治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ

前衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。


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 中学校の必修で柔道が取り入れられるようになりましたが、先日も「髄液漏れの症状を持っている生徒が少なくとも3名」という悲しいニュースを聞きました。国政においても大きな課題となっています。中学校で柔道を始めて27年になる身として色々と思うことがあります。


 まず、教えることのできる先生がきちんと育成できているのかな、と幾許かの不安があります。一番厳格なことを言うと、柔道の世界では三段までは免状に「日本伝講道館柔道ノ修行ニ精力ヲ尽シ大ニ其ノ進歩ヲ見タリ依テ(初、弐、三)段ニ列ス向後益々研磨可有之者也」とあります。簡単に言うと、「これからもしっかり練習して頑張れよ」ということが書いてあります。四段と五段は「多年日本伝講道館柔道ノ修行ニ精力ヲ尽シ業精熟ニ至レリ依テ(四~五)段ニ列ス向後益々研磨シ斯道ニ於テ可期為先達者也」となり、指導者登録になります。


 さすがに、私も学校で教えるためには四段以上でなくてはならないとまで言うつもりはありませんが、初段を持っているだけの方にはちょっと荷が重いだろうとも思います。私はかなりの温情で三段を取っていますが、教えろと言われるとかなり悩むでしょう(なお、弐段まではかなり本格的に取りに行きました。)。


 その中でも、立ち技はあまりお勧めしません。特に投げられる側が頭を打ちやすい大外刈り、投げる側が頭を突っ込んで首を悪くしがちな内股みたいな技は要注意です。ともかく後頭部、頸椎の2つのポイントは気をつけなくてはなりません。


 大外刈りは大技ではありますが、投げる原理が分かりやすいので教えやすい技でもあります。ただ、真後ろに投げられる技なので受身をしにくいというか、受身をしても頭を打ちやすい技です。長らくやっている私でも激しく大外刈りで投げられると、時折ガーンと後頭部を打って目が回ることがあります。


 本来であれば、受身を徹底的に教えることからスタートです。私が中学で始めた際には、受身だけで1ヶ月やらされました。「つまんないな」と思いつつも、恩師本田先生は受身しかやらせてくれませんでした。今、思うと指導方法としては正しかったと思います。受身というのは基本中の基本ですから、時間をかけてやるべきです。たしかに単調なことが多いので、ずっとやらせていると中学生は飽きてくるでしょう。教員育成の際、「如何に受身を楽しく、そして多様なかたちで教えるか」という点に重点を置くべきだと思います。


 それでも私は中学生に立ち技を自由にやらせることにはとても慎重です。どうしても実戦的なことをやりたいのであれば、中学時代は寝技を教え込むのがいいんじゃないかなと思ったりします。絞め技と関節技をやらなければ、寝技はかなり楽しくやれるでしょう。一般論として、柔道の立ち技はセンスが必要になってきますが、寝技はやればやっただけ強くなります(そして、私は寝技が弱いです。)。体のどの部分を押さえれば、少ない力で相手の全身を制することができるかというのを教えるのは難しいのですけども、寝技であれば少しくらい自由に実戦形式でやらせてもいいかなという気がします(繰り返しますが、絞め技と関節技はなしで。)。


 今、思い直すと、よく中学時代は怪我をしました。鎖骨を折ったのも、足の靭帯が伸びたのも、足の指が折れたのも、全部中学時代でした。そして、私も試合で人の鎖骨を折ったことがあります。部活でやっていても、まだまだ体格が追いついていなかったのかなと思い返します。(不謹慎を承知で)究極の事を言えば、腕の骨折、足の骨折は治りますが、頸椎と後頭部は生命やその後の人生に影響しますから、ここをどう守るかという視点をもっともっと重視すべきだと信じて疑いません。

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 私はかつてグルジアという国を旅行したことがあります。人口400万程度で福岡県よりも小さな国ですけど、古いグルジア正教を信じ、とても文化の高い、そして落ち着きのあるいい国だと思います。


