ハチミツが採れることよりも大切なこと | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)


はちみつ元気家族
これは苺の花です


2009年の春ごろから、ニュースで伝えられていますが、アメリカでも日本でもミツバチが減ってきているのです


ミツバチが減少すると、野菜や果物が私達の口に入らなくなるのです。


どうしてでしょうか?


ハチミツが食べられなくなる、という単純な話ではありません。


ミツバチは野菜や果物が実るために、最も重要な役割を果たしています。


野菜や果物の実が成るためには、雄しべから雌しべへ花粉が移動しなければなりません。 (小学校の理科で習いましたね)


まさか花粉が雌しべまで歩いていくわけなんてありません。


誰かが花粉交配をさせないことには実が成らないのです。


その大きな役目をミツバチコスモスが果たしているのです。


花粉交配といえば、まずは苺です。

苺は1965年以前は、露地栽培でした。

しかしだんだんにハウス栽培へと移行していきました。

ハウス栽培で花粉交配させるにはミツバチが最適なのです。


このミツバチのように、花粉交配をする昆虫をポリネーター(送粉昆虫)と呼びます。


ポリネーターとしてのミツバチは苺栽培に必要不可欠です。


ところがそんなポリネーターとしてのミツバチが現在、日本では不足しているのです。


その原因としては、蜜源の減少や養蜂家の高齢化などありますが、最も大きな原因は、女王バチの輸入がストップしていることです。


女王バチの輸入はさまざまな理由で、簡単には輸入できません。


そこで農水省は、需給調整システムを立ち上げました。


各都道府県にポリネーター用のミツバチを安定的に確保するために援助も始めました。


もしこれがうまく機能しない場合は、かなり深刻な事態となります。


それこそ美味しい甘~い苺が食べられなくなってしまいます。


苺だけではありません。ハウス栽培でも露地栽培でもスイカやメロン、モモにナシ、トマトやキュウリ等々。


私達がいつも口にしている野菜や果物のほとんどが口にできなくなってしまいます。


こっちの花からあっちの花へと飛び回っているミツバチ、ハチミツを採ることだけが仕事ではないのですね~


私達もミツバチを見つけたら、決して退治などしてはいけません。


そっと見守って、森やお花畑がこれ以上減らないようにしなければならないのです。


できるだけお花を植えて、少しでもミツバチの蜜源を増やしてあげましょうねラブラブ


ハチミツをかけなくても甘~い苺はこちら右矢印ひのしずくの苺



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