百年企業を創る!情熱の【社長の保険】 -26ページ目

百年企業を創る!情熱の【社長の保険】

【社長の保険】は事業保険とは似て非なるものです。

■自分に万一のとき、何が起きるかと考えて、保険金額を決めた社長の話

 社長から、保険の見直しをしたいのでとお話を頂いてから、少し時間が空いての、ご提案だった記憶しております。

 お伺いして、開口一番、遺族に、保障が残ればいいと思うので、3000万円くらいの保険でいいですかねという言葉でした。

 事業を始めて、十数年。若さに任せて、走ってきた社長でした。遅めの結婚と言っても、最近では珍しくありませんが、40歳を過ぎてから子宝に恵まれ、ご多用のところ、奥様からせっつかれて、見直しとあいなりました。

 社長は、社長に今、万一のことがあったとき、どんな事態になると、予想されていますか?まず、解散されると思いますか、それとも、取引先やお客様のために、事業を継続されると思いますか。事業を継続されるのに、奥様が社長になられるケースもあれば、従業員のどなたかを代表にし、奥様がオーナーとなられるケースなども考えられます。

 多くの場合は、負債の関係などから、金融機関が、奥さんに社長になってほしいと言ってくるようで、そういう時は、亡くなられた社長の思いとは、異なった結論になってしまうようなのです。

 どなたかが事業を承継したとき、売り上げは、どのくらい落ちるでしょうか。売り上げが戻るのに、どのくらいの期間がかかるでしょうか。従業員は、全員そのままでしょうか。何人くらい、不安に思って辞めてしまうでしょう。そのとき、退職金の制度などを設けていますでしょうか。借り入れは、今の金額を維持できるでしょうか。保険金で減らしたほうがいいでしょうか。売り掛けで社長以外の方では回収が難しい先などありませんか。

 もちろん、考えても、全てそうなるわけではありません。また、今の経営状態を無視し、高額の保険料を無理してでも支払い、あらゆるリスクに対応しようとしても、これも本末転倒です。ご遺族が、何もがんばらなくても、左団扇になるほどの巨額な保険金額というのも、何かおかしいと思います。

 全てを保険で解決しようとすることではなく、従業員をどう育て、とどのような関係を築いておくと、社長不在と危機に、耐えられるかですとか。日ごろから借り入れを減らす努力をされておかれるとか。社長にしかできない聖域を減らして、仕事の標準化を進めておかれるとか。日常的に社長が経営努力されていることというのは、いざというときのリスク規模を、小さくしておくことと表裏一体だったりするのです。

 社長と相談して見直した内容は、個人で支払っていた毎月の約5万円の保険料は、保険料控除の範囲にまで減らして、学資保険など、資産性の高いものだけにしました。年金保険料控除は使っていませんでしたので、月一万円の年金保険に加入して頂きました。医療・介護保険料控除は、奥様の保障に使いました。それ以外の保障については、基本、法人契約で保障し、全て経費になるように設計してゆきました。

 万一の際、500万円×法定相続人の数までの死亡退職金や、業務中の怪我などを原因とした死亡には給与の36ヵ月分、業務外の病気や怪我などを原因とした死亡には給与の6カ月分の弔慰金を支払うとき、役員の場合は、定款にその記載がない場合、株主総会で議決を持って支払うことから、100%社長が株式を持っていらっしゃったので、奥様がそのほとんどを相続した場合、奥様の意思で、法人からそれらの金額を無税で拠出できることをご理解して頂くことが、最初のスタートになります。

 冒頭の死亡保障の金額は、1億円となりました。現在の会社の規模から考察すると、妥当な金額だと思います。会社が発展してゆく過程で、更に今の掛け捨て型のものから、資産性の高いものへと、保険金を大きくしながら、変化をさせて行っていただく事、その状況をうかがうために、毎年、年に一回決算期にお伺いすることをお約束させて頂きました。