 そして、サンボの流れから、レスリングや柔道がとても強い国です。柔道で言うと、古くはバルセロナで小川直也に勝ったハハレイシヴィリはグルジア人です。その前のソ連時代でも「dze(ゼ)」か「ヴィリ(vili)」で苗字が終わっている人は間違いなくグルジア人でして、7-8名の柔道メダリストがいます。最近では90キロ級はアテネで泉を破ったズヴィアダウリ、北京ではチレキゼと、グルジア勢が2連覇で、(柔道界では超有名な)ギリシャのイリアス・イリアディスはそもそもグルジア出身で、ズヴィアダウリとは従兄弟に当たります。そして、今回、66キロ級で海老沼を破ったシャフダトゥアシヴィリもグルジア人。たった400万人の国でこの実力、何が言いたいかというと「柔道王国」だということです。


 私は東京で柔道関係者と話す時、よく「国内でばかり練習するのではなく、(グルジア首都の)トビリシあたりに長期で武者修行で出させた方がいいですよ。あの柔道スタイルをまねする必要はありませんけども、あのスタイルに真の意味で慣れる必要があると思います。」と話しています。えてして帰ってくる反応は「気持ちは分からないでもないが、治安は、飯は、言葉は・・・???」という感じです。短期間では行っている選手がいるようですけども、2-3か月と言わず、半年以上、トビリシで修業すればいいと思います。この映像 はイラン選手と瀧本誠さん(後の金メダリスト)の試合ですけども、こういう攻めにはある程度の慣れは絶対に必要です。


 外国からは日本によく修行に来ている選手がいます。その中でメダリストになっている選手も多々います。それだけ日本柔道界は強いですし、伝統もあります。しかし、日本が望むと望まないとにかかわらず「柔道」から「JUDO」への流れは強まっています。その「JUDO」の一つのあり方がグルジアにはあると思いますね。それを否定していてはいつまで経っても苦手感を持つだけで終わってしまいます。


 旅行して結構ディープな経験をした者として言えば、危なくもないし、飯はそこそこ上手いし、文化レベルは相当に高いです。言葉は分かりませんし、マスターするのは大変ですけど、日本に修業に来る外国人選手はそのハードルを越えているわけですから、その程度の事で泣きを入れてはいけません。


 かねてからの持論、「日本柔道界はもっとグルジアに選手を修行に出してみよう」でした。

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 毎年、この時期になると高校柔道の金鷲旗大会のことを想起して、柔道のことを書くようにしています。私は結局、金鷲旗大会で団体戦で一度も二回戦に行くことはありませんでした。まあ、それはそれでいい思い出にしています(具体的にはココ )。


 金鷲旗大会、団体戦の勝ち抜き戦です。相手に恐ろしく強い人が一人でもいると、とても辛いルールです。金鷲旗で最初から超強豪校と当てられて5人抜きされている学校を見ると、ちょっと可哀想になります。折角、3年間頑張った成果が5人抜きでの敗退だとその後、柔道を続けようという気持ちが起こらなくなるのではないかと心配になります。


 ところで、私はこの勝ち抜き戦という試合のスタイルにちょっとした思い出があります。あれは高校二年の時でした。何の大会だったかは忘れましたが、勝ち抜き戦の福岡県北部大会で準々決勝まで行きました。相手はT高校。大将に100キロ級の選手が控えている学校でした。ともかく、彼を止めないことにはうちの勝ちはありません。


 どういう経緯だったか忘れましたが、主将だった私が先鋒で出ることになりました。多分、私はキャラクター的には漫画「柔道部物語」の鷲尾のようでしたので(あんなに強くないですが)、「T高校ならば、自分が大将の前までは全部抜いてくる。あとは任せた。」くらいのエラそうな口を叩いたのではないかと思われます。そこまでの試合で出番がなかったので痺れを切らしたような記憶もあります。団体戦そのものについては、当方には1年生で非常に受けの強い後輩がいたので、彼ならば相手の大将と引き分けてくれるだろうという思いがありました。


