●お客様をお迎えするのにふさわしい香りの薫物です
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
今年も残り少なくなってきました。
気ばかり焦って
「今年中にやっておかなければ」
と思うことが山積みです。
やらなくてはならないことを書き出して
順番を決めてやりましょう。
わかってはいるのですが・・・
少し心を落ち着かせるように
畳に座って薫物(たきもの)を焚くことにいたしました。
12月の課題の薫物「黒方(くろぼう)」を
また聞いてみました。
お稽古でもとても評価が良く
「雅びな甘さと身が引き締まる香り」
「お正月のリビングで焚いてみようかしら」
と生徒さんの感想です。
この時期
落ち着いて過ごさなければ
と思いますが
気を落ち着けようと「黒方」を聞くと
あまりの芳香に
作業などしたくなくなります。
あまりの麗しさに
このまま座り続けたくなります。
かなり贅沢な香りに溺れそう
「黒方(くろぼう)」はこのような慌ただしい時には
ふさわしくありませんね。
高価な麝香が使われていますので
ゆったりと香りを愉しまなければ
作った甲斐がありません。
「黒方」は
少し緊張感を持って
穏やかな気持ちで聞かなければ。
例えばお客様をお迎えする時
玄関や(おしゃれな表現では)エントランスに
また応接間やゲストルームなどに
お客様をお迎えする最初の
お・も・て・な・し
なのではないでしょうか。
お正月の薫物としてとても最適です。
もちろんお好みで他の「六種の薫物」も
よろしいでしょう。
香材を足したり引いたり
少しご自分でアレンジなさると
オリジナルの「黒方」が出来上がります。
私はひ・み・つの香材を少々。
これがまた楽しいのです
さあ
お正月に向けてまた一仕事しましょ