邦楽新曲レビュー -72ページ目

SOPHIA『青空の破片(かけら)』

青空の破片(DVD付)
TBS秋のスペシャルドラマ「ひまわり~夏目雅子27年の生涯と母の愛~」挿入歌。SOPHIAの34枚目のシングル。
彼らのライブが始まる際のSEとしてお馴染みの、シャンソンの代表曲でもあり、知らない人はいないエディット・ピアフ『HYMNE AL'AMOUR(邦題:「愛の讃歌」)』のメロディに、松岡充(vo)のオリジナルの日本語詞を乗せ、今を生きるすべての人々へ向けたメッセージソングとして生まれ変わりました。大胆にアレンジしたドラマティックなナンバー。日本では越路吹雪が歌ったバージョンが何世代にもわたって愛され続けているので、かなり難易度が高いです。ということで、個人的には微妙です(;・∀・)『愛の讃歌』は生前、夏目雅子が最も愛したシャンソン曲でもあり、収益は「夏目雅子ひまわり基金」へ寄付されるとのこと。
PV視聴は特集ページで。GyaO 音楽の特集からもPV視聴できます。(~10/13)

樹海『こもりうた/ヒメゴト』

こもりうた/ヒメゴト
男女2人組ユニット、樹海の通算5枚目となるシングル。テレビ朝日系「恋愛百景」EDテーマ『こもりうた』と、映画「真・女立喰師列伝」主題歌『ヒメゴト』を収録。
力強さとナイーヴさを兼ね備えたヴォーカリスト・愛未とその世界観をサウンドで表現する出羽良彰によるユニット、樹海。DAIを彷彿される凛とした強さを感じるヴォーカルとサウンドがけっこう好みです。初のダブルタイアップ&両A面。『こもりうた』は、バンドサウンドが新鮮な女の子の感じる幸せと切なさという等身大の恋愛を見事に表現した王道のミディアム・ナンバー。艶かな歌声が心地良くて優しい。感情が押し流れてくるようなナンバーで、グッときます。
『ヒメゴト』は、一転してアグレッシヴなロックナンバー。世界の押井守監督最新作となる異色オムニバス映画の主題歌に抜擢。今までの樹海にないワイルドな歌い方が印象的。PVも押井監督が総監修してるそうです。
試聴はiTSで。ORICON STYLEBARKSでPVフル視聴できます。
追記:Yahoo!動画(~10/17)、GyaO 音楽(~10/7)からも。

平井堅『fake star』

fake star
明治製菓「Fran[アロマティエ]」CMソング。平井堅の2007年第3弾シングルは、グルーヴィなヴォーカルが最大限に活かされた作風で、彼の魅力が凝縮されたアップ・テンポのナンバー。
『哀歌(エレジー)』『君の好きなとこ』に続く、2007年3枚目となるシングル。久々のディープなファンクチューンとなる今作は、エリカ様出演のCMソングとしてお馴染みですね。個人的にあのCMは大ッ嫌いなんですが、曲は好き。2005年に大ヒットしたシングル『POP STAR』のダーク・サイドとも受け取れる、スリリングな詞世界で展開するアッパーな打ち込みサウンドが響くナンバー。黒っぽいR&B色が強めで、エロティックなムード満点のつぶやくようなクールでセクシーなヴォーカルが印象的です。セクシュアリティをテーマに徹底的に向き合ったPVは悩ましい仕上がり。
カップリング『fake star~Ken's swingin' jazz~』は、ビートが効いたタイトル曲とは対象的な生音のピアノが響くジャズアレンジ。歌い方が違うので聴きごたえがあります。また、遊び心溢れる『POP STAR』とのMASH UPナンバー『POP STAR×fake star(MASH UP version)』も収録。
試聴はコチラです。Yahoo!動画のコチラでPVフル視聴できます。(~10/4)

