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横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

ブルーハート「立秋」と言うにはほど遠い

  真夏真っ最中ですね

 

 

 

昨日は暦の上では

「立秋」立秋に気付いたのは

 

「この時間なのに、もう薄暗い」

の息子の発言でした。

 

「日が短くなったのね~」

と思い、やっと立秋に気付きました。

 

 

 

 

 

 

 

秋きぬと 目にはさやかに 

  見えねども

風の音にぞ 

  おどろかれぬる

      藤原敏行朝臣

 

皆様ご存じの

とても有名な和歌

 

 

藤原敏行は平安時代初期の

歌人であり書道家

「古今和歌集」に収録され

三十六歌仙の一人でもあります。

 

 

秋が来たと目では

はっきりわからないけれど

吹く風に秋を感じ

ハッと驚いたのです

 

 

横浜は

一昨日、昨日と

雨と雷に驚かされました。

 

何度かの大雨が土を濡らし

少しずつ秋の気配がして

お盆を過ぎると

秋の気配がして来るのでしょう

 

 

 

 

 

もう暑いのはたくさん

 

そう思っていると

突然

速報が入って参りました。

 

宮崎県で最大震度6弱M6.9

現在は「南海トラフとの関連を調査中」

 

どうか大きな地震に繋がらないようにお願い

 

 

このような暑さの中

地震が起きたら

どのように過ごせば良いのでしょう?

 

早く秋が到来しますように

願わずにはいられません。

 

イエローハート沖縄で金より高い

  竜涎香(りゅうぜんこう)見つかる

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

数時間前のヤフーニュースで知りました

沖縄の海岸で

竜涎香(りゅうぜんこう)が見つかる

 

ヤフーニュースより

 

でした。

 

見つかった竜涎香は268グラム

そのお値段は

なんと442万

だそうです。

 

沖縄では

平成30年に2回

令和4年にも1回

竜涎香が見つかっています。

 

 

マッコウ鯨の腸内で形成された石が

何らかの形で排出され

海岸に打ち上げられ

偶然に見つけることもあるのです。

 

 

竜涎香(りゅうぜんこう)

といったら麝香に並ぶ

大変希少な香料です。

 

香水や薫物に使われ

ほんの少量のブレンドで

芳香を発するようになるのです。

 

 

金は

1g1万円以上

2024年7月に13000円を超え

14000円近く

 

竜涎香(りゅうぜんこう)は

1g16492円

 

どちらが高値かおわかりですね。

 

近年はマッコウ鯨の個体数も

増えているそうですから

沖縄のどこかの海岸で

ひょっこり

見つかるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

平安朝香道では

単体での香材の香りはわかっていても

数多くの香材とブレンドすると

どのようになるのか

試してみたいものです。

 

それにしても

金以上のお値段では

たやすく使える物ではございません。

 

 

 

 

ラブラブ梅雨明けのようですが

  紫木蓮が咲いています

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

気象庁によると、関東甲信越は

18日梅雨明けしたと見られる

と発表されました。

 

平年より1日早いそうです。

短くて雨量の多い梅雨なのだとか。

 

世界中の人間の気性も

気象に似てきたのか?

気象の異常が

人間の気性に影響しているのか?

 

植物は明らかに気象の異常

と思えます。

 

 

木蓮は春の初めに

咲くものと思っておりました。

 

今は春?

外出の折に気付いたのです。

 

とんでもないびっくり

 

 

 

 

 

茂りに繁った大きな木蓮の葉の間から

紫の花が覗いていました。

一輪だけ?

 

とんでもないことに

蕾が春のように・・・

 

 

 

 

 

キンモクセイの狂い咲きは

去年も一昨年もありました。

 

木蓮の狂い咲きはなかったはずです。

 

どうしたことでしょう。

 

 

梅雨明けにしては

蝉の鳴き声が非常に少ないのです。

 

先週の梅雨の間の晴れ間に

少ないながらも

蝉の鳴き声が聞こえていました。

 

蝉の声が聞こえ始めると

例年は梅雨明けがま近なのです。

 

思えば遠い昔から

梅雨が明けた日

久しぶりに照りつける太陽と

夏を思わせる青空を背景に

一斉に鳴き出す蝉の声が

うるさいぐらいに響き渡るのです。

 

 

アッ

かなり鳴き始めましたね

本当に梅雨明け晴れ

 

 

また酷暑に悩まされそうです

暑さに負けず過ごしたいものです。

 

 

 

 

 

 

暑さに負けないように

涼しげな蓮池を思いながら

蓮の香りの薫物「荷葉」を

この夏もしばらく聞くことといたしましょう。

 

 

ブルーハート梅雨の季節は何だか心ウキウキ

 気分は清少納言

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

すっかりご無沙汰してしまいました。

今日の横浜は晴れ晴れ

洗濯日和でしたね~

 

まだ雨の日が続きそうですが・・・

 

照りつける夏の陽射しもたまりませんが

はっきりしない空模様と

突然降り出す雨も厄介です。

 

 

雨降りは香日和

雨ふりは香びより

毎年思うのですが・・・

 

 

 

 

 

 

雨の日の湿気の多い日は

空気中に水蒸気が多いので

匂い分子は留まりやすくなります。

 

