■映画 『繕い裁つ人』2015日本 | 本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒

■映画 『繕い裁つ人』2015日本



中谷美紀主演の『繕い裁つ人』を観に行く。
実はあまり期待していなかったのだが、とても面白かった。

僕は自分の服に無頓着で、冬は同じ服をずっと着ていたりする。
さすがに夏は汗をかくので着替えるのだが、同じローテーションで10年以上回していたりする。

そんな僕でもこの映画を観たら、一生着られる一着が欲しくなった。

中谷美紀が扮する南市江は南洋裁店の2代目。
オーダーメードの洋裁店だ。
先代は祖母。
そんな彼女の下に、高島屋の服飾担当が彼女の服をブランド化しないか?と通ってくる…

考えてみれば、服はその人の人生の変遷をずっと辿っていく。
その服を着た時の思い出や歴史を記憶して思い出すためのメディアとしての服。
南洋裁店の服は単なる流行り廃りではなく、その人の魅力を引き出し、自覚させて、人生を刻み込んでいくための服。

あぁ、なるほどなぁ…と思った。
確かに服はその着用者にもっとも密着したモノだから、そういう切り口もあるなぁ…
ユニクロに代表される大量消費型の服もあるけれど、これからの成熟した社会では、意外とこういう服との関係もアリかなぁ

などと、お話に感動しながら、これからの社会の在り様も考えながら、中谷美紀さんに見とれていたというところ。

でも、いい映画です。

脱線ついでに…
この映画、舞台は神戸。
近所に住んでいるので、それなりに見たような風景。
あ、ここはあそこの道…
あ、ここはあそこの公園…

神戸の街は、海から山の手にが近くて向かって急な斜面になっているので、とても画になるんだね。