やっとやっと秋ですね~
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞ驚かれぬる
藤原敏行
秋の気配を感じると
一番先に思い出す
皆様もおなじみの歌です。
今年はとても遅かった!
やっとやっと
秋を確かに感じるよう
なりました。
平安時代の秋の感じ方
千年以上経った令和も
感じ方に違いはないようです。
気が付くと
藤袴の花の蕾が色づき
秋明菊の蕾も白く染まって
少しづつ秋が色を増して
いるのです。
風に揺れる萩の枝
花数はわずかですが
日ごとに増えています。
君待つと我が恋ひ居れば
我が宿のすだれ動かし秋の風吹く
額田王
簾が揺れたのは
貴方ではなく、秋の風だったのね
心の中を少し冷たくなった秋の風が・・・
想い人を待つワクワク感
そしてドキドキ感
わかります
今はもう
そろそろ簾を外してよいかも
でもまた少し暑さがぶり返すかも
迷うところですね。
夜は過ごし易くなって
やっとやっと秋が来たのです。
菊の花が開くまで
あと少し。