邦楽新曲レビュー -71ページ目

Cocco『ジュゴンの見える丘』

ジュゴンの見える丘
シンガー・ソングライター、Coccoが故郷である沖縄県限定シングル。沖縄県大浦湾に住むジュゴンに捧げられたナンバーで、環境破壊を嘆いた社会的なメッセージが心を揺さぶる。
7月にリリースされたニューアルバム『きらきら』が好調なリリースを記録しているCocco。沖縄の環境活動にも積極的に関わってきたCoccoが、沖縄限定で9/15にリリース。6月下旬、米軍の普天間代替施設建設が予定されている沖縄県名護市の大浦湾に帰ってきた2頭のジュゴンに捧げる、という同曲。大浦湾は、沖縄県辺野古に位置する、ジュゴンも生息しているという海。前々から辺野古に対してのCoccoの想いは語られていたけど、「基地で生活する人もいて、歌うことがだれかを傷つけいることは確か。」と堂々と歌う姿には感動しました。Coccoの故郷・沖縄への深い愛情は、聴く人の心を優しく包んでくれます。いろんなことに考えさせられる素敵なナンバーです。
オフィシャルのコチラでLIVE EARTHでのスペシャル映像を期間限定で公開中。

柴田淳『カラフル』

カラフル
女優としても活躍するシンガー・ソングライター、柴田淳の15thシングル。持ち味の切ないメロディはそのままに、グルーヴ感を際立たせたナンバーで、彼女の新たな一面が垣間見られる。
美しい歌声と爽やかな美貌でリスナーを魅了する柴田淳。スマッシュ・ヒットしたシングル『HIROMI』以来のシングルとなる今作は、恋愛の修羅場を歌った前作から一転、噛み締めるような幸福感溢れる繊細な気持ちを綴ったラブソングに仕上がっています。片思いの気持ちが成就した幸せな恋愛をテーマにいつもよりちょっと明るいミディアムナンバー。「♪枕元に座るクマさんがあなただった」とか、歌詞が可愛い。相変わらずのしばじゅん独特のメロディに聴き入ってしまいます。
カップリング『もうふのなか』は、誰もが抱える葛藤をストレートに描写した痛い程共感できるナンバー。しばじゅんらしい歌詞が突き刺さるんだけど、優しくソフトな歌声にそっと背中を押されます。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/7)Yahoo!動画のコチラで特集中。(~9/30)

The Phanky OKstra『TPOの黒ネコのタンゴ』

TPOの黒ネコのタンゴ(VOLEVO UN GATTO NEKO)
5人組ヒップホップグループ、The Phanky OKstraの2ndシングルは、皆川おさむの代表曲『黒ネコのタンゴ』のカヴァー。彼らの持ち味である親しみやすい詞とポップネスを踏襲した軽快なパーティ・チューンに仕上がっている。
昨年9月にリリースされたメジャーデビューシングル『Drive』が、フジテレビ「はねるのトびら」番組コーナー内「はねるのトびら×NISSANコラボレーションCM」のキャンペーン・ソングに大抜擢され話題になった、通称TPOことThe Phanky OKstra(ザ ファンキー オーケストラ)。約1年振りのニューシングルとなる『TPOの黒ネコのタンゴ(VOLEVO UN GATTO NERO)』は、69年にリリースされ、当時では異例の200万枚を越える大ヒットしたことで知られる『黒ネコのタンゴ』をHIP HOPカヴァー。当時6歳の少年、皆川おさむが歌った童謡の大名曲ですが、ファンキーなラップと絡んでます。正直、ないな…という感じ(;・∀・)原曲のサンプリングのパートしか印象に残りませんでした。
カップリング『夜心』は、ムーディーな女性コーラスが心地いいHIP HOPナンバー。
試聴はコチラです。

