今年初めての和の香りの薫物はどのような香り? | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

今年初めての和の香りの薫物はどのような香り?

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

今年最初の薫物はどのような香りでしょうか?

 

やはりこの季節にふさわしい薫物を

今月の課題にいたしました。

 

「薫集類抄(くんしゅうるいしょう)」に

最も数多く方(香の分量、レシピ)が記載されているのが

「黒方(くろぼう)」です。

 

 

春夏秋冬と季節ごとに分類された薫物(六種の薫物)の中でも

とても重要な薫物なのです。

 

「黒方」は季節にすると冬の香である前に

大切な行事や儀式の折に焚かれた薫物

としてとても大切な香なのです。

 

そして先月は「黒方」の中でも六種の薫物の

最も基本となる閑院左大臣の「黒方」の薫物でした。

 

閑院左大臣は藤原冬嗣(ふじわらふゆつぐ)で

私邸が閑院と呼ばれていたことによります。

当道平安朝香道の祖が冬嗣なのです。

 

藤原冬嗣は、平安初期に歌人で

我が国最初の香道家であり

我が国最初の茶道グループの一員で

文化人として知られていました。

 

今月の香もその「黒方」ですが

創作者は別の方です。

 

さて冬嗣の薫物と皆様が

どのように違い

どのように感じ取るのか

 

「薫物」の焚き比べとなります。

 

以前にもお伝えしたように

「薫物作りはカレー作り」(和の香料とハーブ&スパイス

と同じように

使う香材で様々な「薫物」が出来上がります。

 

各家庭独自のカレーと同じなのです。

お隣のお家のカレーは?

お向かいのお宅のカレーは?

 

「薫物」を難しく考えずに

 

「どんなカレーができるかな?」

 

それで良いのです。

 

基礎の方(レシピ)がわかってくれば

次はご自分独自の方(ほう)を作ることが出来ます。

 

「あの方素敵な香りラブラブ

さりげなく香るけど何をつけていらっしゃるの?」

 

早くそうなれば嬉しいですね。

 

香水の香りは

はっきりと自己主張をしていますが

薫物の香りは

さりげなく自己主張をしています。

 

日本文化と西洋文化の違いを良く表している

そのように思います。

 

 

今月のお稽古はご要望にお答えして

4週目に3日取りました。

 

今年から土曜日も加わりました。

 

1月22日(水)午後3時半より

1月24日(金)午後5時より

1月25日(土)午後1時半より

 

3日間の中でご都合のよい日をお選び下さい。

お待ちしております。

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

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