「えっ!年に一回しか来てもらえないの!?」という社長に

「保険屋に、毎月来てもらいたいですか?」と伺いましたところ、

 大きな声で笑いながら、「それもそうだ!」とおっしゃり、

「保険の話を抜きにして、たまには食事でもしましょう」というお話となりました。

 保険の設計を判りにくくさせている要因のひとつが、二次元ではなく、三次元の思考であることです。われわれ専門家は、三次元のものに、更に色々なことを加えますので、頭の中は、四次元だったりします。

 何かしらの原因は、それ単体で現象となるのではなく、いろいろなことに影響を及ぼし、複雑かつ、想定外の大きさになって、不都合な現実へと変化してゆくものです。

 私たちは、四次元の頭で、この不都合な現実を読み、お客様が本当に安心できる状態を、常時、作ってゆかなくてはならないのだと思っています。
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■保険会社の社員よりも知識が豊富なお客様の話
 
 十年来のお付き合いになるお客様のところに久しぶりにお伺いしました。経理担当の先代の奥様が、お茶を用意しながらおっしゃいました。

 「この前、N生命の部長さんって方がいらっしゃって、現在加入中の契約を転換しましょうって提案だったのだけれども、転換のときに、雑収入を計上しなくていいっていうので、おかしいって言ったの。そうしたら、おかしくないって言い張るの。提案書をよく見たら、ちゃんとそう書いてあったので指摘したら黙っちゃった。ほんとに困ったものね。」

 作り話ではありません。実話です。

 「奥様!凄いですね。いつの間にそんなに詳しくなられたのですか。」

 生命保険契約を転換した場合の会計処理について、説明した記憶がなかったので、私は、少し驚きました。

 奥様は、お茶を、テーブルに並べ終えて、椅子に座りながら、言いました。

 「税理士の先生から紹介して頂いて、もう十年以上、こうして毎年、あなたの話を聞いていたら、何となくわかるようになってきたみたいね。」

 当社では、年に一度(実際には損害保険の満期などもあり、年に何度か訪問しています)、お客様を訪問し、現在ご加入して頂いている内容について、ご説明をさせて頂き、現在の経営状況や今後の予定を伺いながら、追加契約を頂いたり、契約内容の変更をしたり、解約して、払戻金を活用して頂いたりしております。

 このように、保険を提案に来た営業よりも、知識を持ったお客様は、稀ではなく、ほとんどのお客様が、三年を過ぎる頃から、保険税務や、それらを活用した保険の特徴、かけ方のコツ、使い方のコツを覚え始め、五年を過ぎる頃には、その時点で販売されている商品のポイントをお話しするだけで、非常に適切な判断で、保険商品を選ばれます。

 また、年齢を重ねるごとに必要となる、事業承継や相続のお話しに対して、まだまだ先のことだとおっしゃりながらも、しっかりと聞いていて、ゆっくりとではありますが、確実に対策を講じて行かれます。

 ふと、十年に渡って、会長夫妻にお付き合い頂きました税制について、考えてみました。

 まずは、「法基通2-2-14:短期の前払い費用について」期末に支払う年払い保険料を、その期で経理処理して頂けることをご理解いただきました。

 次に、既契約の内容について、お話しさせて頂いたことから、「法基通9-3-5:定期保険に係る保険料」「課法2-3:長期平準定期保険に係る保険料について」をご理解頂きました。

 既契約の見直し時には、「法基通9-3-7の2:払済保険に変更した場合」も、ご説明させて頂き、前述の転換については、このときの説明を、覚えていてくださったようです。転換契約の提案は、何度かありましたので・・・。

 「課審4-100:法人契約の「がん保険(終身保障タイプ)・医療保険(終身保障タイプ)」の保険料の取扱いについて」で、終身タイプの医療保険、がん保険で保障を拡充して頂きました。

 逓増定期保険の税制改正、がん保険の税制改正も体験されています。特に、逓増定期保険の税制改正のときには、某生命保険会社では、代理店の説明不足を補うため、全件に社員を同行させましたが、こちらのお客様に同行した課長さんに、帰り道、「よくあれだけ完璧に説明して、契約もらえますね」と褒めてもらいました。振り返りますと、お客様の理解度の高さと、決断力であったと、改めて感服します。

