南の海
南の島に強い憧れがある。
浜で海風にあたりながら、
焚き火したり、
お話したり、
ぼーっとしたり、
泳いだり・・・
外国のほとんど誰もこない浜辺で何日か過ごした。
屋根と床だけのあずまやみたいな建物。
寝るときは蚊帳をつるすだけで、
昼も夜も波の音しかしない。
明け方に蚊帳の中で寝返りをうつと、
足がなにかにあたった。
びっくりして足のほうをみると
犬が僕の足にくっつくように寝ていた。
起こさないようにそっとしておいた。
朝起きて、海で泳ぐ。
朝ご飯ができたよ!と子供が呼びに来る。
地元民と犬と一緒に朝食。
浜辺に座り、海を眺める。
暑くなったら泳ぐ。
寝る。
みたいな生活。
きれいな海ってずっとみてても飽きがこない。
レゲエ☆スター
アルバムに外国を旅したときの一枚の写真がある。
これはトンガのCDショップ兼スタジオ。
品揃えは少なく、CDは数十枚とあとカセットテープが数十本。
店の前に座っているオヤジがおそらく店主。
このお店で、僕はトンガンレゲエのテープを買った。
サウンドは80年代後半~90年代前半を思わせるドラムのビートにエフェクトをかけた音や、
むやみやたらにシンセを使っていて正直ダサい・・・
店の外に出て店主のオヤジに話かけた。
主「ウヘヘへへへへへ、ウヘヘヘヘヘ」
僕「オッサン、店の写真とっていい?」
主「ウヘヘへ、いいよ、ウヘヘヘヘ」
パシャ
僕「ありがとう!」
主「ウヘヘへ、グッドボーイ、グッドボーイ、ウヘヘヘヘ」
なんとも奇妙な笑い方だった。
ほんとにこのウヘヘヘという文字通りの笑い方。
なんか奇妙だなあ、と思ってたら、
ふと、
いきなり真っ赤なオープンカーが颯爽と登場した。
ブオーン
にわかに他の客たちが騒然となる。
「おいおい、あれレゲエスターじゃねえか!!」
「うお、まじかよ」
なんて客達が言ってる。
スター丸出しの真っ赤なオープンカーに乗っていたのは
スラムダンクのリョーちんみたいな髪型にサングラスをかけた
兄ちゃん。
微妙な空気のスターオーラを漂わせている。
どうやらお店の裏のスタジオに録音に来たらしい。
僕はそのお店でカセットテープを2本買って帰った。
ひとつはお土産であげたし、
もうひとつはほとんど聴くことなくケースにしまったまま置いてある。
しかし、
レゲエスターはたぶん今日もシンセとエフェクトドラムをバックに
ハッピーな歌をうたっていることだろう。
ギブミーチョコレート
たぶん、僕はやることが人より多い。
仕事、雑用、家事、地域事、親族付き合い、遊び、趣味、そのた色々・・・
しかし、性格は他人がイライラするぐらいのマイペース&のんびり。
自分でも自分自身にイライラするときがある。
いろいろやることがありすぎてテンパって投げ出すことがよくあったけど、
今年はなんでもとことん楽しんでやろうという勢いが出てきた。
今日は満月。
あまりにもきれいだったので、
月にむかって咆えたくなった。
日韓戦
今日の日本代表は全然ダメでした・・・。
こんなにイライラするゲームはなかなかないでしょう。
ドラクエでいうところの僧侶てところでしょうか。
攻撃そこそこ魔法そこそこ、
でも攻撃魔法はほとんどなし。
てな感じでダメダメ。
毒針で改心の一撃でビシっとキメて欲しかったです。
オバハン・娘・僕・受付のお姉さん
指を彫刻刃で削り、肉が削げそうになって血が止まらないので
総合病院に行った。
初診受付で並ぶ。
斜め横の微妙な立ち位置にオバハンと20ぐらいの娘。
先に一人が受付してて、後に並んだ。
受付の横に初診受付の書類を書くコーナーがあり、
今、受付している人の後ろに立つ僕と、横で書類を書く母娘。
書き終わったのに僕の後ろに並ばない。
「こいつ、絶対順番抜かす。
いや、むしろこの立ち位置ではすでに順番ぬかれてるのか。
横からスライドされたら完全に抜かれる。
これは言うべきか言わざるべきか。
だけど、ちょっと待てば済むことだ。
いや、先に並んでるのは僕だから先に受付を済ませる権利がある。
ここで抜かさないでください、と言うのはなんだか自分がちっぽけにおもえてくる。
たかがオバサンに順番抜かれたぐらいでグチグチ言うのは人間小さい。
器の小さいやつ・・・
器の小さいやつ・・・」
ふとそのときに、
外人の友達が言ってた言葉「ノー・ボール (NO BALL)」を思い出す。
直訳すると「タマなし野郎」。
拳銃もってトンガに入国し、
それを剥奪され罰金うけた逆三角の体したマッチョなちょび髭オージー。
そいつはその友達に「ノー・ボール」呼ばわりされてた。
で、
僕はノー・ボールじゃない!と心で叫び
寛大にオバハンに抜かされてやった。
ちょっとした悔しさを噛み殺して。
と、
そこで娘が「お母さん、順番・・・」
天の御声!
天にましますわれらが神よ、
正義は貫かれるのですね。
と思いきや、
オバハンパワー恐るべし、娘を完全無視。
ダンマリを決め込むこのしたたかさ。
伊達に豹柄ノースリーブのワンピース着てませんね。
僕の順番がきて、
「保険証忘れたんですけど・・・」というと、
受付のお姉さんが、
「前と変わりありませんね?」というので、
意味がわからず
「はい?」というと、
キレ気味で
「前来たときから!保険証に!変更はないですね!!!」
診察では、消毒液ぬられてハイ終わりで、
なんだか馬鹿にされに病院に行った気分だった。
朝に曇っていた空が、
病院をでるとカラッと晴れ上がっていた。
