1955年、ガルシア・マルケスは、広島で原爆を体験したスペイン人神父がボゴタを訪れた機会に話を聞き、その惨状を筆力で再現、「エル・エスぺクタドール」に掲載しました。
先日再現された記事
1990年、マルケスは念願だった黒澤明監督との対面を果たし、小説の映画化や原爆について語り合います。
35年前にあれだけ念の入った記事を書いたからこそ、2人の会話は熱を帯びたでしょうね。
しかも黒澤はちょうど「八月のラプソディ」の撮影中でしたから。
その時の会話の内容が「ロサンジェルス・タイムス」のアーカイブに紹介されています。
尚、日本語では『大系 黒澤明 第4巻』(講談社)で読めるようです。
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…と、マルケスと原爆のエピソードを辿っていたら、草壁久四郎氏のことが思い浮かびました。というのも、氏こそマルケスと黒澤を結び付けた方であり、しかも長崎で原爆を体験した方だったからです。
今日は改めて「草壁氏を通して原爆を身近に感じるようになった」というわが師マリオ先生の寄稿をお読みください。
そして、原爆の記憶を伝えたり、風化させないために、日本人として出来ることを共に考えていきたいと思います。
「草壁久四郎氏の思い出」
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