misono『挫折地点』

挫折地点(DVD付)
2007年の活動テーマである「ダンス&ロック」を掲げて発表される3連続シングルの第1弾。ストレイテナーの日向秀和をプロデューサーに迎えた本作は、「ロック」の部分に光を当てた新境地を思わせるサウンドが楽しめる。
misonoのニューシングルは、ART-SCHOOL、ZAZEN BOYSにも在籍していたストレイテナーのベーシスト、ひなっちこと日向秀和による初プロデュース曲。テナーファンの私としては、思わず「ひなっち何してんの?」とツッコみたくなりました(;・∀・)ソリッドなギター・サウンドが心情を掻きむしる重厚かつ繊細なロックナンバーに仕上がってます。アグレッシブなバンド・サウンドで繰り広げられるキャッチーなメロディに乗せ、パワフルなヴォーカルを披露。誰もが経験するであろう挫折感という「形となり残る痛み」を感じて強くなろうとポジティブに歌い上げてます。これってダイエット企画に挫折したということなんでしょうか (;゚д゚)ァ
カップリング『black & white ~黒いサングラスかけた日から~』もひなっちの作曲による、テナーぽいダークでオルタナティブなロックナンバー。ミディアムスローの重厚なサウンドの中にmisonoの突き抜ける歌声が響きます。ひなっちのベースがカッコよくて、シビれます。タイトル曲ではmisonoにイマイチ納得してない自分がいて、冷静に判断できなかったんですが、カップリングは好きです。そういや、お姉ちゃんと同日リリースって初めてですね。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~9/16)

真心ブラザーズ『きみとぼく』

きみとぼく
黄金コンビによる33枚目のシングル。真心ブラザーズらしい「ありのまま」のメッセージが胸に響く大人な珠玉のラブ・ソング。
作詞・作曲桜井秀俊、編曲をCHOKKAKUという、これまで『ENDLESS SUMMER NUDE』『Dear,Summer Friend』等の名曲を誕生させた黄金コンビによる2007年第1弾となる待望のニューシングル。タイトル通りの歌い出しで始まる、胸キュンの優しいナンバー。真心らしいソウル感溢れるサウンドながら、爽快で色鮮やかなキラキラ感のあるポップな仕上がり。
カップリングは、98年にリリースしたシングル曲のセルフカヴァーとして男・桜井が熱唱した注目のバージョン『(男・桜井が歌う)BABY BABY BABY』。YO-KINGのアレンジによって生まれ変わり、中島美嘉の『ALL HANDS TOGETHER』かと思ったぐらいピアノとクラップの音が印象的な、ニューオリンズ的な曲に仕上がってます。YO-KINGのヴォーカルとはまた違う趣のある味わい深い1曲。
試聴はコチラです。
今回から9/12以降のリリース曲になります。

OCEANLANE『Castle in the air』

Castle in the air
1 Ride The Wave
2 Walk Along
3 Ivory Serenade
4 Fighter Pilot
5 Get Back
6 Name
7 Absent In The Spring
8 Bittersweet Ending
9 Let's Roll
10 Last Call
11 Good Night My Blue Sapphire
12 Tell Me Why
エモーショナル・ロック・バンド、OCEANLANEの3rdフル・アルバム。特徴的な哀愁のメロディを活かしながらも、ポジティヴなメッセージを詰め込んだドラマティックな一枚。
日本エモーショナルロックの最高峰、OCEANLANEの約2年ぶりとなるニューアルバム。セルフプロデュースとなる今作は、骨太なロックでありながら、美しいハーモニー、心に沁みるメロディを存分に聴かせてくれます。ギターフレーズとメロディアスなメロディにグッとくるM1、先行シングルとなったポップで清々しいM2、メロディを活かすアレンジのキレが抜群のM3、アルバムの中で1番アグレッシヴでパンクロックなM5、コーラスが印象的なしっとり聴かせるミディアムナンバーM6とM7、叙情的なイントロから一気にエモーショナルなサビでハジけるM10、カップリングだった切なくもポップなM12を含む、全12曲を収録。1stアルバム『On my way back home』の繊細で叙情的なサウンドと、2ndアルバム『Kiss & Kill』の勢いのあるロックなライブ映えするサウンドをバランスよく融合し、無駄を省いた磨きぬかれた1枚になっています。過去2枚のアルバムも大好きですが、より軽くてポップで、キャッチーな口ずさめる曲が揃ってます。どの曲もどツボで、お気に入り。尚、同日には1stアルバム『On my way back home』にボーナストラックとして、2004年に発売されたシングル『Out Of Reason』に収録されていた『All You Miss』と『Answer To This Flower』の2曲を追加収録して再リリース。
試聴はコチラです。コチラで2曲のPVフル視聴ができます。BARKSでも『Walk Along』をフルで公開中。

