エブゲーニー・プルシェンコ:私は5つの刃を変えた。

イネッサ・ラスカザワ


2度のオリンピックチャンピオンはソチでのロシア選手権に来て、特別ゲストとして"コムソモーリスカヤ・プラブダ紙"特派員のインタビューに答えた。


女子のフリー演技が終わった後、人のいなくなった《アイスバーグ》に出てきたのは・・・エブゲーニー・プルシェンコ。彼は特別ゲストとしてソチでのロシア選手権に2度のオリンピックチャンピオンが持ち込んだエキシビションの演目に向けて準備をした。



「君は私を震わせるね。ジェーニャ!」「あんな軽やかさと新鮮な感じはオリンピックの時でさえなかったね。」アレクセイ・ミーシンは叫んだ。「知ってるね。私は君を一度だってこんなふうには褒めない!スポーツマンが偉大な人の部類に加えられるのはいつ?彼が他の人たちがまねる見本となるのはいつ?」


私の方を振り向いて教授は言った。



後スポーツ省のビターリー・ムトカが私に電話してきて40分も彼を褒めたよ。」


教授はまたプルシェンコに話をうつす。


「ソチの前よりもいい!君はソチの前よりいい滑りをするね!」

もともとある3回転ジャンプの一連のすべてを飛んで、4回転ジャンプを試して(ほぼうまく行ったが、ただプルシェンコは出る時に強くぐらついた)、観客席隣の椅子に座ってジェーニャはロシア選手権の印象を語った。

今シーズンを彼は欠場したが、計画と仕事量はどちらにせよ大変なものだ・・・


-「ジェーニャ、今シーズンあなたは明確に休んだわけだですが、次のシーズンには戻るかどうか考えましたか?」




「今シーズン、私は休養します。なぜかというと・・もっとよく見せましょう。(背中の向きを変えてランニングシャツをあげて、傷痕にあるくぼみを見せている)見てください。まだ最後まで治っていなくて、まだ軽い炎症があるんだ。これがすべて終わったら痛みを感じるのをやめるよ、どっちにしても時々痛みを感じるんだけどね。この先のことも考えると思うよ。正直言って、まだ私は試合が恋しくなってるわけじゃないんだ。ソチに来た時、何か変わると思ったんだ。でも、変わらない。おそらく外国の男子のフィギュアスケートを見るべきだね。」



-ということはまだアイスショーだけですか?



「ショーはたくさんあるよ。すごい数のショーがね。何日かで3か国まわったよ。今私には日本で競技会があるんだ。116日にね。パトリック・チャンがそこに来るみたいだね。滑ろうじゃない!」



-あなたのコーチによると、コーチはあなたをストックホルムでの4大陸選手権に送り出したいようですね。あなたは3回転、おまけに4回転までジャンプをそろえてやったのですから。



「私の状況というのは実際のところ違うものなんですよ。1日はいい。でも8日は悪い。そう、4回転を試した。およそ5か月前すでに4回転と3回転半を中国でやって、ツイッターとインスタグラムにこれを残した。でも刃が壊れてね。5回刃を変えたよ。そうして5カ月後にもう一回試した。試みとしては、悪くない。4回転は多かれ少なかれ問題ない。3回転半も何でもない。ブレードには、左側には少しだけ問題がある。慣れなきゃいけない。そうすれば-何でもないでしょう。ルッツ-トゥーループ、フリップ-トゥーループ、ループジャンプ-トゥーループはやった。」


-ロシア選手権の印象はどうですか?


「リーザ・トゥクタミシェワがとても嬉しかったね。今シーズン彼女は9大会を勝利でやり通して、今回は2位。すばらしい!あと私はレーナ・ラジオノワとジェーニャ・メドベジェワがとても気に入ったね。もちろんユーリャ(リピニツカヤ)に悲しんだ。何かこのチームに起きて、健康上でなにか起きたのかもしれないし、怪我なのかもしれない。私は彼女が復活してまたいい結果を見せ始めてくれることをとても願っている。男子の滑りでセリョージャ・ボロノフには嬉しいね。安定した滑りだ。恥ずかしくない滑りだ。ロシア選手権で彼が4回転を2回飛んだのが嬉しいね。そのうち1回はちょっとだけ訂正箇所があるけど。彼がただ何かの穴に入りこんでしまった時期があるのを知っているからね。

一つのプログラムを滑って、2つ目のは彼はできなかった。今ボロノフにはレベルがある。よくやった。マクシム・コフトゥンは最小限のをやったね。4回転を失敗して代わりに2回転を飛んだ。2つ目の4回転はうまくいった。回転がうまくいかなかった。でも全体としては-問題なく滑った。何も・・・まだフォームに到達していない。」



-ロシア選手権は水準では世界選手権を上回るというビクトル・クドリャフツェフの意見に賛同しますか?


「日本人を忘れないでください。女子は大変真剣です。今年から始まって長い長い年数私たちには《ロシア-日本》の競争が待っているでしょう。アメリカのアシュリー・ワグナーは問題ない。彼女が滑ると・・・ワグナーは自分の本当の女性的な滑りを表しているんだ。私たちの素晴らしい女の子たちの中では、リーザ・トゥクタミシェワが際立っている。彼女にもとても女性らしい滑りがある。他の女の子たちは一流で、でもまだ子供だね。この子たちの走りには・・・力強さと女性らしさがない!まだね・・・

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感想:お正月休みで旦那の手があるときに一気に訳しました。

プルシェンコさん、風邪とかインフルエンザとかしないで無事日本にきてくださいね。

ファンの人たちが待ってますから。

それにしても、スケーターってたくさんの試合やショーがあったりして常に体調管理しなくてはいけなくてほんとに大変な職業ですね。

トゥクタミシェワ以外のロシアの10代の女の子たちだって、表現力あってすごい子達がひしめいている感じがするけれど、プルシェンコさんから見るとまだ子供なのか~。確かにほんとに若いけど。