 当時、数百億円単位の駆け込み契約が発生し、そのほとんどが、駆け込みを煽るような説明であったようで、同行した課長さんは、説明不足を補った結果、何件もの契約を、流してしまうという体験をしていました。

 ひととおり、解説を加えながら、リスクとリターンの説明をしたところ、じゃあ、これとこれに加入しますという話と、せっかく来てもらったので、若干商品としては、劣るけど、課長さんの会社でいいよ!ということでした。

 確かに、並べてみると、冒頭のお話も何の不思議もない話です。毎年の積み重ねが、お客様の知識となって、しっかりと根づいてゆくというのは、本当に有難いことだと改めて思うのでした。

 
■大規模な自然災害に耐えられた保険
~タイの大洪水で、被災した工場の再建を保険で賄えた話~

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タイ洪水、日系の被災300社超す HDDにも波及 アユタヤの全工業団地が冠水
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1600N_W1A011C1000000/
2011/10/16 18:03 (2011/10/16 20:14更新) 日経新聞
 【バンコク=高橋徹】タイの大規模洪水で16日までに新たに中部アユタヤ県の「ファクトリーランド工業団地」が浸水した。同工業団地には日系を含む主に中小メーカーの工場が入居している。同県内にある主要5工業団地がこれですべて冠水、300社を超す日系企業が被災した。一方、首都バンコクは同日までに大きな混乱は生じていないが、政府は厳重な警戒を続けている。
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 夏の終わりごろから徐々にメディアでの報道が増えていました。アユタヤに工場をお持ちであることは以前から伺っていましたので、心配をしていました。火災保険の補償内容に問題はないことは、保険会社から事前に情報を得て、チェックして頂いておりました。社員の方は、脱出可能な時期に戻されたとのことでした。事態の深刻度から、今後の事業展開に大きな影響が出ることを、懸念をされていました。

 2012年の夏ごろだったかと思います。通常業務とは別の用で、お伺いさせて頂き、復旧のことなどをお伺いさせて頂こうと思っていました。
 いつものように、社員の方が迎えてくださり、応接室にとおされ、お茶を頂きながら、窓外の景色を眺めていました。

 少し大きな音でドアが開くと、社長が満面の笑みで入室してこられました。「稲井さんが言いたかったことが、とても良くわかったよ!」何のことだったかしらと考えながら、次の言葉を待ちました。

 「アユタヤの洪水が一段落し、復旧の準備が無事整いました。かかった費用が10億円。火災保険の補償が3億円、利益保険の補償が3億円、生命保険の解約払戻金が4億円。新規の借り入れなしで、全部できました!」思わず、「良かったですねぇと、社長と握手を交わしておりました。

 社長が加入していたのは、逓増定期保険が「契約年齢+保険期間×2≦90」の場合、保険料が全額経費になる頃のもので、年間保険料で5000万円近くの金額を支払って頂いておりました。加入当時、第一義的には節税というお話から、税理士の先生を通じて、ご紹介を頂きました。

 そのとき以来、毎年お会いさせて頂いた際などに、次のようなことを、お話させて頂いておりました。

 例えば、工場が大きな自然災害や火災に遇ったとき、工場の再建にかかる費用に対し、火災保険は、感覚的に、2割から3割しか寄与しないものです。

 これは、ベテランの損害保険会社社員の多くが、同じような感覚を持っています。統計値としては残らない数値であり、契約内容によって大きく変わるので、ざっくりとしたものですが、経営者が持っておくには、必要な指標だと思います。

 建物は、再建築価格で契約していたとしても、設備や機会の主だったところは、時価での保険金設定になっている可能性が高く、全焼を免れたけれども、再建築した方が、効率が良いということも多々ありますし、時代の流れについてゆくために、最新の工場に立て替えることを考えない経営者はいないでしょうし、事由は様々です。

 そういうときに、穴埋めとして、役に立つのが、生命保険の解約金です。そういった事態の場合、多くは、決算書についてもマイナスになっていることが予想され、繰り延べておいた利益を、雑収入で出すことで、財務内容へのダメージを小さくしながらも、V字回復するための条件を整えることができるのです。