 そして、実際の試合ですが、その日の私の柔道はムチャクチャでした。引き続き漫画「柔道部物語」のキャラクターを引用すると初期の大脇のような柔道で相手の先鋒から中堅までをすべて払い腰で一本勝ちしてきました。ただし、一つ私には今に引き継ぐ大欠点があります。スタミナが基本的にあまりないのです。相手の副将と当たる時には、既に3分を過ぎたウルトラマン状態でしてカラータイマーは点滅していました。上記でも引用した最後の金鷲旗大会の時と同様に4試合目になるとバテバテで1分くらい経ったところで負けてしまいました。


 しかし、うちの柔道部顧問の平田先生はここで一つ大きなミスをしていました。上記に書いた受けの強い後輩を次鋒に据えていたのです。作戦的には、彼は副将くらいに置いて、そこまでにT高校の大将を引き出し、最後は彼に引き分けさせて1人残しで勝つという作戦がベストだったはずです。


 そして、後輩は(私に勝った)T高校の副将と引き分けてきました。そうすると、こちらは中堅、T高校はポイントゲッターの大将。3人対1人ですから何とかなるかなと一縷の望みを繋いでいましたが、最終的には全員抜かれてT高校の1人残しで、うちは負けてしまいました。今、思い直してみると、自分が相手の副将と引き分けてきておけばよかったという思いもあります(が、当時はそんな根性はありませんでした。)。


 今でも平田先生と話をする時には、「あのですね、あの時の先生の采配は間違っていたんですよ。あそこでですね、彼を副将に置いておけばですね・・・」と詰め寄ったりします。20年以上も前の小さな大会での采配を今でもチクチク言われる先生に同情の余地大ありです。まあ、少々私に言われたくらいで怯む方ではないというので好き勝手言えるわけですが。

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 先日、いつものように都内某所で元気に柔道をやっていた時のことです。私は左組み、相手は右組みでけんか四つでした。お互いが袖を引こうとけん制し合う中、私が乾坤一擲の「谷落とし」をやったところ、結構綺麗に決まって相手をゴロリとひっくり返しました。試合だったら一本だったはずです。


 この技、説明するのが難しいので映像を探したのですが、「これ!」というのが見当たりませんでした。画像と文字で解説すると大体こんな感じ です。中学時代に恩師本田先生から教えてもらった技でして、他の同級生はあまり積極的にマスターしようとしていませんでしたが、裏をかいて繰り出すその意外感が好きだったので、私は起死回生の技として時折出していました。高校時代、何度かこの技で会心の一本、技ありを取ったものです。


 しかしです、先日、この技を出した時、師範の先生から「ああ、それね、国際ルールで反則負けになるから」と言われてしまいました。「ガーン!!」とショックで、ショックで目の前が暗くなってしまいました。理屈は分かるのです。国際大会などで繰り広げられてきた、いきなりもろ手狩り、肩車に入っていき、きちんと襟と袖を持ち合う柔道ではなく、相手の懐に飛び込んで倒したら勝ちみたいな柔道を苦々しく見ていた方も多いと思います。最近のルール改正で、そういう柔道を戒めるために「いきなり足を取りに行くような技は一発反則負け」になってしまったのです。


 ただですね、私が谷落としを出す時は「内股に行くぞ」、「大外刈りに行くぞ」とフェイントをかけながら、しれーっと逆側の技をかけるわけでありまして、かけ逃げの要素はあまりないと勝手に自負しています。「あれを反則だと言われる筋合いはない。誰だ、こんな極端な国際ルールを作ったのは!」と憤慨すること頻りです。


