Vaccination

今日は予防接種をして、パリダカの前準備もほぼ終了。破傷風、肝炎、黄熱などいろいろありましたが、今回は黄熱だけやっておきました。ここはさすがに手馴れていて、注射もぜんぜん痛くなかった。もう出発まで一月になってしまったのが嘘みたい。なんか一年前のいまごろはパリダカのエントリーさえ難しいとか思っていたからね。
ちなみに今年のMOTO部門のエントリーは260人ほどで最終的には250人になる見込み。250台のスタートだけで結構時間が掛かってしまいます。トップの10台は1分おきのスタートでその後は2台ずつ30秒置きです。僕のゼッケンはまだ発表されていませんが、たぶん3桁になるのでトップグループの走る姿は見えないでしょう。ただし、途中の何ステージでリバーススタートになります。この時は遅い順スタートになるので、ワークスにぶっちぎられる事になるでしょう。一瞬でも良いので彼らのクレージーな走りを目にしたいものです。
パリダカは準備が8割、レースが2割
夜間走行も一つの課題。先月愛媛で行われたエンデューロラリーでも夜の走行はきつかった。その教訓を生かし、ヘルメットライトも注文してしまった。大して重くは無いと思うけど、バッテリーパックをどうしまうかが気がかりだ。何せ、すでにジャケットに付いているほとんどのポケットが占有されてしまっている。
そうそう、パリダカを経験した人に良く聞かされるのが、ラリーは準備するのが一番大変だと言う事だ。実際、本当に大変。今、我が家の一階は整理できていない荷物でいっぱい。まるでエベレスト登頂を目指す勢いです。なかでも一番大切なのは体力作り。仕事の合間を縫って、ジムのトレーンングとバイク走行を週2ペースで行っています。今月は特に集中的にやって、スタートには万全な体制で行きたい所ですが、なかなか上手く行きません。ジムはともかく、練習走行をするたびに怪我のリスクが頭をよぎってしまうので、どうしてもヌルい練習で終わってしまいます。何せ、いま怪我をしたらこの一年がパーになってしまいますから。まあ、無理はしないけど、してなくても運が悪けりゃ...
ちなみに昨日、今日と御殿場に走りに行きました。最近は本番バイクでばりばり練習って感じでは無く、トライアルバイクでチョコチョコって感じ。このバイクは夏に買ったスコルパのTYS125Fロングライド。125ccのエンジンとは思えない程トルクがあって、俺みたいな大男でも急な斜面を気持ちよく登って行きます。トレールでも十分走れるしね。マジでお勧めの一品です。
そんなわけで。

はじめまして
ってな訳で、ダカール2007参戦します!
もう行く事は一年前には 決めていた事なんだけど今日、正式発表しました。
もしかしたらダカールラリーをご存じない人も居るかも知れませんので
簡単に説明したいと思います。
ダカールラリーとは世界一過酷なラリーレイドで、
およそ2週間で数千キロのコースを激走するレースです。
来年で29回目を迎える歴史のある競技で
バイクの他に車とトラック部門があります。
僕が走るのは二輪部門で
来年の一月六日から二十一日まで86、96キロを激走します。
今年は昨年同様ポルトガルのリスボンからのスタートで
ゴールはいつも通りセネガルのダカールです。
なので「パリダカ」ではなく「リスダカ」なのです。
ルートは下の図面をみれば解ると思うけど、
ヨーロッパではちょっとしたスペシャルステージが在るだけで、
基本的にはアフリカ大陸が本番です。
とは言え、ヨーロッパステージも気を抜くとリタイヤする可能性もあるので
気をつけて走るつもりです。
アフリカでは最初の鬼門がモロッコで砂丘とかは無いけど、
きつい石だらけの路面がずうっと続く我慢のステージです。
西サハラはコンボイで通過するだけなのでレースはしませんが、
ここの国境は地雷だらけで一つ間違えるとおしまいなので
気をつけたいと思っています。
ちなみに何年か前、四輪車が実際踏んでしまい乗っていたドライバーが
死亡したケースもあったみたいです。
西サハラを越えると、いよいよアフリカステージの本命モーリタニアです。
ここの砂丘が一番のハイライト。
毎日が800キロのスペシャルステージでしつこいほど砂丘が続くらしいです。
モーリタニアのネマからはループコースでマリのTimbuktuへと向かいます。
Timbuktuはアフリカ貿易にはかかせない街で行ってみたい場所。
英語で「from here to Timbuktu」と言うフレーズがあるほど、
西洋人には遠くでエクゾチックな場所だったのです。
マリのループを終えると再びモーリタニア。
ただここからは砂丘も無くなり、一日の走行距離も短くなります。
セネガルに入ればゴールは目の前。最終日にはダカールの海岸が待ち受けています。
謳い文句が「世界一過酷なレース」だけあって昨年二輪車の完走率が
40パーセントでした。
正直な所僕の技術ではゴールにたどり着く可能性はかなり低いと思いますが、
自分のミッションは怪我をせず、一日でも多くダカールラリーの素晴らしさを
皆様に報告することなので 優勝は期待しないで下さいね!
応援よろしくお願いします!!