「保険に入ったときは、悪いけれども、正直なところ、節税だからとしか思っていなかったのです。いろいろお話し頂いても、現実味を感じることはありませんでした。そういうこともあるだろうけど、営業トークでおっしゃっているくらいに考えていました。実際に、こういう事態に遭遇して、本当に助かって、必要であれば、私の今回の体験を広めて頂いていいくらいです。」

 興奮気味にお話される社長に、どうしても伺いたい点がありました。それは、どういう理由で利益保険に加入されていたかということでした。失礼ながらと前置きして、社長に伺ってみました。

 「社長!利益保険に加入されていたって伺いましたが、思い切ったご決断をされていたのですね。多くの経営者の方が、その必要性を認識しながら、保険料の高さから、中々思い切れないものですが・・・」
という問いかけに、驚きの答えが返ってきました。

 「実は、国内では入っていなくて、タイでは、たまたま保険会社に言われたまま加入したら、入っていたのです。正直言って『運』です」

思わず、一緒に笑ってしまいました。「運も実力のうちです。本当に良かった!」

 ならばと、もう一題質問してみました。
 「では国内で、今後は加入されますか」

 これには、ちょっと渋い顔をして、
「実は、本当に迷っているのです。何しろ、利益保険は効果も高いが保険料も高い。製品原価に入ってしまうので、下請け仕事には本当に難しい決断なのです。だから少し待ってください。生命保険は、継続して、予算計上しておりますので、加入しますよ」ということでした。

 「運」もそうですが、「勘」も鋭いのが、発展している会社の社長の共通項でもあります。そんなことを考えたのでした。

 この会社では、生命保険について、毎年2000万円から3000万円の予算を計上し、社長の保障バランスを考えながら、逓増定期保険を中心に、長期平準定期保険や特定疾病定期保険、がん保険、医療保険等に加入され、払戻率の良い時点で解約しては、新たに加入するといった内容で継続して頂いております。
■自分に万一のとき、何が起きるかと考えて、保険金額を決めた社長の話

 社長から、保険の見直しをしたいのでとお話を頂いてから、少し時間が空いての、ご提案だった記憶しております。

 お伺いして、開口一番、遺族に、保障が残ればいいと思うので、3000万円くらいの保険でいいですかねという言葉でした。

 事業を始めて、十数年。若さに任せて、走ってきた社長でした。遅めの結婚と言っても、最近では珍しくありませんが、40歳を過ぎてから子宝に恵まれ、ご多用のところ、奥様からせっつかれて、見直しとあいなりました。

 社長は、社長に今、万一のことがあったとき、どんな事態になると、予想されていますか?

 まず、解散されると思いますか、それとも、取引先やお客様のために、事業を継続されると思いますか。事業を継続されるのに、奥様が社長になられるケースもあれば、従業員のどなたかを代表にし、奥様がオーナーとなられるケースなども考えられます。

 多くの場合は、負債の関係などから、金融機関が、奥さんに社長になってほしいと言ってくるようで、そういう時は、亡くなられた社長の思いとは、異なった結論になってしまうようなのです。

 どなたかが事業を承継したとき、売り上げは、どのくらい落ちるでしょうか。売り上げが戻るのに、どのくらいの期間がかかるでしょうか。従業員は、全員そのままでしょうか。何人くらい、不安に思って辞めてしまうでしょう。そのとき、退職金の制度などを設けていますでしょうか。借り入れは、今の金額を維持できるでしょうか。保険金で減らしたほうがいいでしょうか。売り掛けで社長以外の方では回収が難しい先などありませんか。

 もちろん、考えても、全てそうなるわけではありません。また、今の経営状態を無視し、高額の保険料を無理してでも支払い、あらゆるリスクに対応しようとしても、これも本末転倒です。ご遺族が、何もがんばらなくても、左団扇になるほどの巨額な保険金額というのも、何かおかしいと思います。

 全てを保険で解決しようとすることではなく、従業員をどう育て、とどのような関係を築いておくと、社長不在と危機に、耐えられるかですとか。日ごろから借り入れを減らす努力をされておかれるとか。社長にしかできない聖域を減らして、仕事の標準化を進めておかれるとか。日常的に社長が経営努力されていることというのは、いざというときのリスク規模を、小さくしておくことと表裏一体だったりするのです。