 そうなのです、日本は国際柔道連盟で十分に意見を通しきれてないのではないかと、以前ブログに書きましたが、やはり、最近のルール改正を見ているとすごく極端から極端に振れることが多いのです。多分、この谷落とし禁止も数年経つと「柔道に多様な動きが減った」とかいった理由で見直されるのではないかと思います。基本とすべきなのは日本の伝統的な柔道のスタイルであって、それを余すところなくきちんと(公用語の)英語かフランス語で伝えることができる人間を育成しなくては、いつまで経っても日本は柔道についてはルールメイカーではなく、ルールテイカーで終わってしまうのです。そして、納得のいかないルールで国際大会に出て行っては翻弄されて負ける。それではダメだということです。


 ちなみに、谷落としについては思い出があります。高校二年の時の県大会、一回戦は勝ちあがったものの二回戦は優勝候補大牟田高校。私は大将でしたけど、目の前にいうのは130キロはありそうな重量級。勿論、先鋒から大将まで強豪揃いです。


 こういう時の私の口癖はいつもきまっていて、真顔で他の部員に「1対1で俺まで回ってきたら、俺が取ってくる」と檄を飛ばすのです。これだけ聞くと格好いいかもしれませんが、何のことはない、どう考えても勝てっこないからジョークを飛ばしているだけなのです。同級生の亮が「こういう局面でくだらないジョークを言うんじゃない」と言わんばかりを顔をしていたのを思い出します。


 主将としては「5対0じゃなきゃいいけどな」と思っていたら、先鋒の正哉が引き分けてきました。ヘタレの主将は「本当に1対1で来たらどうしよう」と不安にな・・・ることもなく、その後の3人は負けてしまい、3対0で私に回ってきました。相手は130キロの重量級、しかも大牟田高校。やる前から泣けそうでした。


 ただですね、その日の私は少しだけ健闘したのです。少なくとも1分半くらいまではポイントなしで頑張った記憶があります。ただ、もういいように振り回されながらもギリギリのところで投げられなかっただけです。そして、けんか四つの状態で袖の取り合いをしながら、相手の右足が無防備に出ているのを見た私は「よし、今だ!」と思って会心の谷落としを飛ばしたのです。


 ちょっと強がりを言うと、技の入り自体はなかなか良かったのです。同じくらいの体重の相手なら投げていたかもしれません。ただ、相手は130キロ強、びくともすることなく、そのままグシャッと押しつぶされて押さえ込み。万事休すでした。見ている人からすると、自分で勝手に崩れて押さえ込まれて、極めて格好悪い負け方でした。試合が終わった後、亮がニタニタしながら私を見ていたのもいい思い出です。


 ということで、後半は余計な話でしたけど、結論を言うと「正当な谷落としまでをも禁じる国際ルールはおかしい。早急に是正を求めたい。」という単純なものでした。

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 毎年、この季節になると高校柔道の金鷲旗大会のニュースが増えて嬉しくなります。福岡市内に全国の若き柔道家が集まります。


 先日、母校でちょこっとだけ練習しました。最近は東京でも鍛錬しているので、とてつもなくボコボコにやられることはないのですけど、さすがに高校を卒業して20年以上経つと息が上がるのが早くなります。元から持続力のない男でしたので、特に暑さと疲労にはすぐにやられてしまいます。


 金鷲旗についてはかなり、昔に私の経験を書いたことがあります(ココ )。読んでいただければ分かりますが、相手の副将に一本勝ちするくらいまでは、私は「炎のポイントゲッター」だったのです。しかしながら、私の炎はちょっと根性が足らないようで、最後はバテバテになって負けてしまいました。代表選についてのルールを知らなかったという大チョンボもありました。


 そして、今年の我が母校東筑高校は二回戦からの出場。相手は愛媛の今治明徳高校。私は現場では見ていないので、実際の試合がどうだったのかは分かりませんが、結果はこのような感じ でした。副将、大将が一気に抜き返した感じですね。激戦を制した後輩、あっぱれです。最後に力尽きてしまった私とは大違いです。


