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■『おっさんずぶるーす』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]
2020年/日本映画/126分
監督:前田直樹/真田幹也/荒木憲司/西村大樹/越坂康史/中村公彦/細野辰興
出演:藤井太一/森累珠/松田未来/岡野さくら/森川恵古/星耕介/山元隆弘/仁科貴/松浦祐也/朝比奈加奈/吉岡睦雄/江島卓/鈴木柚里絵/アマタニキヨシ/いずみ尚/山城一乃/小林麻祐子/松岡峻/米澤成美/藤崎舞/金剛寺美樹/泊帝/若林美保/いずみ尚/秋葉美希/高橋信二朗/範田紗々/吉原麻貴/初咲里奈/滝本より子/鶴田雄大/長谷川千紗/松緯理湖/フランキー岡村/林和哉/相馬絵美/矢島理佐/小林敏和/近藤笑菜/芹田瞬/三島諒/壷田大貴/杉山裕右/中村史彦/バクザン/川連廣明/大塚祐也/田山由起/大河原紗礼/藤田直哉/夏井世以子/唐澤里美/小林桃子/池田薫/矢野裕子/仁藤優子/田中要次/パスタ功次郎
[ネタバレ注意!]※見終わった人が読んで下さい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220828/13/rocky-balboa-1976/16/d5/j/o0400056015166766589.jpg?caw=800)
■やりすぎ限界男優賞:いずみ尚
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■やりすぎ限界男優賞:林和哉
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■やりすぎ限界男優賞:吉岡睦雄
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■やりすぎ限界男優賞:小林敏和
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■やりすぎ限界女優賞:朝比奈加奈
[「ファミリー編」「4本」「ワーク編」「3本」]
「前田直樹監督」「真田幹也監督」「荒木憲司監督」「西村大樹監督」「越坂康史監督」「中村公彦監督」「細野辰興監督」の「7人」が「7本」の「オムニバス映画」を監督した『おっさんずぶるーす』。
「第1部」「ファミリー編」として「前田直樹監督」『21世紀のおじさん』「真田幹也監督」『オファーを待ちながら』「荒木憲司監督」『全く最近のおやじモンときたら…』「西村大樹監督」『たそがれのあとに』の「4本」、「第2部」「ワーク編」として「越坂康史監督」『トイレのおっさん』「中村公彦監督」『カリスマハウス』「細野辰興監督」『謎乃中年認定壱拾箇条』「3本」が、それぞれ上映された。
「男は絶対見たくない」僕はタイトルがもはや「完全NG」。「ごめんなさい」と「完全無意識スルー」で逃げようと思ったが、「ちゃんと」見たら「じわる」映画だった。
[『21世紀のおじさん』]
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■『21世紀のおじさん』
監督:前田直樹
出演:藤井太一/森累珠/松田未来/岡野さくら/森川恵古/星耕介/山元隆弘
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「ファンタジー映画」か「SF映画」か「近未来」。「キャバクラ」の「同伴」か「デートクラブ」か、「おじさんレンタル」という会社から「指名」で「おじさん」がレンタルされる。
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何て「バカバカしい」と思ったが、「おじさん」と話して心救われる人間がこの世にいることに極限のくそリアリズムを見た。「絶対ないとは言い切れない」。生きてればこんなこともある。「他人事」じゃない話は見終わる頃「じわる」。僕自身「おじさん」なので「中高年の男が必要とされる話」に「希望」が出た。
[『オファーを待ちながら』]
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■『オファーを待ちながら』
監督:真田幹也
出演:仁科貴/松浦祐也/朝比奈加奈/吉岡睦雄
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これは「他人事」じゃない。「この歳まで役者つづけんのがどんだけ大変か」という台詞に大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。
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「この歳まで全部犠牲にして芝居してきたんだ なのになぜ売れない」の台詞が、『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』のラウ警部「俺は苦労して- サムの内通者を 残らず殺してやった なぜ俺にチャンスをくれない」と重なった。「ワークショップ」が「銭払って映画出たい奴の集まり」と聞いて「傷口に唐辛子」の「ショック」「衝撃」で「じわる」。「涙」が出た。
[『全く最近のおやじモンときたら…』]
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■『全く最近のおやじモンときたら…』
監督:荒木憲司
出演:江島卓/鈴木柚里絵/アマタニキヨシ/いずみ尚/山城一乃/小林麻祐子/松岡峻/米澤成美/藤崎舞/金剛寺美樹
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「ファンタジー映画」に見えかけたが違った。「不思議映像」。「昔」のおっさんと「今」のおっさん、そして「未来」のおっさんへと話がつづく。
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「今」のおじさんはダメなのか「昔」のおじさんと比較。だが人間の「想像力」が常に進化し続けるように、「オリンピック記録」が常に更新され続けるように、おじさんも「進化」「更新」し続ける。白黒の「幻の特撮もの」や「円盤」、謎の「宇宙人」か「人間」かの「不思議映像」が「じわる」。観客の「想像力」を「刺激」。
