本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -87ページ目

■映画 『繕い裁つ人』2015日本



中谷美紀主演の『繕い裁つ人』を観に行く。
実はあまり期待していなかったのだが、とても面白かった。

僕は自分の服に無頓着で、冬は同じ服をずっと着ていたりする。
さすがに夏は汗をかくので着替えるのだが、同じローテーションで10年以上回していたりする。

そんな僕でもこの映画を観たら、一生着られる一着が欲しくなった。

中谷美紀が扮する南市江は南洋裁店の2代目。
オーダーメードの洋裁店だ。
先代は祖母。
そんな彼女の下に、高島屋の服飾担当が彼女の服をブランド化しないか?と通ってくる…

考えてみれば、服はその人の人生の変遷をずっと辿っていく。
その服を着た時の思い出や歴史を記憶して思い出すためのメディアとしての服。
南洋裁店の服は単なる流行り廃りではなく、その人の魅力を引き出し、自覚させて、人生を刻み込んでいくための服。

あぁ、なるほどなぁ…と思った。
確かに服はその着用者にもっとも密着したモノだから、そういう切り口もあるなぁ…
ユニクロに代表される大量消費型の服もあるけれど、これからの成熟した社会では、意外とこういう服との関係もアリかなぁ

などと、お話に感動しながら、これからの社会の在り様も考えながら、中谷美紀さんに見とれていたというところ。

でも、いい映画です。

脱線ついでに…
この映画、舞台は神戸。
近所に住んでいるので、それなりに見たような風景。
あ、ここはあそこの道…
あ、ここはあそこの公園…

神戸の街は、海から山の手にが近くて向かって急な斜面になっているので、とても画になるんだね。

■書評 トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星』 講談社文庫 2011/4/15

新装版 ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)/トーベ・ヤンソン
¥535
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何だかムーミンが気になったので、そのまま第2作のこちらを購入。
第1作に続き、彗星が地球に衝突するという、牧歌的なムーミンの世界とは少し違った毛色の話。

竹馬で水が無くなった海を歩いて旅をするシーンが妙に記憶に残っている。


この歳になってこのシリーズを読むと、著者のヤンソンの人間観察の細かさに感心する。
ユーモアとペーソスがあり、ただの童話で終わらない。
この面白みが、半世紀に渡ってこのシリーズが世界中で愛されている原因なのだろうなと思う。

『やよい軒』と『赤影』

『やよい軒』というのは、ファミレスみたいな定食屋。
ご飯がおかわり自由という、大食らいには嬉しいお店。
そのご飯に使われているお米が金芽米。

美味しい。

価格が安くて美味しいので、出かけた先で時々利用する。

さて、金芽と言えば、50過ぎのオヤジ達の頭には『金目教』が思い浮かぶ。
1968年に放送されていた特撮TV番組『仮面の忍者 赤影』の第一部。
都の南で金目様を崇める新興カルト宗教『金目教』を探る為、木下藤吉郎が仮面の忍者赤影を呼ぶ…


この連続活劇で使われていたBGMが秀逸で、高校生の頃までこれが頭の中にこびりついていた。
特に試験の時に回答に行き詰まると、この音楽が頭の中でリフレインして…ますます回答できなくなると言う悪循環。
困ったモノだった…