先週、奇跡的に早起き出来て
午前の過ごし方ってのがわからず戸惑っていたが
このタイミングは「厄払い」しかねぇ。。。と近所の寺へ車を走らせた。
近所では結構有名なお寺なのに、全く行ったこともなかったので
。。。そして「厄払い」なんてのも初めてなので
妙なドキドキ感が襲ってくる。
受付を済まし控室に入ると、意外と多くの方々が参加していた。
ほとんどは付き添いだったり、家族ぐるみのグループが多いなか
私はぽつんと一人。。。。
。。。。これから私はどんなことされるんだろうか。。。。
座禅組まされて、お経でも唱えさせられるのだろうか
お経間違えたら警策でバチコンいかれるのかな。。。。
周りを見ると、和気あいあいと談笑しているメンバー。。。
「こいつら。。。常連なのか。。。??恐くないのか??」
疑念ばかりが募ってくる。
ほどなくして本堂への呼び込みがかかる。
座禅を組むと思っていたが、思いっきりオフィスチェアーが並んでいて
少し拍子抜けしたが、それと同時に安堵も覚える。。。
住職さんが登場し、本番前の余興的なやつで
「お経の一部を私が唱えるので、後から全員で復唱してください。」という旨の説明をされたみたいだが
もはやその説明の口調がお経風だったので、何を言ってるのかわからずで。。。汗
何となく常連の皆様に倣ってピンチを切り抜ける。
本番のお祓いは約30分程要するとの事。
本堂は外気温とほとんど変わらないぐらいの極寒。
寒さで身体を揺らそうもんなら、すかさず警策でバチコンいかれるのか。。。
という恐怖にも怯えながらじっと住職を見つめる。
静けさのなかで、いよいよ住職が九字を切り始める。
住職の目の前には沢山の神具が並べられていて、それぞれを器用にイジくりまわしていた。。。(語弊。。。)
やがて遠くから鐘の音が響いてくる。
その音とともに舎弟のようなお坊さんが現れ、サポートギター的な下手奥に位置取りを決め込む。
サポートギターとはよく言ったもので
本当に舎弟の周りには「大太鼓」「鉄琴?」「鐘」「鈴」といった
「鳴り物」が置かれていた。
。。。。。。。。
。。。。。。
。。。。。。。
。。。。。。。。。???
聴こえるはずのない方向からお経が聴こえてくる。。。。
住職は未だイジくっている。。。となると舎弟しかないのだが
口がほぼ開いていない、そして仮にお経を発していたとしても
その方向と、聞こえてくる方向がまるで逆方向なのだ。
さらに声量も拡声器付けてるの?ってぐらいハッキリ大きい。
「。。。。こやつ、ワイヤレスのピンマイクでも付けてるのか??」
「スピーカーから聞こえてるんだこれは!!!」
私はすかさず声の聴こえる方向に目を配ったが、全く見当たらない。。。。
警策の恐怖より、すでにこの謎の音響システムに心が奪われていた。
そんな頃住職はお祓いに来たメンバーの名前と目的を読み上げていた。
それが終わるや否や、静かに護摩木を組み炎を灯す。。。
不意に大太鼓の一発が鳴り響く。
あまりの大きさに心臓が震え、一瞬舎弟に怒りを覚える。。。。
いかんいかん。。。。と心を落ち着かせる。
再び舎弟の読経が始まり、まるで伴奏でもするかのように大太鼓を叩く。
太鼓の音は激しさを増し、それに呼応するかのように住職のイジくりも激しさを増す。
さらにその行いに炎も呼応し高く上る。
何がすごいって、舎弟のドラムテクよ。
歌いながら、リズムを一切崩さずドラム叩いてるんやから。。。。
あんたはCCBか!!?
あんまり気持ちの良いリズムなもんで、職業柄少し足でノッてしまってたし。。
私のロマンティックはもう止まらなかった。。。
なんて冗談交えてますが、住職のイジくりも格好いいし
サポートバンドの舎弟も主役並に目立ってたし
護摩焚きの炎や本堂(メインステージ)のロケーション、謎の音響を含め
一つの芸術、否
ワンマンライブを観てるような感覚だった。
30分が短く感じたし、もう一度味わいたいとさえ思った。
後厄も含め、あと2回はこれを体験出来ると思うと
「厄年」とは言えど、良いきっかけを与えていただいたなと思う。
そして私は次回から「常連」へと格上げされるのだ。
同じ体験をしたい方は是非とも「滝谷不動尊」へ。
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