 我々のような学校は金鷲旗では二日目に残れるというのが目標でした。明日は二日目。羨ましい限りです。次の相手は古豪修猷館か、日大藤沢かのどちらかです。どちらであっても良い試合をしてほしい、そして勝ってきてほしいと思います。


 たまには福岡市まで出向いて試合を見に行きたいものですが、なかなか時間が取れずに残念でなりません。毎年、「来年こそは」と思っているんですけどね。

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 今日は超ローカルネタです。更に言えば、北九州に住んでいる方でも、あまり関心がないかもしれません。いつもアクセスしていただいている方の大半には縁がない話です。


 我が街北九州は、中学校レベルでは「柔道王国」です。私が中学生だった時は、市内大会の決勝は既に全国大会決勝くらいのレベルでした。3年生の時は、市内大会で「準」優勝だった田原中学校が全国大会で優勝しました。市内大会重量級で優勝した方は、全国でも優勝しました。それくらいレベルが高かったのです。一応、ちょこっとだけ自慢すると、そんな中、私の中学校は市内大会4位でした(私はレギュラーで中堅)。


 今もその伝統は残っており、今年の中学生の全国大会では北九州市小倉南区の企救中学校が優勝しました。その他、市内には大蔵中学校というこれまた全国レベルの中学校があります。恐らく、今でも市内大会は全国レベルの試合が繰り広げられているはずです。時折、地元で「ああ、柔道やってるんだろうな」と微笑ましくなる中学生を見て、心の中で応援しています。


 しかし、高校になると、そういった有力選手がすべて市外に出て行ってしまうのです。福岡県内であれば、大牟田、東海大五、福大大濠、嘉穂、福岡舞鶴・・・、上京して国士館等に行く生徒もいるようです。結果として、中学では全国レベルなのに、高校になると県北部大会は若干レベルが下がります(それでも福岡県北部で優勝できれば小さな県なら優勝できるでしょうが)。


 昔から「なんで、こうなるのかな?」と疑問に思っています。人材が流出していることに一抹の寂しさを覚えます。北九州にある高校が全国優勝する姿を見たい、ささやかな私の望みでして、どうすればいいのかな、誰に言えばいいのかなと若干思案しています。

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 柔道の金鷲旗大会が近づいてきました。柔道をやったことがない方には分からないでしょうが、高校柔道の世界では最も重要な大会と言ってもいいくらいです。7月のこの時期に福岡市で行う、勝ち抜き選による団体戦です。剣道では玉竜旗という大会になります。福岡県にあって柔道部を有する高校は大体がこれに参加をします。最近は韓国の学校も参加していてかなり上位に残ります。


 この大会、勝ち抜き選なので強豪校は先鋒が5人抜きをポンポンと実現していきます。例年、強豪校の先鋒が連続15人抜き、20人抜きと記録を出していきます。20人抜きだと2回戦から5回戦まですべて一人で終えてしまった計算になります。過去には1試合も出ないまま優勝した選手がいたチームもありました(つまり、決勝まですべて副将までで終えたということ。)。


 私の頃は、母校東筑高校はそんなに強い学校ではありませんでした。福岡県北部地区大会で3位に入って県大会に行けるか行けないかくらいでした。金鷲旗でいうと、まあ1回勝てるかどうかの学校でした。1回戦に勝つと、もう一晩泊まれるようになります。一応、目標は「二日目まで残る」ということにしていました。


 そして、先日、母校東筑高校で金鷲旗を前にOBによる稽古総攬(という程偉そうなものではありませんが)がありました。折角の機会なので、忙しくはありますが柔道着を持って練習に参加してきました。私が在校時からあった企画で、先輩から焼肉をおごってもらえる会という位置づけにしていました。