[『たそがれのあとに』]
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■『たそがれのあとに』
監督:西村大樹
出演:泊帝/若林美保/いずみ尚/秋葉美希
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かつて「純文学」で「文学賞」を受賞した売れない作家が、「ライトノベル」への転向を迫られる。妻と娘が「別居」の恐るべき極限のくそリアリズム。
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売れない「作家」とか「俳優」とか「他人事」じゃない。「その父親が作家だとか偉そうに名乗ってるただの無職」の台詞に大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。娘の「青春って年齢じゃなくて何かに挑戦し続けてる状況を言うんだって」という台詞の恐るべき「教え」を思い知らされ「じわる」。
[『トイレのおっさん』]
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■『トイレのおっさん』
監督:越坂康史
出演:高橋信二朗/範田紗々/吉原麻貴/初咲里奈/滝本より子/鶴田雄大/長谷川千紗/松緯理湖/フランキー岡村
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「エロ大好き」「パンスト大好き」の「僕の心の弱い部分」を、「正確」「的確」に「ど真ん中」で「攻撃」してきた恐るべき「ファンタジー映画」。
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「ど助平」おじさんが踏切事故で「死んだ」。だが「女子トイレの便器」に生まれ変わる。今まで一緒に働いてた女子社員達が次々と、「人間便器」となった「ど助平」おじさんに座って用を足してく。「最初」はうれしかったが、「死ねない苦しみ」の「無限地獄」。だが最期ソフィーを「慰めた」「やさしさ」のオチに「じわる」。
[『カリスマハウス』]
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■『カリスマハウス』
監督:中村公彦
出演:林和哉/相馬絵美/矢島理佐/小林敏和/近藤笑菜/芹田瞬/三島諒/壷田大貴/杉山裕右/中村史彦/バクザン/川連廣明
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カリスマ的人気ミュージシャン甲斐賢人が、なぜか八神(林和哉)の自宅の庭で変死。甲斐の死を悼むファン達が八神の家を訪れるようになる。
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「ちゃんと」見たら、「7本」の中で僕の1番「好み」の「恋愛映画」だった。「LGBT問題」もある恐るべき極限のリアリズムで八神の心の変化を見せる。「酒」で失敗した過去を「反省」「懺悔」「償い」。八神と関わった者達も変化してく。最期「十年後」、八神がやり直した人生の変化「歌」が僕には1番「じわる」映画だった。
[『謎乃中年認定壱拾箇条』]
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■『謎乃中年認定壱拾箇条』
監督:細野辰興
出演:大塚祐也/田山由起/大河原紗礼/藤田直哉/夏井世以子/唐澤里美/小林桃子/池田薫/矢野裕子/仁藤優子/田中要次/パスタ功次郎
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「なぞのちゅうねんにんていじゅっかじょう」と読む。「ファンタジー映画」か「SF映画」に見えるが恐るべき極限のくそリアリズム。謎の「オジサン切り」によって「早期退職」する鈴木。「使途不明金」の「どうしても開けない支出リスト・ファイル」に何か関係があるのか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220828/14/rocky-balboa-1976/92/84/j/o0400026815166797216.jpg?caw=800)
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プロパガンダとは、国家の政治思想など、意図をもって、特定の主義や思想に誘導する宣伝戦略。「プロパガンダをプロパガンダと気づかせずに娯楽映画の形で撮る」が、「どこ」に誘導したいか探って見ると「じわる」。「保身の何が悪いんだよ 忖度や見て見ぬふりの何が悪いんだよ」「オジサンって結局 ただのカッコ悪い大人のことなんじゃないかな」の台詞に、『トップガン マーヴェリック』と「同じテーマ」先にやってたの思い知って「大きい方垂れ流し」。
[ “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「総出演」]
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220828/14/rocky-balboa-1976/57/50/j/o0400026815166797867.jpg?caw=800)
「男は絶対見たくない」僕はタイトルがもはや「完全NG」。「ごめんなさい」と「完全無意識スルー」で逃げようと思ったが、「ちゃんと」見たら “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「総出演」。「さらに」「じわる」映画だった。
あまりに「大勢」 “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「総出演」だったので、今回は「一人だけ」、「1番」「好み」だった「極限の美」 恐るべき“極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「朝比奈加奈」を「ガン見」。
「前田直樹監督」「真田幹也監督」「荒木憲司監督」「西村大樹監督」「越坂康史監督」「中村公彦監督」「細野辰興監督」「7人」の、「全く違う」「7本」の「オムニバス映画」でどれが「好み」「じわる」か見つけてほしい。
画像 2022年 8月