 社長と相談して見直した内容は、個人で支払っていた毎月の約5万円の保険料は、保険料控除の範囲にまで減らして、学資保険など、資産性の高いものだけにしました。年金保険料控除は使っていませんでしたので、月一万円の年金保険に加入して頂きました。医療・介護保険料控除は、奥様の保障に使いました。それ以外の保障については、基本、法人契約で保障し、全て経費になるように設計してゆきました。

 万一の際、500万円×法定相続人の数までの死亡退職金や、業務中の怪我などを原因とした死亡には給与の36ヵ月分、業務外の病気や怪我などを原因とした死亡には給与の6カ月分の弔慰金を支払うとき、役員の場合は、定款にその記載がない場合、株主総会で議決を持って支払うことから、100%社長が株式を持っていらっしゃったので、奥様がそのほとんどを相続した場合、奥様の意思で、法人からそれらの金額を無税で拠出できることをご理解して頂くことが、最初のスタートになります。

 冒頭の死亡保障の金額は、1億円となりました。現在の会社の規模から考察すると、妥当な金額だと思います。会社が発展してゆく過程で、更に今の掛け捨て型のものから、資産性の高いものへと、保険金を大きくしながら、変化をさせて行っていただく事、その状況をうかがうために、毎年、年に一回決算期にお伺いすることをお約束させて頂きました。

「えっ!年に一回しか来てもらえないの!?」という社長に

「保険屋に、毎月来てもらいたいですか?」と伺いましたところ、

大きな声で笑いながら、「それもそうだ!」とおっしゃり、「保険の話を抜きにして、たまには食事でもしましょう」というお話となりました。

 保険の設計を判りにくくさせている要因のひとつが、二次元ではなく、三次元の思考であることです。われわれ専門家は、三次元のものに、更に色々なことを加えますので、頭の中は、四次元だったりします。

 何かしらの原因は、それ単体で現象となるのではなく、いろいろなことに影響を及ぼし、複雑かつ、想定外の大きさになって、不都合な現実へと変化してゆくものです。

 私たちは、四次元の頭で、この不都合な現実を読み、お客様が本当に安心できる状態を、常時、作ってゆかなくてはならないのだと思っています。
■社長の必要保障額

 ある日、社長から電話がありました。

 いつもは、経理部長から連絡があり、予定をあわせながらお伺いするのに、随分せっかちな感じで驚きました。

 「先ほど、顧問税理士が来て、社長にかけている生命保険の額があまりに小さ過ぎると言われたのだけれども、本当に足りていないのか?」

 当時の保障額は、15,000万円でした。必要保障額という言葉を巧みに利用して、生命保険のかけ過ぎは、損です!という論調が多いけれども、支払っていれば、万一のとき保険金が支払われる以上、「損」というのは、どこかおかしいと思っていますし、将来の事業の発展を考えると、社長の保険に、上限はないと考えています。

 とは申せ、必要最低限の保障額というものは、あってしかるべきで、足りていないという話は、そこに到達していないということになります。

 社長のお考えは日ごろからよく理解しておりますので、足りないということないと思っている旨を、伝えさせて頂き、論理的な根拠が必要であれば、決算書を何期か頂ければ、決算の数値から、割り出してお話しを差し上げますと言うお約束をさせて頂きました。

 顧問税理士は、T●Cという業務支援会社と契約されており、T●Cと深い関係のあるD生命の担当者とご一緒に提案に来たとのことでしたので、合点がいきました。

 D生命は、当社も代理店委託契約を結んでいます。正直、あまり好きな保険会社ではありません。保険商品のラインナップや、約款の構成、事業保障に関する考え方などは、悔しいくらい理にかなっているのですが・・・。


顧問税理士とD生命が持ってきた保障額は以下のとおりでした。

①企業防衛資金+②家族を守る資金=約3億5千万円

①企業防衛資金=(1)運転資金+(2)借入金返済資金+(3)納税資金
 (1)運転資金=1ヶ月の人件費+6ヶ月
 (2)借入金返済資金=借入金額
 (3)納税準備資金=(1)+(2)×0.7(準備割合:実効税率41%)