また匂い分子は揮発性を持っているので

温度が高くなると揮発性が高くなり

夏はより匂いを感じ易くなるのです。

 

 

雨降りは憂鬱な気分となりますが

そんな日には

香りを聞いてみましょうラブラブ

 

「家に閉じ籠もって香りを嗜みましょう」

 

とお薦めするのではなく

 

積極的に外へ出て

 

「梅雨を愉しもう音譜

ナノデス。

 

雨の日に幼い子を連れて歩くと

わざわざ水溜まり目指して飛んで行き

思いっきり踏んでみる。

水溜まりを探しては

何度も同じ事を繰り返す。

 

このような光景を思い出してください。

 

いくら長靴を履いているから

と思っても

親は大変です。

いらない洗濯物が増えてしまいます。

 

 

子育てなさった方には

「あるある」

ですよね。

 

ご自身が幼い日に経験なさった

ことでもあるでしょう。

 

紫陽花の葉にアマガエルを

見つけたり

 

傘から落ちる雨の滴を数えたり

 

踏んだ雑草から香りがしたり

 

 

千年以上遠い昔

清少納言が「枕草子」に

雨の日に牛車で外出して

同じような事をしたためているのです。

 

 

五月ばかりなどに山里にありく、いとおかし。

草葉も水もいとあをくみえたりたるに、

上はつれなくて、草おひしげりたるを、

ながながとたたざまに行けば、

ふかくはあらねど、人などのあゆむに

走りあがりたる、いとおかし。

 

梅雨の頃(旧暦5月は今の6月)

山里に出かけるのは、とっても愉しい音譜

草葉も水も一面が青く見えてステキ~

何でもないように草が生い茂ったところを

ぞろぞろと縦列で行くと

生い茂った草の下には深くはないけど

水が溜まってるの。

ちょっと見にはわからないわ

その草を従者たちが踏むと

バシャッ、バシャッ

と音がして跳ね上がるのが

とっても面白いの、愉しいわよね~

 

幼子のようなこの感覚

わかるわかる!

 

令和、平成、昭和、大正、明治と

そのず~~~~~と前

千年以上前も同じ感覚だったのです。

 

水溜まりを思いっきり踏むと

水が跳ね上がった音と供に

バシャッ、バシャッと水しぶきが飛びます。

 

大人になってもその楽しさは

わかりますよね。

 

「枕草子」のその続きは

 

左右にある垣にあるものの枝などの、

車の屋形などにさし入るを、

いそぎてとらへておらんとするほどに、

ふとすぎてはづれたるこそ、

いとくちおしけれ。

蓬の車にをしひしがれたりけるが、

輪のまはりたるに、

ちかううちかかへたるもおかし。

 

左右にある垣根の枝が

走っている車の中に突っ込んでくるのを

素早く取って折ろううとするけど

手を擦り抜けてしまうの

ア~残念

くやしいわ~

でもね、蓬が車に押しつぶされて

車輪に引っ掛かり近くまで廻ってくると

なんと蓬の爽やかな香りがするの

ステキでしょ?

 

 

なんて無邪気な

狭い路を車で通った時には

今でも子供ならやりそうなこと

大人だって同じ気持ちになりそうです。

 

清少納言の雨の日の過ごし方

些細な事に感動し面白がる気持ち

雨の日にも様々な事が楽しめるますね。

 

 

 

 

 

 

雨の日はお家で香りを聞くのが定番。

とならないように

雨の日は一段と香りが増しますので

お外で香り探しをしてみるのも愉しいことです。

 

ピンクハート和の香り今月のお稽古は

  「源氏合わせ」で「絵合」です

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

毎日はっきりしないお天気ですね

 

雷雨晴れ雷雨

朝晩は冷えますし・・・

 

関東地方の今年の梅雨入りは

遅れているそうです。

 

 

 

 

 

 

今月のお稽古は

「源氏合わせ」で

第十七帖「絵合」です。

 

 

 

 

 

 

年に3回「源氏合わせ」を

行なっております。

 

「源氏合わせ」とは

師範以上の門下生の方々に

3カ月に一度「源氏物語」の1帖より順に

その帖に相応しい薫物を創作して頂き

皆様のそれぞれの薫物の感想を発表し

お互いに評価いたします。

 

 

これまでのお稽古の

小さな集大成と言えるでしょう。

 

縛られることなく

思い思いの薫物が作れるのですから

これほど嬉しいことは・・・

(でも一定の法則はございます)

 

 

「源氏合わせ」は

頭と心の運動とも言えるのではないでしょうか。

皆様、創意工夫なさって創作され

薫物をご持参くださいます。

 

 

この「源氏合わせ」は

「源氏物語」の「梅枝」の巻での

明石姫君の裳着(もぎ・女子の成人の儀式)

のために源氏が創案した

「薫物合わせ」を基にした

平安朝香道の行事です。

 

毎回私もとても愉しみにしております。

 

 

 

 

 

 

そろそろ梅雨入りすることでしょう。

薫物を聞くには最適な季節となります。

 

鬱陶しい梅雨を

麗しい香りを聞いて

心穏やかに過ごしたいものです。

 

 

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から

徒歩約3分のところにあり

お申し込みの際は場所をご案内します。

その他ご質問などもこちらよりどうぞ。

 

 

※こちらからどうぞ。

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