こんにちは。
RIZOIL 代表取締役 下地です。
旧車のメンテナス、再生に欠かせないのがサビ取り剤。
サビ取り剤ってどんなものをお使いでしょうか?
鉄のサビ取り剤は山の様にありますが、アルミ専用サビ取り剤は意外と少ないんですよね。アルミのサビ取り剤にサンポールを使っていると言う方もいらっしゃるようです。
サンポールの主成分は塩酸。塩酸単体では弊害が必ずと言っていいほど出て来ます。ですから薬品を調合して商品化しています。
例えば、アルミニウムのサビを落とそうとして、塩酸を使い落としたとします。
落とした後の事をお考えになったことはございますか?
アルミニウムは両性金属と言われ、酸にもアルカリにも反応します。 液体の酸は金属の微妙な凸凹に入り込むため、水洗いしても中々落ちるものではありません。
落ちないと、せっかく落ちたアルミのサビは、 すぐに白さびが発生して来ます。 洗っても洗っても白サビが発生してきます。これを防ぐには、酸を中和するしかありません。
中和するにはアルカリが必要です。 先に申しました通り、アルミニウムは両性金属ですから、アルカリも使いすぎると、白サビになってしまいます。
酸で白サビになっているのか、アルカリで白サビになっているのか判断できなくなります。 サビは次から次に発生し落ちなくなることになりますね。大変な作業になることでしょう。
当社の”RIZOIL(ライズオイル) アルミレスキュー”は白サビに反応し融解させます。金属表面をミクロン単位で溶かします。反応した瞬間に金属表面に錆止めの皮膜が出来るようになっております。
この商品はにサビを落とすと、次にサビが発生しにくい様に、薬品を調合いたしております。 また塗装には反応しない様にも調合されておりますので、塗膜を痛めません。
ただし、塗膜が劣化していたり、塗膜が薄い場合は、劣化した塗膜の隙間から入り込み塗膜が落ちることがございますのでご注意ください。
サンポールで落とすのも一つの手段だと思います。私の金欠学生時代はその様な知識はありませんでしたから、ガソリンタンクのサビなどはサンポールを使ったものです。
でも次の日にはサビが発生し泣きを見ていましたね。 つまりサンポールはサビ取り剤ではなく、トイレ掃除洗剤ってことです。サンポール使ってメッキ加工なんて夏休みの自由研究にはもってこいですね。
当社含め他社様のアルミサビ取り剤がなぜあるのか?その薬品単体ではサビ取りは不都合であり。短時間では難しく困難なので、お客様の使い勝手がよくなる様に商品開発を行い販売しているのです。
商品開発にはそれなりの開発時間と開発費用がかかっているのです。 鉄サビのサビ取り剤は沢山ありますが、アルミニウム専用って少ないんですよ。 中には中々サビが落ちないアルミサビ取り剤も存在します。
これはサビ取り効果よりも、お客様の安全を優先させた結果、時間をかけないと落ちにくい薬品を使用しているのです。逆を言うと、時間をかければ安全に落ちるのです。 しかし時間がかかるので、落ちないと使う側は思ってしまうのですよね。
当社のアルミサビ取り剤は短時間で落とすのが目的です。極めて酸が強いものです。手にかかると、化学やけどをする場合もございます。使用の際はゴム手袋をしてご使用いただく様お願い申し上げます。
※バイクのヘッドカバー、クランクケースカバー、オルタネーターカバー等はアルミではなく、亜鉛合金でございますので、サビは落ちません。メッキ、鏡面仕上げ部分には使用しないでください。