図書館で借りました♪

ニコラ・テスラものがたり “電気の魔術師”とよばれた男『二コラ・テスラものがたり~”電気の魔術師”とよばれた男~』

 

 

文:アサデー・ウェスターガード

絵:フリア・サルダ

訳:大山 泉

出版社:評論社

発行日:2023.4.20

価格:1600円(税抜)

ページ:40p

所蔵:熊谷

 

 

出版社からの内容紹介 

 

ニコラ・テスラは、現在のクロアチアに生まれ、電気工学を学び、

小さい頃からさまざまなものを発明してきた天才科学者です。

アメリカにわたり、トーマス・エジソンの会社に入り、

のちには「エジソンのライバル」とも呼ばれるようになります。

無線、ラジオ、交流モーター、エックス線、リモコンなど、

私たちの生活に欠かせないものを発明しました。

テスラがいなかったら、今の私たちの生活はなかったかもしれない……

そんな偉大な発明家の生涯が絵本になりました!

 

 

作者あとがきより

 

二コラ・テスラ

1856.7.10生まれ 

発明したもの

・レーダー

・エックス線

・遠隔操作技術(リモートコントロール)

・ラジオ

 *グリエモ・マルコーニ(1874-1937)の発明とされていたが、テスラの特許が先行されている

  ことが裁判で確定

・テスラコイル(テスラ変圧器)

・交流電流を用いる送電法

・交流電流モーター

 

感想など 

恥ずかしながら、二コラ・テスラと言う人を知りませんでした。

 

今ある生活は、二コラ・テスラが発明したものが

多くあるようです。

 

「エジソンのライバル」とも呼ばれ、実際、アメリカに渡り、

エジソンと一緒に働いた事があるようですが、

考えの違いから対立します。

 

あとがきにあるエジソンの仕打ちは、ちょっと信じがたいのですが

相手を脅威に思い、姑息な手段に出たのでしょうか。

偉人エジソンも人間味溢れる人だったのかもしれません。

 

二コラ・テスラは、比較的裕福な家に生まれ、

父が司祭なので、将来は、司祭になって欲しかったようですが

17歳の時、コレラにかかり、命があぶなくなりますが

助かったら、何をしても良い

と言う父の言葉があってか、

回復し、大学へ進学し、電気を学びます。

 

沢山の発明をしますが、

小さい頃かの習慣 詩の暗唱を一生続けていたようです。

また、ハトを可愛がっていたようで、

宿泊しているホテルの窓を開け放し

部屋に巣を作っていたとか

壮大だと感じます。

 

そんな二コラは、友だちの会社が倒産しそうと聞くと

自分の特許を友だちの会社に譲ります。

もし、特許を自分で持っていたら、かなりのお金持ちになったとか。

 

晩年の二コラは、何も持っていた無かったそうです。

これを寂しいと思うのか

自分の信念を貫き通したと言うのか

人生は、その人の考え方で変わるものです。

 

エジソンは有名ですが、その陰に隠れたかのような

二コラ・テスラを多くの人に知って欲しいとも思いました。

 

対象は、中学年からでしょうか。