②家族を守る資金=(1)役員退職金+(2)功労加算金+(3)弔慰金
 (1)役員退職金=報酬月額×在任年数×3.2(功績倍率)
 (2)功労加算金=役員退職金×0~30%(功労加算率)
 (3)弔慰金=報酬月額×6ヶ月(業務外死亡)

 それに対して、私が提示したのは、十数年前からお世話になっている税理士の井上先生が提唱したFLITという理論をアレンジして現実的な運用を施した内容で、1億5千万円から2億円の保障という内容でした。

 FLITでは、A.会社を解散した場合とB.会社を継続した場合の二パターンで考えます。
A.会社を解散した場合
貸借対照表を、お客様と相談しながら、時価に置き直し、保障も含めて、資産が幾ら残るかを試算します。
 また、遺族の生活資金や住宅ローン残額の清算を考慮して、お手許に残る金額が十分かどうかを検証します。

B.会社を継続した場合
社長に万一のことがあったとき、現実に何が起きるかを数字で検証します。
売上激減(売上がゼロになる可能性もあります)・回収率の低下・手形支払率の低下
金融機関の融資条件の変更依頼・幹部の辞職(退職金 財源)・後継者の幹部の問題
社長の退職金・遺族の生活・相続税(自社株の評価)などを考慮し、キャッシュフローを中心に「そのとき」をシミュレートします。

計算式なので、一発で数字が出ますが、企業経営は生き物です。毎年、その基礎となる数値や、組織運営などが、変化します。その都度、細かい数字を出しても、運用面にあまりにも負担がかかるため、最後は、数字を見た社長の感覚で、大雑把に捉えて頂きます。

 つまり、社長の勘が届くところまで数字を出して、最後は、社長の感覚に従うということです。
 
 倍以上の開きがある理由は、経営を、完全に止めて見るか、それとも、動いている状態のまま捉えようとするかの差です。人の営みと言うものは、決して止まるものではなく、その意味で、このFLITという理論は、大好きです。

 年々歳々の変化に対応するには、あまりに細かくシミュレーションできてしまうため、前述のとおり、最後は、社長の感覚に頼るのですが、これまで、この方法で、ご相談して決めた金額には、ほとんどの社長が、不満を感じていらっしゃらないと感じております。

 ところで、その後の結果ですが、生存退職金の積み増しを目的に、10年満期の定期保険を解約し、長期平準定期保険に加入して頂くこととなりました。
■息子には、息子の人生があるから・・・、と事業を閉じる予定だった社長の話

 「いらっしゃい。良く来たね。待っていたのだ。とりあえず昼ごはんを食べに行こう!」

 社長に満面の笑みで迎えられました。

 高層ビルのレストラン街に行くと、さっさと注文を終わらせて、社長は待ちかねたように話し始めました。

「いやぁ~。誰かに言いたくて、うずうずしていたのだけども、社員に話すわけにもいかないし、かみさんに話しても、わかってくれないし、稲井さんが来るのを待っていたのだよぉ」

 満面の笑みで話されているので、何かしら深刻なことではなさそうだということは、理解できましたが、誰にも話せないというような大事な話を、自分のような外部の人間に、簡単に話していいのだろうかと少し危惧したが、保険屋は、家族構成からお体の状態、会社の年商に、社長の年収までの、かなりセンシティブな情報を打ち明けて頂いているし、会社の問題点や、社員の人事考課まで、相談されることもあると思いなおした。

 ちょっとドキドキしながら、笑顔で対応していたところ、満を持して、社長が話し始めました。


 「実は、この前、初めて息子と新規開拓の営業に行ってさぁ。もう楽しくてさぁ。」
 「息子の前で、楽しい素振りを見せられないし、家に帰って、かみさんに、何?ニヤついているの?と言われたので話してみたのだけれども、馬鹿じゃないの?と一笑されるし、この気持ちを誰かに判ってもらいたくて、待っていたのだよぉ」ということでした。

