CLE協会認定インストラクターのばらこです。
東京都美術館へボストン美術館の至宝展に行ってきました。
いつもの如く、午後からフラ〜っと出かけていきましたよ。
同時開催されている、杉戸洋さんのとんぼとのりしろ展のチケットも持っていましたが、金曜日なので安心安心

金曜日は、20時まで開いていますものね。
ちょっと不安だったのは、連休と組み合わせて遠くから来る方が多くて混んでるかな?ということでしたが、思いがけずそれほどでもなく、じっくりと観ることができました

今回は、古代エジプト美術、宋の時代の中国美術、江戸時代が中心の日本美術、19世紀のフランス美術、アメリカの美術、版画、写真、現代美術と多岐にわたる展示なので、音声ガイドも借りてじっくりと観ることにしました。
竹内結子さんの快活でありながら温かな声が素敵でした

古代エジプトに思いを馳せた後の中国美術。
皇帝徽宗の「五色鸚鵡図巻」がとても素敵でした。
鳥好きなので、やはり贔屓めで

陳容の「九龍図巻」の繊細な墨画にも惹かれました。
龍のお顔が何だか愛嬌があって。墨の濃淡も素晴らしかったです。
ボストン美術館には、約10万点におよぶ日本美術コレクションがあるそうです!
すごい量ですよね。
その膨大なコレクションからやってきた今回目玉ともいえるのものは、英一蝶の「涅槃図」。
縦2.9メートル、横1.7メートルの大きさがあるのでほとんど展示されていなかったのですが、約170年振りに本格的に長い時間をかけて修復されて初の里帰りをしたのだそうです。
ボストン美術館では、公開して修復作業していたようです。
与謝蕪村や喜多川歌麿の作品や陶器もあって日本美術も素晴らしいなーと再確認。
次はフランス美術。
ミレー、ピサロ、クロードモネ、ルノアール、ゴッホ、ドガなど、19世紀を彩る素晴らしい絵画の数々。
うっとりの時間でした。
ゴッホは、以前東京都美術館で開催されたゴッホとゴーギャン展以来、好きです。
補色を生かした絵が多く、それは今回もルーラン夫人の絵の緑と赤の使い方にも表れています。
勉強熱心なゴッホさんです。
左のご主人と右の奥さんの描き方がちがうのは、
奥さんの絵はゴーギャンにかなりの影響を受けていたからだそう。
ゴーギャンのこと、すごく好きだったし、尊敬していたのですね。
フランス美術を楽しんだ後は、アメリカの美術、版画、写真と進みました。
古き良きアメリカが版画や写真に収められていました。
最後は、現代美術。
日本人の画家の絵もあり、嬉しかったです。
美術は、世界共通。
この絵を観たお子さんたちが、つぎは、僕、私の番!って思ってくれるといいな

と思いました。
見応えのある、素晴らしい作品の数々。
今回は、それを収集した方々もクローズアップされていました。
なぜなら、
ボストン美術館のコレクションは、コレクターから寄贈された作品や、寄付金で作った基金で購入したもので成り立っているからなのです

国や州などの公的財源から援助されていないのです

美術を愛する方々が、広く人々に美術を届けたい、
という熱い思いからできた美術館だという成り立ちを知り、とても感動しました。
良い行いは賛同者が増える、そしてどんどんその活動は大きくなっていくのですね

それは、どんな活動でも一緒ですね。
美術を愛するアメリカの方々の思いが詰まったボストン美術館の至宝、観れてよかったです

ミュージアムショップで、数枚の絵葉書とボストンにも支店を出している、京都小川珈琲のドリップ珈琲を購入しました。
珈琲のパッケージがとても素敵でパケ買いでした。
温かな黄色に鮮やかなゴッホの絵。
左のご主人の絵の背景は水色なのですが、黄色が地色に入っているので、イエローベースっぽいのです

右の夫人の絵は全体的にイエローベースです。
ですので、ハコのベースの黄色にも良くあ合っていて素敵だったのです!
そして、イエローベースの温かな感じでは、くつろぎの珈琲時間にぴったりですよね

これは、購買意欲を掻き立てられちゃいます

パケ買いですよね〜。
けれども、この珈琲、パッケージだけが魅力では、無いのです

このブレンド、ボストンと京都駅の小川珈琲でしか買えないものみたいです。
そして、あまりパッケージのウラも見ずに買いましたが、いざ淹れようとしてビックリ‼️
260〜270ccも作れるのです〜

通常のドリップ珈琲は、140ccくらいなので、まさにアメリカンサイズ

フルーティな香りと味もさっぱりとしていてゴクゴク飲める感じです。
春に行ったブルーボトルコーヒーのものに似た感じ。
アメリカンコーヒーというと、ただ薄いと思いがちですが、飲みやすく、お花のような香りがあったりして、ヨーロッパのずっしりというよりは、さわやかな華やかな味が好まれるのかな?
一袋でたっぷりの量を飲めて、オススメです。
好みもあるとは思いますが。
杉戸洋さんのとんぼとのりしろ展も、柔らかいカラーのタイル、落ち着く椅子などゆったりと楽しめました。
好きなミントグリーンやコーラルピンク、ネオンピンクなど、純色でない色ばかりで構成されていて、ホッとする空間でした。
1枚の観覧券で2度入れるそうです。
光の加減で違って見えるので、時間を変えて来てくださいとのこと。
良心的な心遣いにうれしくなりました。
1階のミュージアムショップでは、
大好きなディマンシュさんの絵葉書があったので、可愛らしいものを一枚購入しましたよ。
どこに飾ろうかなー

今回の展覧会、色々な楽しみがありました。
芸術家の秋、素敵な展覧会がありそうですね

東京都美術館、10月24日からは、
ゴッホ展が始まりますよ

絶対、行かねば