吉井和哉『Hummingbird in Forest of Space』

Hummingbird in Forest of Space(DVD付初回限定盤)
1 Introduction
2 Do The Flipping
3 Biri
4 シュレッダー
5 上海
6 ルーザー
7 ワセドン3
8 Pain
9 Shine and Eternity
10 バッカ
11 Winner(Album Version)
12 マンチー
13 雨雲
元ザ・イエロー・モンキーの吉井和哉がソロとして発表する4作目のアルバム。ロサンゼルスで完成させた連続リリース・シングル3曲を含め、彼のロックンロール美学が凝縮された作品集となっている。
先行シングル3曲、そして初プロデュースに挑んだPUFFYの『くちびるモーション』など、2007年の勢力的なリリース&楽曲制作を受けて完成したニューアルバム。クールなイントロM1から始まり、ダークな世界観にゾクゾクするM2、ダンスビートを軸にしたノリのよい70年代風のアレンジが効いたナンバーM3、シングルでエモーショナルなロックバラードM4、カップリングに収録されたエルビス風バージョンとは一味違うモータウン調のM5、力強いギターサウンドが印象的なM6、森に住んでる妖精?ワセドンを歌ったシュールで暗ーいM7、ビート感のあるセクシャリティなロックナンバーM8、アルバムで聴くとやたら爽やかに感じるM9、異色のクリスマスソングM10、シングルで映画「GOAL!2」日本語吹替版テーマソングM11、カップリングのエロくて気だるいファンキーナンバーM12、柔らかいサウンドに生々しい感情が表現されたM13と、バラエティーに富んだ全13曲を収録。シングル以外ではM2、M3、M8がお気に入り。
試聴はコチラです。Yahoo!動画GyaO 音楽の特集からPVフル視聴できます。(~9/24)

orange pekoe『キラキラ』

キラキラ(初回生産限定盤)(DVD付)
2005年の『空の庭』以来となるorange pekoeのシングル。フィリー・ソウル風のストリングスやエスニック楽器を取り入れており、聴く者をポジティヴなオーラで包み込んでくれる。
ジャズやボサノヴァをポップに昇華させたサウンドで幅広い人気を集めるorange pekoe。約2年ぶりのシングルとなる今作は、オレペコ第2章のスタートを飾るに相応しい70年代フィリー・ソウル風ストリングスやダブなどのエスニック・フレイバーが散りばめられたポップ・ナンバー。オーガニックなグルーヴと躍動感溢れるサウンド、弾ける歌声が印象的な、ソウルフル&ダンサブルなナンバーになってます。キラキラした気持ちが表現されたポジティブな歌詞が心を晴れやかにしてくれます。耳馴染みが良くて、サラッと聴けますよ。
カップリング『おくりもの』は、優しい気持ちになるハートウォーミングなメロディ、誰もが共感するシンプルでストレートなメッセージのミディアムナンバー。藤本さんのアコースティック・ギターと涼しげなフルートが印象的。
試聴はコチラです。GyaO 音楽からPVフル視聴できます。(~9/30)

Baby Boo『Walk』

Walk
デビュー6年目に突入した実力派ヴォーカルグループ、Baby Booの通算12枚目となる待望のシングル。等身大の歌詞と徒歩のリズムが自然体で心地よく、5人の声が1つになったボーカルがとても新鮮。
2005年に『一歩ずつの勇気』がKit Katとのコラボ盤でリリースされた男性5人組のヴォーカルグループ、Baby Boo。今作は、前向きなメッセージが優しく背中を押してくれるようなミディアムナンバー。美しいハーモニーに包み込まれる爽やかな曲です。いい曲だけど、SMAPが歌ってそうな感じ。
カップリングは、彼らの王道である切ないラブソング『情熱』と恒例となる洋楽のカヴァーでミニー・リパートンの名曲『Lovin You』をアカペラで収録。
試聴はコチラです。あっ!とおどろく放送局のコチラでPVフル視聴できます。(~10/9)

SOUTH BLOW『Flag』

Flag(初回限定盤)
サポート・ドラマーを務めていた寺本英司が正式メンバーとして加入し、新たなスタートを切ったSOUTH BLOWの通算4枚目のシングル。同世代の若者に強く訴えかける等身大の言葉とストレートなメロディが魅力。
2006年4月にメジャーデビューを果たし、再び4人組となったロックバンド、新生SOUTH BLOWの約10ヵ月ぶりとなる待望のニューシングル。誰もが心に抱く不安や迷いにとらわれることなく、「自分自身」という旗を掲げ、夢や希望を追い求める為に、勇気とともに前に足を踏み出そうという力強いメッセージが込められた応援ソング。『愛のうた』をリリース後、自分たちの進む音楽の方向性で悩んでいたという、これから再始動する自身のバンドも奮い立たせる渾身のナンバーとなっています。
カップリングは、ちょっぴりセンチでポジティブなメッセージが込められたキャッチーな爽快ポップ・ロック・ナンバー『また逢う日まで』を収録。10/24に2ndアルバム『Shine』をリリース予定。
試聴はコチラです。Yahoo!動画の特集でPVフル視聴できます。(~11/30)GyaO 音楽からも。(~9/30)