 社長の満面の笑みは、娘二人の自分には、とても羨ましい話でもありましたが、本当によかったと、心から思った瞬間でもありました。

 社長が独立をされたのは少し遅めの四十台だったそうです。十数年経って、会社を成長させ、支店も出し、安定し始めた頃、人を介してお会いさせて頂きました。65歳くらいを目処に、会社を売却するか閉じる予定で、その際に、退職金見合いとして、1億円程度の資金を残したいという依頼でした。

 本来、結果的に、会社を閉じるとか、売却すると言うことはあったとしても、経営計画においては、継続・承継し、発展する方向で考えなくては、企業の発展はおぼつかないため、もう少しお話をさせて頂きたかったのですが、決算までに時間がなかったことと、社長の事業意欲からして、売却とか解散は、とても想像がつかなかったので、保険料を全額経費にしながら、65歳時点で解約すると、支払った保険料の累計の100%近い解約金のある逓増定期保険に加入して頂きました。

 その後、お子様が二人いらっしゃり、当時まだ学生さんだったこと、自分の後継者として育てたいと思っていた社員が、若くして癌で亡くなられたことなどを伺いました。

 当社では、毎年決算月にお伺いさせて頂いて、その期の決算対策や、次の一年に向けて保障をどのようにするかなどを、打ち合わせさせて頂いております。
その打ち合わせの際に、経営のいろいろなお話を伺うのが、私の楽しみでもあるのですが、こちらが思っている以上に、その時間を楽しみにしてくださっている社長もいらっしゃり、社長も、楽しみにしてくださっていたそうでした。

 後継者の方が集って、切磋琢磨することを目的とした会などとご縁を頂き、そこで見聞きした、後継者の思いや考え方などを、社長にお話したことがありました。
また、大学の頃の同級生が、いずれ自分が父の意思を継がなくてはと思っていると熱く語る姿などを御伝えしました。

 自分も長男ですが、やはり、長男として生まれると、自然に、家を継ぐ→家業を継ぐ→親の面倒、家族の面倒を見るといった日本人的な発想をいつしか持つように思います。

 きっと、ご子息も、社長の背中をご覧になって育ったのであれば、そんな思いをもたれているはずですと、毎回のようにお話しておりましたところ、長男が入社し、次男も入社し、いつしか、事業を承継する体制が出来上がって参りました。もちろん、自分が話したからということではないと思いますが、私としては、とても嬉しかった。

 ところが、これでは終わりませんでした。

 二人の息子さんに、平等に株を引き継がせると言い始めたのです。これには、猛烈に反対しました。二人とも可愛いのが親心。私も娘が二人おりますので、同じようにしてやりたいと思う気持ちは、痛いほど良くわかります。下の子には、色々辛抱させたなんて思うところがあると、更に厄介です。

 株を50%ずつ所有されても、ご兄弟は仲がいいですし、次男は長男を立てる気質ですので、経営に問題が起きることは、少ないと思います。しかし、次の世代に株を譲るときどうなるでしょうか。更に次の世代ではどうでしょう。

 実際に、四代目の社長が、持分30%で、大変な思いをしているお客様もいらっしゃいます。また、土地の謄本で、甲区に、なんと24名も所有者が記載されている状況を見て、自社株と同様の事情を感じました。おそらく、もうどうにもならなくなったのだと推察します。良かれと思ってしたことが、後々争いの原因を作ってしまうということは、とても残念で、悲しいことです。

 理想は、後継者を育てることだと思います。後継者を育てるとは、会社の繁栄と、一族の繁栄を第一に考え、行動できるリーダーを育てることです。一概には言えませんが、資産の分配や資産が生み出す果実の分配をも、次のリーダーに、安心して委ねられるくらいに、育てておけば、全てが安泰となるのではないでしょうか。

