『CHペデスクロー詳解 その２』

　シャトー・ペデスクロー　その２

　　　　　　　Chateau Pedesclaux

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC ポイヤック

　フルール・ド・ペデスクロー　　セカンド

　　　　　 Fleur de Pedesclaux

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC ポイヤック

畑　面　積　　　５０ha　栽培面積４６ha

年間生産量　　１１万本

植栽比率　　　　カベソー５６％　メルロー３５％　カベフラ　５％　プティ・ヴェ　４％

収　　　量　　　　４２hl／ha（２０１４年）

樽内マロラクテイック発酵　(２０１０年　２０％)

新　樽　率　　　新樽１０％～６０％　

樽　熟　成　　　１２ケ月

アッサンブラージュ

　　２０１０年　メルロー１００％　新樽率３３％　５０hl/ha

　　２０１１年　メルロー１００％　４２hl/ha　Ａｌｃ１２．６％

　　２０１２年　メルロー１００％　３８hl/ha　Ａｌｃ１３％

　　２０１３年　メルロー７５％　カベソー２０％　プティ・ヴェ　５％　３３hl/ha　Ａｌｃ１２．５５％

　２０１４年　メルロー８９％　カベソー　６％　プティ・ヴェ　３％　カベフラ　２％　４２hl/ha　Ａｌｃ１３．５％

　２０１５年　メルロー７４％　カベソー２０％　プティ・ヴェ　６％　Ａｌｃ１３．３％　

　　２０１６年　メルロー６７％　カベソー３０％　プティ・ヴェ　３％　Ａｌｃ１３．１％

　　２０１７年　メルロー７５％　カベソー２０％　プティ・ヴェ　５％　新樽率３０％　４７hl/ha

　　２０１８年　メルロー８０％　カベソー１５％　プティ・ヴェ　５％　

　　２０１９年　メルロー６７％　カベソー２７％　プティ・ヴェ　６％　新樽率３０％

　　２０２０年　メルロー５０％　カベソー４８％　プティ・ヴェ　２％　Ａｌｃ１２．８％

　評　価　

〇　２０１９年　ＶＰ８９～ＶＰ９１　Neal Martin　Vinous.com　Jun 2020

　２０１９年 Fleur de Pedesclaux は、ドシエム・ヴァンの印象的なブーケで、クランベリーとラズベリーの果実が豊富で、ほとんどシャーベットのようです。口当たりは入り口で甘く、五紅粉とひびの入った黒胡椒のノートで非常にスパイシーで、ワインが出発した後もずっと舌がうずきます。フィニッシュのアロマのフィネスに欠けているかもしれませんが、それでもまともなセカンドワインを構成します。

○　２０１９年　ＰＰ８８～ＰＰ９０　Lisa-P-Brown　Wine Advocate　July 2020

深いガーネットパープルの２０１９年 Fleur de Pedesclaux は、ベイクドプラム、ボイセンベリー、温かみのある赤と黒のチェリーの表現力豊かなノートと、ブーケガルニ、ブラックオリーブ、トリュフのタッチを提供します。ミディアムボディの味わいは、ジューシーなブラックフルーツがぎっしり詰まっており、熟した粒状のタンニンとたくさんのフレッシュさに囲まれ、素敵な純粋さで長く仕上げられています。

〇　２０２０年　ＶＰ８５～ＶＰ８７　Neal Martin　Vinous.com　May 2021

　２０２０年 Fleur de Pedesclaux は、クリーンでピュアなブラックベリー、ラズベリープリザーブ、ブルーベリーのノーズを備えており、ドゥシエムヴァンとして称賛に値します。ミディアムボディの味覚は、入り口にわずかに歯ごたえのあるタンニンを提供します。フィニッシュに少し優雅さが欠けている場合、重量のある頑丈なポイヤック。

○　２０２０年　ＰＰ８７～ＰＰ８９　Lisa-P-Brown　Wine Advocate　May 2021

　２０２０年 Fleur de Pedesclaux は、深いガーネットパープル色と、キルシュ、熟したブラックプラム、マルベリーのシンプルなノートに加えて、ブーケガルニとタバコの葉のヒントを備えています。ミディアムボディの味わいは生き生きとした繊細なスタイルで、カリカリの赤と黒の果実が特徴で、食感にわずかな歯ごたえがあり、フィニッシュにハーブリフトがあります。