本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -99ページ目

■映画 『記憶探偵と鍵のかかった少女』2013米国

「記憶探偵」という単語を聞いて、連想で思い浮かべたのは「想像探偵」。

身の周りのいろいろなシーンを見たり、小耳に挟んだ会話から、その他人の状況や出来事を勝手に想像してしまう。
元々は、みうらじゅん・いとうせいこうがそういうタイトルの番組をやっていたらしい。
家人に言わせると、僕はその想像探偵が得意らしい。
街にでかけて、見聞きして状況から勝手にお話をつくって家人に説明する。
たとえば、さりげなく正装してよそよそしいカップルは、今日が初めてあったお見合いの二人だ。とか…

閑話休題

この映画はそういう下世話な話ではない。

東西冷戦の時代に開発された特殊能力者ESP。
その中に他人の記憶の中に入り込む特殊能力を持った人を登録し、その見聞きした記憶を法的な証拠として利用している社会…

妻を失ったトラウマから、問題を抱え暫く記憶探偵の仕事から離れていた主人公。
しかし金策に困り仕事を再開する。
請け負った仕事は、ハンガーストライキ中の富豪の美少女の記憶に潜り、食事をさせる事。
簡単な仕事のはずだった…


この映画はこれ以上書くとネタバレになる為、これ以上は書けない。
人の記憶の曖昧さ、騙されるトリック…
そういうサスペンスをもの凄く楽しめる映画なのだが、とても残念な部分がある映画でもある。
サスペンスを楽しむ為には調査対象の少女の状態、状況をよくわからないといけないのだが、これを視聴者に伝えるための構成があまり整理されていない。
後半、視聴者は取り残された様な感覚を抱いたまま映画を見続ける事になる。

あぁ、もったいない。
もう少しプロットをいじって、丁寧に視聴者に伝わる様にすればもっと面白かったのに…
とても残念な感じだ。


■映画 『舞妓はレディ』 2014日本



もう二週間ほど前になるのだが…
家人が観たいと言うので、周防監督の最新作『舞妓はレディ』を観た。
あまり期待していなかったのだが、かなり良い感じに出来上がった映画だった。

周防監督は『それでもボクはやってない』とか『終の信託』とかの社会派映画よりも、こういう一生懸命な青春映画を撮った方が良い様な気がする。
『ファンシイダンス』とか『シコふんじゃった』とか『Shall we ダンス?』とかね。

この映画が何よりも素晴らしいと思ったのは、妥協のないミュージカルシーン。
ちょっと洋風なので、舞妓のイメージとは違うのかもしれないけれど、日本映画屈指のそれになっている。
その上、新人の上白石萌音がそのおぼこい外観に似合わず、歌も踊りもとても達者で驚いた。
今時の歌や踊りだけでなく、台詞や演技さえもかなり怪しいアイドルを見飽きた身としては、かなり新鮮。
ボクはもうオッチャンだからファンにはならないものの、またこの子が出演するのならその映画も是非観てみたい。と思わせる逸材。

いやいや…
そう思わされた時点で、主人公を通じて舞妓の世界と映画の世界の二重構造を作り上げた周防監督の術中にしっかりはまっているのだけれど…

台風19号の事

2週続けての週末の台風だ。
これが平日で電車が止まって会社が休みになれば良いな…などと小学生の様な事を考えながら、家で雨戸を閉め切って大人しくしている。
実際の所、これで会社が休みになっても、他の休みが減るだけなので何も嬉しい事はないのだが…
たぶん世の中の子供達は、台風は平日に来れば良いのに…と恨めしい気持ちでいる事だろう。

今回の19号は関西圏を直撃しそうなコースだが、来るのは明日10/13の午後から夜の間。
なので、今から雨戸を閉め切ってと言うのはかなり気が早いのだが…
家人がこういう事には敏感に反応してうるさいので従う。

おそらく何もする事がないので、本を読んだり、録画してある映画を観たり…ゆっくりと過ごすつもり