徳島県木頭村の「山のはちみつ」には深い物語がありました | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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はちみつ元気家族

徳島県木頭村のはちみつ。

「山のはちみつ」と呼ばれるように、透き通った濃い琥珀色がとってもステキな蜂蜜ですラブラブ


きっとミネラルをたくさん含んだはちみつだと思います。


木頭村 山のはちみつの販売は、徳島県那賀郡那賀町木頭出原の株式会社きとうむらです。


なんと販売者は、木頭村なのです。


那賀郡木頭村は合併により2005.03.01から那賀郡那賀町に住所は変更されましたが、木頭村という村名は今でも生きています。


徳島県と高知県の県境に位置する徳島県那賀郡那賀町の旧木頭村地域は、その98%が森林が占め、四国のチベットとも言われています。


那賀川の源流が流れ、釣場としても知られています。


その豊かな水源のある木頭村で1972年(昭和47年)細川内ダムの調査が始まり、木頭村の中央部で那賀川をせき止め,2008年までに四国第三の水がめをつくる計画でした。


これまでにも、ダムが造られてれていましたが、いずれも数十年で砂がたまり使えなくなっていました。


最後のダムを阻止しようと30年に渡って村全体が国と戦い、ダム建設を中止させたのです。


日本で初めて、県や国のダム建設を中止させた小さな村です。


ダムを造れば多額の保証金が村に支払われます。


木頭村の村民はそれにノーと答えたのです。


国や県に頼らずに村民の力で財源を確保しようと健康食品加工会社を設立したのでした。


利益を出すまでには並大抵ではなかったようですが、今では過疎だった地域に都会から多くの若者がやって来るようになったと言うことです。


株式会社きとうむらの 会社概要

株式会社きとうむらは、地域の自然環境を保護し、地域経済の活性化と、持続可能な地域社会を作ることに寄与することを理念とし、1996年に発足いたしました。設立当初は、旧木頭村の第三セクターでしたが、2002年に地域住民に株のほとんどを譲渡し、村民と行政とが株を持ち合う「地域民セクター」となりました。現在、当社の株の85%を、地域住民が保有しており、株主総会などを通じ情報公開し、民主的で開かれた経営をして おります。


この木頭村は林業の衰退した後、柚子を中心とした農業に変わり、日本一の柚子の里として全国に知られるようになりました。


その他には大豆や天然水など地域の自然を生かした農業製品が生産されています。

その中の一つが「山のはちみつ」なんですね。

村民が死守した水の力と太古からの森の力がミツバチによってブレンドされた爽やかで美味しいはちみつです音譜


口にすると、針葉樹や広葉樹に被われた緑濃い山々と足元を流れる清流が目に見えるようです。


「山のはちみつ」は、ものすご~く深い意味のあるはちみつなのでした。

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