 そして、私もその「先輩」なるものとして参加するようになっています。三段とは言え、あまり実力を伴わないお情けで取った三段なので、さすがに現主将には手も足も出ません(ので、現主将とはやりませんでした。ケガをしてもいけませんから。)。まあ、いい汗を流しました。私はかつては大外刈り、払い腰を多用するマッスルマンでしたが、今は内股、足払い、そして(欧州で学んだ)怪しげなヨーロピアン柔道みたいなことばかりやっています。ちなみに最近、この映像 が気に入っています(私にはできません)。勝ったのは青色のグルジア選手です。


 金鷲旗と言えば、今でも思い出すのは高校3年の時です。記憶が曖昧なところもありますが、たしか一回戦で山口の岩国工業高校と当たりました。どれくらい強いのか分かりませんでしたが、我が部の顧問平田先生は「大体、同じくらいのレベル」と説明してくれました。


 ・・・、しかし、何故か岩国工業高校は強く、大将(5人目)の私に回ってきた時はまだ相手は中堅(3人目)でした。場外注意とか、色々な不運が重なって、うちのポイントゲッターまでもが負けていくのを見て、不運を恨んだものです。うちの高校が勝つためには、私が中堅、副将、大将と抜かなくてはなりません。畳の上に立った時、「・・・、おいおいおい、聞いてないよ」という気分になりました。


 しかし、(自慢になりますが)その日の私はそこそこ調子が良かったのです。相手の中堅に優勢勝ち(たしか、大外刈り)、副将には後半2分を過ぎた頃に会心の払い腰で一本勝ち。大将戦にまで持ち込んだのです。ただ、かなり疲弊していました。私の欠点はスタミナに欠けるというところです。ここで私の心によぎったのは「後は引き分けて、代表戦でもう一人のポイントゲッターに頑張ってもらおう」ということでした。岩国工業高校の相手は決して強そうではありませんでしたが、疲弊していたこともあり、変な技を無理してかけて返し技にあってもいけないと思い、慎重に3分(4分?)の試合を終えました。引き分けでした。一応、ここで5対5の試合は全体として「引き分け」の状態になり、代表戦になります。


 私は「あー、俺の仕事は終わった」と思って、試合場から下がろうとしたら、我が恩師平田先生が「よし、緒方行けー」と叫んでいます。2回目の「・・・、おいおいおい、聞いてないよ」です。「何をアホなことを言っとるのだ。代表戦はオレじゃないだろう」と思って、手を振りながら平田先生に「いえいえ、私はもう無理ですよ」のサインを送りました。ここで当時の緒方青年は重大な事実を知ることになります。金鷲旗では「代表戦は大将同士で行う」というルールがあったのです。


 そういう重大なルールを知らずに試合に出る私も私ですが、ともかく泣けてきました。しかし、ルールはルール。最後の力を振り絞って、代表戦に臨みました。岩国工業高校から「相手は疲れているぞ。足を狙え。」と指示が飛んでいます。何と的確なアドバイスでしょう。その後はよく覚えていませんが、最後は抑え込まれて負けてしまいました。私の高校3年間の柔道生活はここで終わりを告げました。悔しかったですが、それなりに「やることはやった」という気持ちがあったと思います。


 今となってはいい思い出です。後輩には「あのな、金鷲旗の代表戦は大将同士だからな。間違えるなよ。」と懇々と語りました。多分、何のことか分かってもらえなかったでしょう。あと、20日程度、我が東筑高校の健闘を祈るばかりです。

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 今日、中学時代、高校時代からの柔道仲間とそれこそ18年ぶりくらいに柔道をやる機会がありました。高校時代はお互いの高校のキャプテンをやっておりました。昔から彼の方が強かったわけですが、それでも団体戦だと私のいた学校の方が上に行くことが多かったので、「ちょっとくらいは抵抗できるだろう」と思っていました。


 大間違いでした。それはそれはコテンパンにやられましたね。4分間やって、軽く7~8回は内股で吹っ飛ばされました。すべて一本級の綺麗な内股でして、まあ、あそこまでやられると清々しい気分でした。あんなに綺麗な内股で投げられたのは久しぶりです。なかなか分かってもらえないのですが、上手な人に投げられるのはある意味楽しいのです。


