第二章
1
重い扉を開けた俺を待ち構えていたのは、相手を圧倒するオーラを放っている白頭の老人だった。
「君が来るのを待っていたよ」
老人は俺が来ることを知っていたような素振りで俺に話しかける。
老人のオーラにがんじがらめにされていた俺は、しばらくの間何も言うことが出来なかった。
やっと気持ちが落ち着いてきた俺は、一つのことを尋ねる。
「あ、あんたは誰だ!?」
「私の名前など、どうでもいい。まあそうだな、館長とでも呼んでくれ」
館長はそう言って展示室の中に入っていった。
俺は仕方なく館長の後をついていった。
2
彼が私についてきたので、私は副館長の荒川に電話を掛ける。
「ああ、俺だ」
「館長! どうです、うまくいきましたか!?」
「ああ、引き続き打ち合わせの通りによろしく頼む」
「了解しました!」
私は荒川の返事を聞いてから電話を切った。
⇒「くゐーん」~「月」~