秦基博『青い蝶』

青い蝶(初回生産限定盤)(DVD付)
抜けのよいハイトーン・ヴォイスが魅力のシンガー・ソングライター、秦基博の3rdシングル。ライヴで人気のミディアム・チューンで、サウンド・プロデュースはaikoやYUKIらを手がける島田昌典が担当している。
スガシカオやスキマスイッチを輩出したオフィス・オーガスタから昨年デビューを果たした、注目度No.1の男性シンガー・ソングライター、秦基博のニューアルバムからの先行シングル。シンプルで飾り気のないギター・サウンドを軸とした、力強さと繊細さを合わせ持った珠玉のミッドロックチューン。うっとり優しいメロディとしなやかな歌声がマッチした絶妙な仕上がりで、ライブでも既に人気のナンバー。ドラマチックに展開されるサウンドに、ファルセットを取り入れたコーラスがグッときます。
カップリングには、ギター1本で聴かせるアコースティックライブバージョン3曲を収録。UAの98年の大ヒット曲のカヴァー『ミルクティー(Live at The Room)』、デビュー曲『シンクロ』のカップリングだった前向きで力強いメッセージが込められた『やわらかな午後に遅い朝食を(Live at The Room)』、全編セルフプロデュースによるミニアルバム『僕らをつなぐもの』に収録された『dot(Live at The Room)』を収録。『ミルクティー(Live at The Room)』がオススメです。初回限定盤には、現在までの全シングル&表題曲をパフォーマンスしたAUGUSTA CAMP 2007 LIVE映像から4曲を完全収録した超豪華特典DVD付き。待望の1stフルアルバム『コントラスト』は9/26リリース予定。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラで特集中。(~10/25)GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/7)

Perfume『ポリリズム』

ポリリズム(初回限定盤)(DVD付)
「NHK 環境・リサイクル」キャンペーンソング。バレンタイン&ホワイト・デーに続く、2007年第3弾となるシングル。ポップで軽やかなテクノ・チューンに仕上がっている。
中田ヤスタカが生み出すエレクトロでダンサンブルなトラックに乗せ、近未来的かつエキセントリックな世界観を展開する3人組テクノ・アイドルユニット、Perfume(パフューム)。今年の2月に再リリースされた1stアルバムがロングヒットしてますね。本人出演のNHKと公共広告機構の共同キャンペーンのCMソングしてお馴染みの今作は、挑戦的でキラキラなテクノ・ポップ・チューン。ポリリズムとは「一小節の中に違う拍子のリズムを同時に鳴らす」という音楽用語。実際に1分36秒あたりの間奏で取り入れられてますよ。作詞・作曲はもちろんcapsuleの中田ヤスタカ氏。
カップリング『SEVENTH HEAVEN』はイントロのピアノが悲しげなしっとりしたナンバーに仕上がってます。切なくも可愛いアイドルらしいラブソング。今までの抽象的な歌詞から、より等身大の女の子らしい世界観のある歌詞にも注目。かなり好きな2曲です。間奏を省いたバージョン『ポリリズム-extra short edit-』も収録。
試聴はコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~未定)GyaO 音楽からも。(~9/30)

竹井詩織里『documentary』

documentary
1 グッバイハロー
2 song for you
3 at eighteen
4 セツナの光景
5 ノーサイド
メジャー初のミニ・アルバム。別れと出会いの間を流れる時間を題材にした『グッバイハロー』や彼女自身が歌う理由を綴った『song for you』などを収録。
アニメ「名探偵コナン」EDテーマ『世界止めて』のヒットが懐かしいシンガー、竹井詩織里。GIZAの中で久々に好きなアーティスト。日々の中で揺れ動く心を素直に表現したというミニアルバム。北海道をイメージし、別れと出会いの間を流れてゆくさまを歌った爽やかなナンバーM1、しっとりと暗いけど歌うことへの決意を感じさせるバラードM2、ちょっとイメージとは違うメロディーラインが印象的なM3、リード曲でラブハンドルズの溝下創作曲の心安らぐ歌声に癒されるミディアムナンバーM4、竹井さんらしいボサノヴァアレンジによる松任谷由実のカヴァーM5を含む、全5曲収録。相変わらず、めっちゃ地味だけど聴き込む程に好きになります。寝る前に毎日聴いてますよ(´-ω-`)
試聴はコチラです。
追記:GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~10/28)

