無駄を減らすこと
『清掃が早くなるために必要なこと』常識外の使い方をしているような汚い部屋に当たると、「二度と来るな!」と悪態をつきながらも、黙々と清掃している日々です。清掃を早くする方法について、私が思う…ameblo.jp 以前に書いたことをもう少し丁寧に書きたいと思います。清掃が速くなるために必要なのは、「速く動く」ことと「無駄を減らす」ことだと書きました。 段階で言うなら、ステップ1が「速く動く」で、ステップ2が「効率的に動く(無駄を減らす)」です。ちょっと長くなりますが、もう少し詳しく書いておきます。ステップ1「早く動く」 速く動くためには、まず当たり前ですが「速く動こう」と思うことが必要です(笑) まず新人さんで苦労するのは、時間の大切さを知ってもらうことです。本来、チェックイン時間には、部屋は出来ていないといけません。言わば守らなければいけない納期です。 ところが新人さんに多いのは、「出来ないから時間が過ぎても仕方がない」という考え。 新人さんでも「周りの人はこんなに早く動いているんだ!」と気づいてくれる人もいれば、全く気づかない人も居ます。ただそのままでは、いつまで経っても早くなりません。 ですから、基本の清掃を覚えた人については、まずは時間に仕上げること、そのために周りがどれだけ必死に清掃をやっているかを気づいてもらうことが、一人前に向けた第一歩です。 そのうえで、速く動くには、まず清掃に慣れる必要があります。一つ一つの動作を行いながら、次に何をするかが思い浮かぶようになれば、ステップ1はクリアです。 が、それだけでは身体に限界が来ます。速く動くと疲れるからです。そして、腰を痛めたり、シーツに躓いてケガをしてしまったりするのです。ステップ2「効率的に動く」 そこでステップ2、部屋を綺麗に速く出来るようになった人が、次に目指すべきなのが、無駄を減らすことです。ペース配分を考えて、効率的に動く。大切なところとそうでないところでメリハリをつける。 効率で言うと、ベッドメイクが特にそうです。ある程度ベッドメイクが出来るようになったら、あとは「いかに手数を減らすか」が重要です。 シーツを広げるのも、最初のころは四隅回って広げるかもしれませんが、慣れたらバサッと、魚取りの網を投げるようなかたちで一度に広げる。四隅回ると4回手を加えるところ、これなら1手で済みます。 時間で言えば数十秒の違いかもしれませんが、こういうちょっとした積み重ねが、時短と品質の向上を同時に実現するのだと思います。 別の例で、お風呂でもそうです。 スポンジでとにかくゴシゴシゴシゴシ!!と洗うのも大切なのですが、実は汚れ具合に応じて変えることも必要です。 具体的に言えば、清潔な人が1日入っただけのお風呂なら、そこまで必死にこすらなくても十分かもしれません。あるいは、何日も清掃に入っていない部屋なら、かなり手間をかけなければいけない場合もあります。それは、スポンジ越しの感触で判断します。 あるいは、入浴剤のニオイがあれば全体を丁寧にするなど、そういう判断もあります。 このように五感(とくに、見た目、感触、においなど)を使いながら、どこにどれだけ手間を掛けるべきなのかを見極めてゆくのが、第2段階の清掃だと思います。 そして、楽な部屋は早く、本当に大変な時(ゴミ屋敷とか)に、全力で動けるようにしておくのです。 ですから、やはり清掃というのは簡単な仕事ではないと思うのです。手抜きをするのは簡単です。が、それではやりがいも無いと思います。 他人では代わりの利かない、特別な仕事をするほうが、自分も気持ちがいいと思うのです。