本中毒、映画中毒、仕事中毒、そして...恋愛中毒 -34ページ目

■書評 石井遊佳『百年泥』新潮社2018/1/24

 

 

2017年下期芥川賞受賞作。

本屋で冒頭部分を立ち読みして、面白そうだから購入。

 

読了してみて、まぁ面白かったけれど、期待したほど面白くなかった。と言うのが感想。

微妙だ。

 

インド、チェンナイの街でアダイヤール川の氾濫という非日常体験の中で、洪水の残した泥の中から出てくるいろいろなモノを契機に過去の記憶が蘇るという幻術的な構成の小説。

一種の夢物語だと思えばいい。

しかし星野仙一の幽霊と一緒に中日ドラゴンズの監督をする羽目になる様な夢を見ているオヤジにとって、その夢の内容は当たり前であまり面白くない。

その幻術から立ち上がる記憶を通して、一人称の私と日本語学校の生徒デーヴァラージの交情がうっすらと立ち上がってくる。

こちらの方が面白い。

 

ちょっと、気になったのは、形容詞句が長く意味が解らなくなる文が時々あった事。

もちろん文法的な誤りではない。

形容詞のかかり具合を見直しながら文を読み直せば、正しい意味で文を解析できる。

しかし、それは読み手に余計な負荷をかける文章。

リーダブルではない。

 

それは文章に幻術的な味付けをする為の著者の作戦かもしれない。

一方、語順がきっちり決まっている文法の英文を、語順が曖昧な日本文にした時に、発生する感覚のズレなのかもしれない。

著者はインドのチェンナイ在住なので、そんな事を疑う。

■映画 『日本沈没』1974日本

 

 

どういう企画なのかはわからないが、WowWowで1974年版の「日本沈没」を放送していた。

当時中学生だった僕は興味はあったけれど、未見。

小松左京の原作の方は購入して読んだ。

 

で、44年経ってから始めて観てみる。

藤岡弘が若いな、とか、丹波哲郎が総理大臣かよ。とか、おもう。

特撮も、かなりチープな感じは否めない。

原作に対する脚本のこなれ具合も微妙。

もっとバッサリ切り捨てて、映画の尺に合わせたほうが良かったのではないか…

話題になった原作に乗っかって大作映画をデッチ上げた感が強い。

 

しかし…

なんといってもこの映画には、出番が少ないモノの、いしだあゆみが出ている!!

ビキニの水着姿やベッドシーンまである。

 

感動だ。

それだけで、この映画は存在価値がある。とオヤジは言い切るのだった。

夢 プロ野球のキャンプイン

夢を見た。

気か付くとプロ野球チーム、中日ドラゴンズの移動バスの中。
僕は監督になっていた。
早朝。
キャンプ中宿泊するホテルに向かい、朝食して、そこで僕が年頭の所感をぶち上げてキャンプインするらしい。

残念な事に、僕は野球大好き少年だった頃は巨人ファンだ。

中日ドラゴンズのファンでもなんでもない。

選手の名前も、コーチ陣の名前も、全く知らない。
今の監督の名前も知らない。(あ、夢の中では監督は僕か…)
チームの風土もどうかわからない。
そんな状態で年頭の所感をぶち上げて、皆のモチベーションを上げないといけない。
ちょっと困った事になったなぁ…そう思いながら、バスはホテル到着。
ホテルでは歓迎を受け、荷物をフロントにおいたまま食堂へ。

食堂では座る席次で少し揉める。

キャンプ期間中は同じ席が指定席になるらしく、名前を書くプレートを渡され、好きな席に貼り付ける事になっているらしい。

これは、ホテル側が今後1年間の間○○選手が座った席として、ファンに向けて営業するためではないかと思った。

面倒くさいのだが、そこらへんは事務方が仕切っているので黙って従う。

 

真ん中の少し前の席を僕の席にして座る。

と、隣に故人の星野仙一氏が「よろしくお願いします」と言いながら座る。

幽霊である。

幽霊である事に引け目を感じているのか、やたらとおとなしくて腰が低いオッサンになってる。

 

ますます困った事になった…

僕は、野球選手や監督として、星野仙一氏をあまり好きではない。

はっきり言うと嫌いだ。

特に監督業に関しては、前任者の野村監督が選手を育てた後にやってきて、わざとらしいパフォーマンスで美味しい所をさらっていってる様な印象を持っている。

そんな奴がサブの様な顔をして、監督の僕の隣に座る。

まして、「幽霊」なのだ…

かなり面倒くさい事になりそう。
あぁ、嫌だなぁ。と思っていたら目が覚めた。



目が覚めて、いきなり、これは美味しい夢を見たと思った。
上手く膨らませれば小説のネタになりそうだ。