日記「今日見た映画 2014」48『イロイロ ぬくもりの記憶』 | やりすぎ限界映画入門

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■『イロイロ ぬくもりの記憶』
☆☆☆☆★[85]

2013年/シンガポール映画/99分
監督:アンソニー・チェン
出演:コー・ジャールー/アンジェリ・バヤニ/ヤオ・ヤンヤン/チェン・ティエン

■2014年 劇場公開作品 48本目

■第3稿 2020年 6月25日 版

僕にも経験があるが、幼少期、子供の頃は、男は「年上のお姉さん」を好きになるものなのだろう。「不思議」だが、ある時から「年下の女」がよくなる。それは男の本能、「性欲」での「欲情」が原因かもしれない。「男」は子供の頃からやはり「男」で、幼少期に同年代の「女子」より「年上のお姉さん」に憧れるのは、「性欲」「欲情」を感じる対象だからなのかもしれないことを、自分自身を思い出して「自覚」した。

子供の頃家で働いてた名前も覚えてない「お姉さん」や、従姉の年上の「お姉さん」、近所の「お姉さん」に惹かれてた自分の幼少期を思い出してしまった。

「産みの親」より「育ての親」の存在が大きくなってしまう話かと思ってたが、完全「恋愛映画」。「お手伝いさん」のはずが、「コー・ジャールー」は「年上のお姉さん」「アンジェリ・バヤニ」に恋してしまう。

「コー・ジャールー」がかなり「悪ガキ」に見えたが、「良いとこ」「悪いとこ」があって人間。「退学」の理由は心撃たれた。また最初「アンジェリ・バヤニ」を拒絶し、車に轢かれて骨折するほどの「悪ガキ」が、最期の別れで「髪の毛」切って「涙」を流すほど「好き」になってしまったのも凄かった。

「シンガポール」という国については殆ど「知らなかった」ことばかり。多くの人種、言葉が混在してる風景が衝撃的に見えた。「お父さん」「お母さん」の仕事がうまく行かなかったり危うかったり、厳しい生活感を感じたのにはビビって震え上がった。一歩間違えれば次は自分の番かもしれない「危うさ」は、「日本」も「シンガポール」も同じに見えた。

最後「アンジェリ・バヤニ」が去って、また「悪ガキ」に逆戻りの「危うさ」を感じたが、入れ替わりに「妹」が産まれのは印象的だった。


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画像 2017年 6月