●和の香料とハーブ&スパイス
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
前回は、和の香料を合わせて作る薫物
(様々な香料を練り合わせて丸薬状にしたもの)
とカレー粉作りがよく似ていると言うお話でした。
スパイス各種
手作りカレー粉を作ろうと買っておいた
「朝岡スパイス」の香辛料です。
ブレンドするスパイス(ハーブも含みます)の量で
香りも味も違ってくるそうです。
当然と言えば当然のことなのですが、
とてもおもしろいですね。
それは平安朝香道でも同じです。
香の種類と量で薫物の香りが違ってくるのです。
カレー粉のスパイスやハーブ(スパイス・ハーブ)
呼び方が違っているだけで
和の香りと共通する香料が数多くあるのです。
カレーの黄色を出す
ターメリックは鬱金(うこん)
芳香のスパイス
シナモンは桂皮(けいひ)
ナツメグは肉荳蔲(にくずく)
フェンネルは茴香(ういきょう)
クローブは丁子(ちょうじ)
リコリスは甘草(かんぞう)
タイムは立麝香草(たちじゃこうそう)
ジャバニーズジンジャーは山椒(さんしょ)
などなど
お料理でお馴染みのスパイスたちですが
世界には、調味料かつ薬用として使われているスパイスは
千種類を超えるそうです。
漢方薬としてお馴染みの香辛料もありますよね。
平安朝香道で使う香も漢方で使う薬剤も西洋のハーブも
シルクロードを通ってやってきたのですから
呼び方は違っても同じものなのです。
源は同じで出来上がったものは大いに異なる
使う香料と量で全く違うものが出来上がるのですから
不思議!
カレー粉作りを観ていて
「薫物作りと同じ」と思った理由を改めて納得。
大きな違いは、
薫物香道は、沈香を使用する量が多いことです。
ターメリックやクミン、もっと各種の香をブレンドしたら
薫物もカレーになるのでしょうか?
そんなことはないですよね。
今日はお稽古の日です。
9月25日午後3時30分より
もしくは
9月27日午後5時より
お稽古をいたします。
お稽古場
東急東横線日吉駅下車徒歩3分
詳しくはお問い合わせ下さい。
※こちらからどうぞ。
※ご入会希望の場合は下記からどうぞ