回顧録「いつか見た映画 1986」1『サンダーアーム 龍兄虎弟』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『サンダーアーム 龍兄虎弟』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

1986年/香港映画/98分
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン/アラン・タム/ロザマンド・クワン/ローラ・フォルネル/ケン・ボイル

■1986年 劇場公開作品 1本目

「ジャッキー・チェン」「シルベスター・スタローン」を見てなかったら、僕が映画に興味を持ったかは定かではない。一番最初「鶏」は、「映画ファン」ではなく「ジャッキー・チェンファン」だった。「映画を見る」のではではなく、「ジャッキー・チェンしか見ない」だった。

「性」に「完全覚醒」する前は、興味を持つものに「男」「女」を強く意識しなかった。『マッドマックス2』の「子供」がタンクローリーへ走ったのと同じ気持ちが、僕の中にもあった。

「ジャッキー・チェン」を「初めて」見た『クレージーモンキー 笑拳』が、僕の人生を変えてしまった。「人間は体を鍛えれば変わる」「教え」は、親、先生、友達ではなく、「ジャッキー・チェン」が僕に教えた。「鶏」にとって「雷に撃たれる衝撃」だった。以来「ジャッキー・チェン」が「鶏」の “神” となった。中学生の頃「ジャッキー・チェン」の「狂信者」と化した。「ジャッキー・チェン教」を「崇拝」してた。

だが高校生の頃になると自我が目覚め、「鶏」は映画自体に興味を待ち始めた。「ジャッキー・チェン教」の「崇拝」を、いとも簡単に「シルベスター・スタローン教」へと「改宗」してしまった。また「性」に「完全覚醒」し、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” への興味が、「ジャッキー・チェン教」を超えてしまった。また「反省」「懺悔」「償い」だが、この頃「鶏」は「ジャッキー・チェン」を見すぎて飽きてきてた。あまり「純粋」ではなかった。

リアルタイムで「ジャッキー・チェン教」だった時代、『サンダーアーム 龍兄虎弟』は「狂信者」にとって、忘れられない忌わしき「大事件」の思い出の映画だった。撮影中に「ジャッキー・チェン」が「頭蓋骨骨折」の大怪我で「撮影中止」。病院に入院した報道は日本にも伝えられた。「狂信者」は本当に「死」を感じた「不安」で大きい方を漏らしてしまった。

「CG」がない時代は「本当にやるしかない」。「スタントを本当に全部自分でやる」ということの「真実」を思い知って「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。現代の「CG」時代、もはや「スタントを本当に全部自分でやる」と言っても、ここまで危険な撮影をしたりはしないだろう。以来「頭蓋骨骨折」の大怪我で「撮影中止」になった「大スター」は誰もいない。

「頭蓋骨骨折」の大怪我で「撮影中止」は、「スタントを本当に全部自分でやる」ことの「真実」が何かを全世界に思い知らせた。観客を裏切らないため「死」の限界まで挑んだ「真実」の雄姿を忘れたことはない。この事件の記憶が、「ジャッキー・チェン」こそ「20世紀全世界最強の男」だと僕に思わせた。「今」もそう思う。

「今」の視点で調べびっくりしたのは、「頭蓋骨骨折」の大怪我で「撮影中止」前、最初の監督が「エリック・ツァン」だったこと。『インファナル・アフェア』の「サム」と「ジャッキー・チェン」が繋がってた真実を「知らなかった」。「今頃」思い知って漏らしてしまった。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ロザマンド・クワン」の「極限の美」は「かなり」記憶に焼きついてたが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ローラ・フォルネル」の「極限の美」に対して「鶏」は「無防備」だった。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ローラ・フォルネル」が『スパルタンX』にも出てたことさえ当時見逃してたことを、深く「反省」「償い」するしかなかった。

「アマゾネス軍団」との対決にも漏らしたが、最期の気球への「ダイビング」は「死んだらどうする」という「危険度」。ある意味「頭がおかしい」「気が狂ってる」としか思えない。「今」の視点で改めておしっこ漏らし、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」するしかなかった。




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画像 2020年 3月