 「あなたが言ってくれたから、長男にほとんどの株を譲ることにしたんだよ」と後日、社長がおっしゃるほどの剣幕で、どうやら、お話をしてしまっていたようでした。

 さて、現在、事業承継真只中です。

 10年来の友人でもある税理士の先生を紹介させて頂き、分社方式で自社株の問題にあたってもらっています。財務改善も同時平行して実施中です。

 保険はと申しますと、PL保険、海外旅行保険(出張時)、傷害保険、使用者賠償保険といった、損害保険も、全てお任せ頂いております。生命保険は、特定疾病定期保険と医療保険について、役員・従業員全員を被保険者とし、受取人を被保険者とする福利厚生型の加入をして頂いております。これは、社長が息子のように可愛がっていた社員を亡くされて以降、会社として、何かしてやりたいという思いの表れです。

 そのほか、社長には、逓増定期保険と生活障害定期保険、長男には、同じく、逓増定期保険と
長期平準定期保険等に加入して頂いております。

 数年後、新社長と、色々なお話ができることが、今から楽しみです。
最近・・・、醤にハマっております。

とにかく旨い!

そして、代謝が凄い。

常に汗かいてます。

涼しくなったのに・・・。

【稲井農縁】 ~ 縁を耕して育て実らせまっす! ~
【稲井農縁】 ~ 縁を耕して育て実らせまっす! ~

さしみのお醤油の代わりに

冷奴の醤油の代わりに

たまごかけごはんに

納豆ご飯に

焼き魚に

何にでも合います。

漬け込む料理はまだ試せてません・・・。

本当は、これが一番旨いらしいのですが・・・。


味は、まず醤油の美味しさが来て、その後、味噌のコクが来る感じ。

焼いたときの香ばしさは、

醤油の焼いた、味噌の焼いた香りを想像して

唾液の出る人であれば、もう堪らない感じです。

是非、試して頂きたい。

ちなみに、味見用で差し上げた方は、全員ファンになりました。

田舎に持ち帰ったところ、置いて帰ることに・・・。

体調を崩して食欲を落としていた父が、旨いといって、

毎食、食べてます。


教室はこちらから、

株式会社醸Kamose
http://kamose.co.jp/

私は、こちらで教えてもらいました。

是非、お試しください!
顧客第一主義・・・。顧客満足度を高める・・・。


ひとつ間違えば、単なる美辞麗句になってしまいがちな言葉です。

スローガンとして掲げていない会社を探す方が大変な時代、

この顧客第一主義・顧客満足度を上げることを実践するために、

ある指標を上手に導入しているという話を伺いました。


それは、より多くの品目数を販売しているかどうかという指標です。

そして、その指標を基に、提案できていないポイントを補填してゆくことで、

組織として、顧客満足度を上げてゆこうという活動です。


つまり、十人十色のお客様のニーズを追えば追うほど、

より多くの品目が結果的に売れるということなのです。

また、結果的に、売れる品目数が増えないのは、提案に漏れなどがある

可能性が高いため、そこを埋める活動をしようということなのです。


この話を聞いたとき、自分の経験と、重なりました。

かつて、保険会社にいた頃には、

当時の契約部(保険の引き受けを行う部署)の部長さんに、

「何でこの商品になったの?」と聞かれたり、

システム部の課長さんに、「システム上、こういう契約内容は、

あなたの一件だけですね」と言われたいしたことがありました。

今現在は、保険会社の担当者から、

「なぜ、当社のこの商品が売れたのですか?」

「支社で、話題になっているのですが、

どうやってこの商品を販売されたのですか?」

と言われることが、頻繁にあるのです。


お客様との話を追っていった帰結なので、

何の不思議さもないのだけれども、

そういった経験のない人にとっては、

狐につままれた話に聞こえるらしいのです。


我々の業界は、全てのお客様に対して、

同じ帰結を求める傾向が強く存在します。

昔、定期保険特約(更新型)付終身保険

その後、終身保険

最近は、収入保障保険+終身保険

が良い例です。

お客様から見ると分かりやすいのが特徴で、

この商品を選んでおけば大丈夫!

みんな同じの入ってますよ!

ということらしいのです・・・。


とは申せ、商品事態にに興味を持ってもらうことも大事なことで、

一部の人気商品に、実績が集中することはやむを得ないこと。

そのうえで、常にニーズを追う姿勢を維持するために、

品目数を指標として注目し、帰結として見つけたと言うことが

凄いと思ったのでした。