ET-KING『ギフト』

ギフト
5MCと1DJと1総合司会というユニークな構成のヒップホップ・グループ、ET-KINGの4thシングル。サウンド・プロデュースにNAOKI-Tを迎え、心がじんわり温かくなるようなラブソングを届けてくれる。
昨年の7月にメジャーデビューした大阪ミナミは大国町在住のハッピ7人衆、ET-KING。「明朗快活/人生泣き笑い」な入魂の1stアルバム『LOVE & SOUL』が好調のET-KINGの、スマッシュ・ヒットとなった『愛しい人へ』に続く、待望のニューシングル。力強いメロディとストリングスの音色が印象的なサウンドで綴られた、人の絆や気持ちの大切さが伝わる温かいナンバー。「♪一生忘れられないよ きっときっと こいつは宝物」なんていう臭い歌詞が印象的な、いい意味で不器用でダサいラブソングになっています。前半は貰った贈りものについて、後半は自分たちから贈りたいものについて、ストーリー性のある歌詞なので、ついつい耳が奪われます。
カップリング『涙』は、アコースティクギターの音色が印象的な熱いメッセージが込められた、スローテンポのナンバー。
試聴はコチラです。PVフル視聴はレーベルやYahoo!動画の特集で。(~10/11)

高橋瞳『強くなれ』

強くなれ
映画「包帯クラブ」EDテーマ。高橋瞳の8thシングル。天童新太の映画の原作に感銘を受け、作詞にチャレンジした、同世代の思いをストレートに表現したナンバー。
TAKUYA(元JUDY AND MARY)プロデュース作品の第4弾。宮城県在住の現役高校生シンガー、高橋瞳が同世代の不安や痛みを等身大に綴った、壮大なスロウナンバー。心地いいテンポで展開される落ち着いた曲調ですが、伸び伸びとした力強い歌声で優しく語りかけるように歌い上げています。歌詞がすごく良くて、ストレートに響きました。
カップリング『青空のナミダ-'07 Ver.-』は、ヒットシングルの新バージョン。TBS系アニメ「BLOOD+」OPテーマだった疾走感溢れるロックナンバーで、ギターサウンドが炸裂しています。この曲好きでしが、新バージョンもいいですよ。
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Kinki Kids『永遠に』

永遠に
徳永英明の提供による珠玉のバラードを収録した通算26枚目のシングル。結成10周年を迎えた彼らの、円熟味を増したヴォーカルが際立っている。
今年7/21にCDデビュー10周年を迎えたKinKi Kids。10thアニバーサリー・ベスト・アルバム『39』も大好評だったキンキの、11年目第1弾となるシングル。『永遠に』は10周年記念ソングとして制作された、徳永英明の楽曲提供による正統派の壮大なラブバラード。ウェティングソングにぴったりな内容。地味で押さえ気味ですが、じわじわと沁みる優しい曲です。ハモリが気持ちいい。
カップリング『涙、ひとひら』は堂本光一主演によるテレビ朝日系ドラマ「スシ王子!」主題歌。クールで軽快なポップチューン。初回盤には、突き抜けた高音とハーモニーが心地いい哀愁系の『夢幻ノスタルジー』、通常盤には、歌謡曲風というか昭和を感じるナンバー『旅路~you’re my buddy.~』をそれぞれ限定収録。キンキは懐かしい曲調が似合いますね。
試聴はコチラです。

倖田來未『愛のうた』

愛のうた
倖田來未の2007年第3弾シングル。愛する人への想いをストレートに表現した儚く切ないラヴ・バラードで、彼女の繊細でひたむきなヴォーカルが味わえる。
今夏の話題をさらった『FREAKY』に続く、37thシングル。今作は、ピアノとストリングスのサウンドが絡み合った壮大なサウンドに乗せて、ガラスのように繊細でひたむきな恋心を切々と歌い上げた珠玉のバラードナンバー。昨年『夢のうた』でレコード大賞が取れなかったので、そのリベンジを狙った勝負曲だそうです。まぁ、ム(ry メロディーラインの美しさを活かしたシンプルなアレンジなんだろうけど、マンネリですよね。初めて「グレーゾーン」の恋愛を歌った「思いやりながら愛したい」という想いを歌ってますが、あんまり響きませんでした。
カップリングは、フジテレビ系「世界柔道2007」応援ソングで「自分自身を信じて」というメッセージを込めたアップチューン『Come Over』、初回盤のみボーナストラックとして、STYによるタイトル曲のリミックス『愛のうた (URBAN KISS Version)』を収録。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からコメント&PVフル視聴できます。(~10/14)Yahoo!動画でインタビューを公開中。(~未定)