 お互い大学から東京に行き、私は「花の東京生活。柔道部は止めておこう。」という(今となってはちょっと悔やまれる)判断で、大学時代はプラプラしていました。彼は有力な某大学で非常に柔道に打ち込み、今となっては組んだ瞬間に「こりゃダメだわ」と思うくらいの差がついてしまいました。


 その後10数年を経て、彼は地元で家業を継ぎ精力的に事業展開し、私はこのように政治の世界を志し、と全く異なる分野にいますが、かつて中学時代、高校時代と同じ畳の上で研鑽し合った者が、柔道という共通点を通じて、旧交を温めるというありがたみを感じました。


 私はよく「この地での選挙は大変でしょう?」と聞かれます。勿論、大変です。ただ、私は自分の置かれている環境をとても恵まれていると思っています。まず、地元出身です。落下傘候補として政治活動を始められた方から「何が一番辛いって『余所者』と言われるのが一番堪える」と言われたことがあります。私は15年の東京+外国生活で、言葉が標準語っぽいところがありますが、それでも私を「余所者」という人はこの街にはいません。それに加え、地理、地名も普通に諳んじています。そして、一番心強いのは、生まれてから高校を卒業するまでの知己がたくさんいることです。その他種々の状況にも鑑みれば、私は他地域で頑張っている候補の同志に比べると格段に恵まれているといつも思います。


 地元で生活し、そして政治活動にいそしむ中で、旧知の共に出会い語らう時、いつも心の何処かがブルッと震えます。

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 完全に個人的なことなのですが、また、耳が少し潰れ始めました。現在の状態は耳の中の方が潰れている状態なので、あまり目立たなかったのですが、今回は一番外縁の軟骨が変形しています。


 原因は柔道の寝技なのですが、耳をガンガンこする動きをしているせいでしょう。これは経験してみないと分かりません。やっている最中はあまり気付かないのですが、終わるとプクッと腫れています。今回は「ん、またなるかな?」くらいのところです。


 「暫く柔道クラブに行くのを止めれば良いのに」という方もいるでしょう。選挙も近くなっていることですし、ケガが気になるのでそれは正しい選択なのですが、日々ストレスフルな生活を送る中、週に1~2回完全に真白になる瞬間があるというのはとても貴重なことなんですね。投げようが投げられようが、ともかく頭の中が真白になります。


 いつも、ボロボロになって練習が終わり、八幡西区則松にある道場から出る際、矢吹丈がホセ・メンドーサと戦い終えた後、白木葉子に「真っ白に燃え尽きた」と語るシーンを思い出します(ただ、さすがに私はそのレベルまでは行っていませんが)。

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 1日アップが遅れました(アップの日付自体は昨日にしてあります。)。言い訳になるのですが、ちょっと原因があります。実は大腿痛でして・・・。


 3週間くらい前に柔道をやっていた際、かなり激しく組み手の取り合いになり、襟を取りにきた相手の左腕が私の右側頭部に強くガツンと当たりました。何と形容していいのか分かりませんが、比較的頑強にできている私であっても辛い一撃でした。


 その時に首に衝撃が走り、結果として右腰にギクッという嫌な感覚が走りました。その時は何ともなかったのですが、次の日くらいから右腰痛がひどくなり始めたというわけです。「まあ、治るだろう」と思っていたら、腰痛は治ってきたものの、痛みがどんどん下がってきて、今は右大腿痛になっています。


 座るのが辛い、立ち上がる時はもっと辛い、しかし、あまり辛い素振りをするのも格好悪いということで、人知れず顔を顰めながらも平然を装っています。


 ちなみに整形外科に行きましたが、特段骨や脊髄には異常はないらしいです。とはいえ、かなり辛いので昨日は安静にしてしまいました。


 もしかして、もしかして・・・、自分も年齢を重ねてきて筋肉が弱くなっているのかも、そんな切ない思いになっているところです。

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