過去に
彼（夫）の浮気が発覚した経験のある女性は
「また同じことが起こるのではないか」という
不安や恐怖を感じてしまうと思います。
帰りが遅いときや
連絡を来ないときなど
「また浮気してるんじゃないか」と
いてもたってもいられなくなって
居場所を確認しようとしたり
疑いを消したくて
携帯チェックをしてしまったり
なにかのきっかけで当時を思い出してしまう
フラッシュバックに苦しむ人も。
そのようなとき
「体が震えるのです」と、おっしゃいます。
そして
「そんな自分は異常なんじゃないか」と
また悩んでしまう・・・
それは
異常なんかじゃありません。
そういうときは
怒りを感じていると思います。
怒りは自分を守るために生まれます。
それだけ傷ついている
ということです。
でも
同じように
浮気された経験があっても
「イヤだなとは思うけど
それが彼のしたいことなら仕方ない」
というふうに捉える女性もいます。
さらに
「彼がどこで誰と何をしていようとも
まったく気にならない」
という女性もいます。
これらの違いは
なんなのでしょう？
彼に対する愛情の大きさの違いも
あるかもしれませんが
自分自身の経験と
色々な人からお話をうかがう中で
恐怖心の大きさだと
私は感じています。
さきほど
”それだけ傷ついている”
と表現しましたが
傷つき方に
それぞれ個人差があると思うのです。
何に恐怖や悲しみを感じるのかは
その人が持っている傷によって異なります。
彼の浮気が平気な人は
別の何かに怯えるのかもしれませんし
そもそも
浮気した人とやり直す選択をしない人もいます。
浮気されても一緒に居たいのはなぜなのか
苦しくても別れられないのはなぜなのか
そのあたりも
自分の気持ちをよく見てほしいと思います。
そして
過去に浮気をした彼と
共にいることを選ぶなら
裏切られることへの恐怖
を手放さない限り
心の平穏はありません。
どのような形で手放すのか
それは人によって異なりますが
ずっと昔に
心の奥に閉じ込めた感情の解放
幼少期の心の傷
インナーチャイルドの癒しが必要な場合が多いです。
何度も同じパターンを繰り返してしまう人は
それに気付くために
今の問題が起きていると思ってみてください。
悲しんでいるのは今の自分ですが
その悲しみは過去の自分が持っていたものです。
いま傷ついたのは
過去の傷があるからです。
いまが
過去の傷を癒す機会です。
それができれば恐怖もなくなり
今の苦しみは消えてゆきます。
辛いことが起きたとき
辛いことを思い出したとき
悔しい
辛い
悲しい・・・
様々な感情が出てくると思いますが
それらの感情の下にある
ほんとうは何と言いたかったのか
その言葉を見つけてください。
「私だけを見てほしい」
「さみしい」
「もっと愛してほしい」
「抱きしめてほしい」
「話を聴いてほしい」
「そばにいてほしい」
そんな本音があったのではないでしょうか。
そして
それは
”過去に言えなかった言葉”だと思うのです。
いま
体が震えるほど恐怖を感じる出来事は
それら
過去の傷を癒していく機会です。
どこまでも
自分の心に寄り添ってあげてくださいね。
今日もあなたの心が穏やかで
愛に満たされますように。
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