第二章


   

 

 重い扉を開けた俺を待ち構えていたのは、相手を圧倒するオーラを放っている白頭の老人だった。

「君が来るのを待っていたよ」

 老人は俺が来ることを知っていたような素振りで俺に話しかける。

 老人のオーラにがんじがらめにされていた俺は、しばらくの間何も言うことが出来なかった。

 やっと気持ちが落ち着いてきた俺は、一つのことを尋ねる。

「あ、あんたは誰だ!?」

「私の名前など、どうでもいい。まあそうだな、館長とでも呼んでくれ」

 館長はそう言って展示室の中に入っていった。

 俺は仕方なく館長の後をついていった。

   

   


 彼が私についてきたので、私は副館長の荒川に電話を掛ける。

「ああ、俺だ」

「館長! どうです、うまくいきましたか!?」

「ああ、引き続き打ち合わせの通りによろしく頼む」

「了解しました!」

 私は荒川の返事を聞いてから電話を切った。


⇒「くゐーん」~「月」~