不登校だった長男が
学校に行けるようになった理由について
3つに分けて書き綴ります。
1つ目の記事はコチラ
今回は「運動療育を始めた」というお話しです。
目次
1.運動療育との出会い
2.Before
3.After
4.まとめ
運動療育との出会い
3月
名古屋に引っ越して、新しい小学校に転入したが
ほとんど行けていない長男
6月
同じ区内に新しい放課後等デイサービスがオープンするので
予約して体験に行った
その事業所で行っているのは、
「運動療育を行い、原始反射を統合していくことで
生活での困難を減らしていく」というもの
一回の利用は45分間のトレーニング
「放デイに預ける」という感覚ではなく
「習い事に通う」ようなもの
その体験で、通うことを決めた
決めた理由はこんな感じ
- 不登校で家にいてもネタがなくて困る
- 体を動かす場所が欲しい
- 存在を認めてくれる居場所を作る
- 外に出かける機会を作る
- 体を動かすことが好きな長男が体験で心を開いていた
「原始反射」とは
赤ちゃん時代にある反射のこと
生まれたばかりの赤ちゃんは自分の意志で体を動かすことはできないが
生まれつき備わっている反射で外の世界に対応している
例えば、呼吸したり、お母さんの母乳を飲んだりするときに必要なもの
発達障害の根本にあるものとは
本来ならば原始反射は2歳頃までに消失するものだが
何らかの理由でそれを保持したままになっていると
生活や学習に支障が出る
(諸説あるが、あくまでもここの放デイでの考え)
困りごとにアプローチしたトレーニングを行う
契約する際に長男は、マネージャーさんとお話ししている私の
足元の床に寝そべってゴロゴロしていた
これは背中の筋力が弱いこともあり
やはり原始反射が残存しているため姿勢を保てないということ
この時の長男を見たマネージャーさんの目を丸くした表情
今でも忘れないわ~
Before
では実際にどんなビフォーアフターが起きたのか
Before 長男の困りごと
- 学校に行けても教室に入れない
- 姿勢が悪いので授業が苦痛
- ボールをまっすぐ投げられない
- 言葉の不明瞭
- 体幹が弱く、立ち姿はふにゃふにゃしている
- 極度に不安を感じる
- 母から離れられない
学校には行かなくても
ここでのトレーニングは休まず参加した
トレーニングの内容
- ボルダリング
- 平均台
- 風船バドミントン
- トランポリン
- バランスボール
- だるまさんが転んだ
- 動物歩き
- 手押し相撲
- お手玉
- ぞうきんがけ
- シャボン玉 など
After
6月から三ヶ月間
途中コロナと戦った二週間だけはお休みしたが
ほぼ毎日通い続けた結果
↓↓↓
After 長男の変化
- トレー二ングの準備は自分でする
- 大きな声も小さい声も調整して出せる
- 体幹がしっかりしてきた
- 学校まで1キロの道のりを歩いて登校できる
- 母と離れて授業を受けられる
- ボール投げがうまくなった
- 自宅や学校での出来事をコーチに積極的に話す
- しっかり話を聴き、ルールを守る
- 遊びの提案をする
- 物事を前向きに捉える
嬉しい変化がたくさんある~
まずこれでしょ
学校に行けるようになった!
夏休み前に
支援級で給食を食べられるようになり
二学期が始まってからは
支援級で授業も少しずつ受けられるようになった
確実に変化している・・・!
母は毎日トレーニングに付き添うが
集中できる環境でトレーニングを行うため
部屋の中の様子を見ることはできない
でも声は聞こえてくる
どんな声かというと・・・
よーーーし
負けないぞーーーー!
そうはさせるかーーーー!
ぶどうーーーーー!!!(好きな食べ物を叫びながらバランスボールを思いっきり床に叩きつける)
ぎゃはははははははははは
ええ
それはそれはとても楽しいご様子でw
母も中に入って
「かーてーてー!」と言いたくなるくらい
トレーニングは
コーチと1対1で行うこともあれば
もう1人コーチが付くこともある
サポートをしたり
対抗心を燃やす演出もしてくれたりする
トレーニングする声を聞いて思うのは
長男もそうだけど
コーチたちがとにかく楽しそう
いつもトレーニングしながら
たくさん励ましてくれる
すごーい!とか
できたね!とか
自分はここにいていいんだ
認められているんだ、と
思わせてくれる
安心できる
最近マネージャーさんに聞いた話だと
長男は今
事業所の生徒さんの中で
いちばん優秀らしい
マジすか!(´⊙ω⊙`)
10月現在(本日できたてホヤホヤの情報)
学校の1限目からの授業に初めて参加できた!
あんなに心配だった長男が
学校にも行けて
コーチたちにも褒められて
こんなに頼もしくなるなんて
寄り添ってきてよかったと思えた瞬間だった
その一方で
「今は次男くんの方が気になる」
とも言われてしまう
ごもっともです( ´ ω ` )
手を焼いております
通い始めた頃は気に留めていなかったが
長男が落ち着いてきた今
問題がひとつ解決しようとしている今になって
次男の問題が浮き彫りになってくる
次男の場合は
衝動的乱暴や偏食
気持ちの切り替えができない など
次男については今後検査を受ける予定で
結果が出て行動するまでに時間はかかりそうだが
来年小学校に入学するまでには
支援をスタートさせたいと思っている
まとめ
運動療育を始めたこと
それをほぼ毎日続けていたことが
不登校だった長男を前向きに変化させる大きな要因となった
もちろんそれだけではない
学校や母の関わり方もカギになっている
次回は「母の関わり方」について書きます。
長くなりそ・・・
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。