判断できませんよね。

 

山茶花の香りを

持ち帰るわけにも行かず

帰宅してからは

今が盛りの

菊の香りを聞いてみました。

 

 

 

 

 

 

重陽の節句は

終っておりますが

菊のお花は今が本番。

 

 

 

 

お部屋の中で小さな香り

「菊花」を薫いて

小さな秋を愉しみました。

 

キラキラ和の香り

   平安朝香道の醍醐味

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

すっかり秋

アッと言う間に

木の葉が色づきました。

  

これからは

少しずつ少しずつ

冬に近づいて行きます。

 

 

暖かなお部屋で

温かい飲み物と

薫物(たきもの)があれば

寒い季節も

いいえ1年中

幸せな時間を持てますハート

 

 

平安貴族は

季節ごとの薫物(たきもの)で

生活を愉しみました。

 

 

春には春の薫物を

 

 

 

 

夏に夏の薫物を

 

 

 

 

秋には秋の薫物を

 

 

 

 

冬には冬の薫物を

 

 

 

 

では

薫物(たきもの)って

いったい何なのでしょう?

 

 

皆様もご存じの

茶道で

炉の季節に使用する

練香のことなのです。

 

 

 

 

 

11月から4月には

練香が使われ

炉の熱灰で温められた

練香は

馥郁とした香りで

その場を浄化し、整え

お茶を嗜む者たちを

迎え入れるのです。

 

 

練香と薫物

言葉は違いますが

平安時代には

日常的に使用されました。

 

 

平安朝香道の薫物は

主に

空薫物(そらだきもの)

の役目をします。

 

小火取(香炉)に鼻を近づけ

直接聞くのではなく

かわほり(扇)を使って香りを聞きます。

 

かわほりで扇がれた香りは

やがて空間に放たれ

その場に漂う香りとなります。

現在のルームフレグランスです。

 

場を浄化すると共に

訪れる者に

鎮静と安らぎをもたらし

穏やかな心地にします。

 

愉しむルームフレグランスドキドキ

何といっても自分でウットリできる異空間ラブラブ

となるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

香材料を処方通りに合わせ

埋み(合香した物を寝かせる)をし

お稽古に持参した薫物を聞く時間は

至福の時間です。

 

 

香材料をレシピ通りに合わせ

薫物を作っても

出来上がりの形や大きさ

また香りを聞いても

皆様、全く同じではございません。

 

お料理と同じですねラブラブ

それは個性

 

とても面白く愉しいことです。

 

やがて

ご自分の思い通りに

薫物が創れるようになれば

もっと愉しいことと考えております。

 

ご自分の薫物だけでなく

皆様の作られた薫物を聞くのも

とてもおもしろいことなのです。

 

「えっ?こんな香りピンクハート

 

「私のと違う!?

 

なぜでしょう?

なぜかしら?

 

 

それが

 

和の香り平安朝香道の醍醐味

 

ご自分の薫物だけでなく

皆様の作られた薫物を聞く時間も

とても愉しいことなのです。

 

2時間余り

調度を取り出したり

仕舞ったり

楽しくおしゃべりをしながら

時間の経つのも忘れてしまいます。

 

1カ月に1回

日常と違った異空間で

日常と異なる薫法と奏香で

日々の疲れとストレスを

薫物で癒してご帰宅ください。

 

 

今年も後2カ月

コロナも

終息に向かっているように思いますが

尚注意して日々をお過ごしください。

 

 

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ、お申し込みの際は場所をご案内します)

神奈川県横浜市港北区日吉本町

 

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

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