こんにちは
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沖縄県八重瀬町にあるあなたのお悩み徹底改善治療院
名嘉眞です。
10月を迎えました。
今年は9月にも関わらず、日中に30度を超える「真夏日」が600地点で観測されるなど残暑の残る秋です。
暦の上では10月8日に寒露(かんろ:草木に冷たい露が降りる頃。秋の長雨が終わり、ぐっと秋が深まります。)23日に霜降(そうこう:早朝に霜が降りはじめる頃。晩秋を迎え、北の方では朝霜が降り、山々は紅葉に染まります。)を迎えます。
秋は「肺」が働く
東洋医学で、この時期に最も働く臓器が「肺」です。
現代医学の「肺」は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すといった、呼吸器官であるのに対し、東洋医学の「肺」は呼吸器官を始め、皮膚呼吸に関する皮膚、毛穴、汗腺までを含みます。呼吸を伴って全身に気血水を運ぶ働きを「宣発(せんぱつ)・粛降(しゅくこう)と言います。
皮膚を潤す宣発作用
宣発作用とは呼吸をしながら気血水を血管から皮膚まで届ける働きを言います。
例えば、暑い日は身体の中に熱が籠ってしまうと、熱中症になります。熱中症を防ぐために、「肺」が中心となって血管から皮膚に向かって血流を移動させ体外に排出し、汗と一緒に体内の熱を排出します。
反対に寒さを感じれば、毛穴を閉めて、皮膚の血流を減らします。減らした分、内臓がある身体の真ん中に血を集めて熱が逃げないように働きます。
気血水を下に降ろす粛降作用
粛降作用とは呼吸しながら気血水を足先まで巡らせる働きを言います。
もし、体内が水だらけになれば血管から膀胱を介して過剰な水分を外に排出します【排尿】
このように、発汗と排尿は「肺」の働きが中心となって働きます。
「肺」の働きが弱いと寒暖差に影響を与える
この時期は、日中と朝晩の気温差が「肺」に影響を与える時期です。
例えば、日中に発汗量が減ってしまい、必要以上に身体の中の水分が停滞してしまうと「夜間頻尿、起床時の浮腫み、腰のだるさ」などの症状に繋がります。
一方、日中汗を過剰にかいたにも関わらず、水分補給が出来なかった場合は「夜間覚醒(不眠)、起床時の頭痛、足が攣る」などの症状に繋がります。
寒さを感じれば尿が増える
通常、身体は寒さを感じると発汗量を減らし、おしっこの量を増やします。
しかし、「肺」の働きが上手くいかない場合は、発汗量が減っても尿量が増えません。その結果「浮腫み、身体のだるさ、めまい、鼻炎、」などの症状が現れやすくなります。
「肺」の働きが低下する人の特徴とは?
では、どのような人が「肺」の働きが弱いと判断できるのでしょうか?
東洋医学では次の項目が当てはまる人は肺の働きが弱いと診断します。
① 低血圧
② 低体温
③ 貧血
④ 心拍数が1分間で75以上
⑤ 肌の色が白い
⑥ 色素が薄い
この6つのうち3つ以上当てはまる人は「肺」の働きが弱いと診断します。
(色素が薄いは目の色が茶色い人などを指す)
デトックス機能の低下
おしっこと汗で約25%老廃物を排出できると言われています。
「肺」の働きが弱いと汗やおしっこの排泄能力の低下に繋がります。
その結果、老廃物が溜まると代表的な症状として「頭痛、喘息、アトピー」が現れます。もし周りに気になる方がいらっしゃれば、6つの項目をチェックしてみるといいです。
「肺」の働きを強くするためには?
「肺」の働きを強くするために簡単で効果の高いトレーニング方法が・・・
① 歩く(走る)
② 呼吸トレーニング
③ 縄跳び
④ 乾布摩擦
です。
歩くのは想像できると思います。呼吸トレーニングとは深呼吸をして心拍数をゆったりにするのが目的です。心拍数がゆったりになると汗や排尿の働きが上がります。
縄跳びは心拍数が急激に上昇するのでつらいトレーニングですが1番効果が高いです。
乾布摩擦は皮膚を強くして発汗の機能を高めます。
簡単に効果を求めると、いつまで経っても体質は変わりません。継続は力なりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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