秋には人を恋うる歌。 何と情熱的な | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ラブラブ秋には人を恋うる歌

  何と情熱的な!

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

秋晴れが続くようになり

昨日も気持ちの良い空の下

金木犀がウットリさせる香りを

漂わせていました。

 

 

 

 

 

 

銀木犀もよくよく見ると

目を凝らさないとわかりませんが

咲いています。

 

日中はポカポカなのですが

日が暮れ始めるころには

秋風が身に沁みます。

 

温もりが恋しい季節月見

 

 

もうお稽古は、今日ですね。

「源氏合わせ」で

「澪標」(みおつくし)です。

 

 

澪標(みおつくし)とは舟が

浅瀬に乗り上げないように

水中に立てた杭のことですが

「身を尽くす」に通じるので

和歌などで掛詞として使われています。

 

「澪標」は古来より

難波の澪標がよく知られています。

大阪市の市章がこの澪標です

 

 

大阪市のホームページより

市章の画像

水路標識「みおつくし」の写真

みおつくし(澪標)というのは、古歌にもよまれているように、昔、 難波江の浅瀬に立てられていた水路の標識です。 摂津名所図会にはクイの上部に板をX型に打ちつけたものだけが見られますが、 天保年間の絵図には今の市章と同じ形をしたものが描かれています。 大阪の繁栄は昔から水運と出船入船に負うところが多く、人々に親しまれ、 港にもゆかりの深いみおつくしが、明治27年4月、大阪市の市章となりました。

 

 

この澪標が身を尽くすに通じるので

いくつかの古歌に掛詞として

歌われたのです。

 

 

 

明石から都に戻った源氏は

いつものように

気の多い行動を・・・

 

 

明石の君と住吉詣で

すれ違った源氏は

明石の君が住吉詣に

来ていたことを知ると

早速歌を送るのです。

 

直ぐにでも逢いたい

身を尽くして恋する歌を。

 

 

「澪標」中の出来事は様々ですが

皆様どの場面を

どのように感じ

薫物に表現なさったでしょうか?

愉しみにしております。

では後ほど