本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -42ページ目

■映画 『メアリと魔法の花』2017日本

スタジオジブリが閉鎖した製作部門のアニメーター達が集まって作ったらしいスタジオポロック。
そのスタジオポロックの長編第一作。
監督は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の 米林宏昌 。
これまた家人に連れられて映画館に足を運ぶ。

以下ネタバレ

観た感想。
かなりやらかしてしまった作品。

おそらくいろいろな所で言及されるであろうが…
『ラピュタ』『もののけ姫』『ハウルの動く城』と『魔女の宅急便』を足して、4で割った様な感じで、主題に一貫性がない。



主人公のメアリはモシャモシャの赤毛で、コンプレックスを持っているドジっこ。
引っ越してきた田舎の森の中で魔女の花と言われる「夜間飛行」という花を見つけ、その花の効能で魔法力を身につけ、異空間にある魔法大学に行く。
新入生と勘違いされた彼女は、その魔法力を天才とおだてられて、赤毛は偉大な魔法使いの徴だと褒め殺しにされて、いい気になる…
ここら辺までは思春期で不安定な少女のアイデンティティ獲得のお話なのかしら…などと思っていていたのだが、ここら辺から話が捻れていく。

魔法大学の校長のマダムと、学問的なトップであるドクターは、「夜間飛行」の花の魔力を使ってあらゆる魔法を使える万能の魔法使いを産み出そうとしており、花を手に入れる為に、態度が豹変、手段を選ばない悪人となる。
そして産み出される万能の魔法使いが制御出来ない怪物。
ドロドロのスライム状の怪物を原発事故をメタファーとして描き、ステレオタイプの文明批判が展開される。
ご丁寧に福島第一原発のメルトダウン事故を明示するカットさえある…
思春期のアイデンティティのお話が、いきなり安直で扇情的な文明批判に豹変するわけ。


こうした制御できない力によるカタストロフの煽り方は、宮崎駿監督作品『もののけ姫』や『ハウルの動く城』で散々描かれてきたシーンと全く同じ。
そのシーンだけを単体で抜き出して評価すれば、出来は良い。

おそらくこの映画を観た幼い子供達は、それなりに注視する。
一方である程度以上の大人の視聴者は、ずっと積み上げてきたメアリ個人の課題とお話全体のクライマックスを文明批判で締め括るその溝に、置き去りにされる。

文明批判を主題とするなら、一方で、文明や、その力を求める人の「業」を描かないとすごく薄っぺらい。
思春期のアイデンティティを主題とするなら、メアリの悩み、たまたま手に入れた魔法の花の力を、彼女が何を大事なモノとして選び取り、最後の魔法の花を、どう使うのか。をきちんと描く必要がある。

失敗作で駄作。

なのだが、世の中のおかあさん達はその失敗を理解せずに、作品のパッケージングと幼い我が子の注視度だけでこの映画を評価するのだろう…
まぁ、世の中の親なんて、子供と一緒に映画に来て、映画の間は寝ているんだから、商売としてはそれで良いのかもしれない。

一人スメハラ

7/6前後から続いた集中豪雨。
九州をはじめいろいろな地方で災害となった。
家は被災地ではないのだが、雨が続いたせいで洗濯事情に影響が出ている。
家干しのせいで洗濯物がくさい。
乾いている時には特に匂いはない。
汗を少し描くと下着のシャツや、Tシャツがクサい。
あぁ、いやだ。
他人がくさいのなら、そっと離れれば良い。
身体がくさいならお風呂に入れば良い。
自分のシャツがくさいのは、どうしようもない。
今の衣類が次の洗濯サイクルに入るまで我慢するしかない。
新品を買うという手もあるが、財布がそういう贅沢を許さぬ…


敵わないなぁ…と思いながらトイレに行く。
トイレでは当然手を洗う。
洗った手はハンカチで拭く。
するとハンカチもが、とてもくさい。
匂ってみると、せっかく洗った手もくさい。
辟易する。

昨日のブログでは、「夏の香ばしい匂い」とか書いたが、自分が香ばしいのでは仕方ない…

仕方ないから手を洗った後は自然乾燥。
仕事場では手が乾くまで、手術を始める直前の医者の様に何も持たず、何にも触れず…
端から見るとサボっている様に見えているに違いない。

家の洗濯機には乾燥機能がついているのだが、家人は殆ど使わない。
つい婉曲に文句を言ってしまう。
夏の洗濯物は、洗ったらすぐに干さないとくさくなるなぁ…
賢明なる家人は怒ったりはしない。
「雨が続いたからねぇ…」と笑っている。

食事を握っている相手に、これ以上は踏み込めない。
それは犬でもわかる道理…

夏の香ばしい匂い

まだ気象庁からは梅雨明け宣言が出されていないが、完全に夏だ。
暑い。
暑くなると、電車の中に一定数の香ばしい香りをさせるオッサンが発生する。
ちょっと汗臭いのとは違う。
かなり発酵したような香りである。
本人はその香りに気がついていない。
大抵は、30から60歳くらいのオッサン。
夏なのにちょっと厚手の長袖の服を着ている。
その服は薄汚れている。
赤茶色の顔色をしている。
おそらくしばらくお風呂に入っていないと思われる。

電車の中で奇跡の様に座席が空いていて、幸福に感謝しながらその空席に座ると、お隣がそういう人だったりする。

そうした時、対処に困る。
すぐに席を立つのも何だか失礼な様な気がする。
しばらくは我慢する。
呼吸する回数はなるべく減らす。
息苦しい。
息をする回数を減らしても、やがて鼻梁に臭いは届く。
そうして我慢しているうちに、そのオッサンが電車を降りれば助かる。
よどんだ空気が霧散するのを待って、大きく深呼吸する。
生き返った様な気持ちだ。

我慢が出来なかった場合は、席を移る。
2~3駅乗ってから、降りる様な振りをして席を立つ。
そしてオッサンの視界に入らない場所に移動する。
そこまでする必要は無いかも知れないのだが、自分がそうされたら不快だと思う事は他人も不快だ。
気遣いをする。

通勤途上で2日続けて香ばしいオッサンの横に座ってしまったので、記念にカキコ。