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  松はみな枝垂れて南無観世音　山頭火（１）
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  我が町に鵜の来て去れり冬の川
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  初場所やからくれなゐの龍田川
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  めくり合ひて見しや坊主の歌留多札
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  雪の夜の底の駒子の下駄の跡
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  新年回文修行など 
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  虚に向ふスカルの眼窩冬入日
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  床上げのまず一膳の寒玉子
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  初詣挨拶かはりに擬宝珠撫で
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  寒月の行く道ばかりを照らしけり
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  寒暁や通院も早三歳（みとせ）なり
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  「光る君へ」が終わってしまった
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  年の瀬やのちの世ゲイでなく会おう
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  尾崎放哉-12（最後）　単語や言葉の繰り返し
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  尾崎放哉-11-4（オノマトペ）花がいろいろ咲いてみんな売られる
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  縄のれん開き手袋外しけり
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  尾崎放哉-11-3（オノマトペ）水たまりが光るひよろりと夕風
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  尾崎放哉-11-2（オノマトペ）氷店がひよいと出来て白波
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  厚着して診察待ちや椅子の列
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  尾崎放哉-11-1（オノマトペ）馬の鈴しゃんしゃんと急がるる街の灯

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